16Jul
[最終更新日]2024/08/17
こんにちは、伊庭和高です。
「自信がないのに自信があるふりをしてしまう」
年齢や性別を問わず、
こうした相談はよく寄せられます。
自信ありげに振る舞うことで、
自分を偽ってしまうのです。
一時的には上手くいくことがあっても、
長い目で見ればデメリットばかりで、
次第に疲れ果ててしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自信がないのに自信があるふりをしてしまう心理背景を解説します。
その上で現状を好転する方法を、
独自の視点からお伝えします。
目次
自信がないのに自信があるふりをするのはなぜ?
自信がないのに自信があるふりをするのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
1つずつ解説していきます。
周りの目を気にしている
「あの人にどう思われるのか…」
「評価が下がったらどうしよう…」
「良く見られないと…」
この様に周りの反応や評価を気にすると、
自信があるふりをしがちになります。
周りの目を気にして自分を偽り、
本来の自分をさらけ出せなくなるのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で行動してしまいます。
これでは周りの目を気にし続け、
どこかで疲れてしまいます。
承認欲求を満たしている
心理学には承認欲求という言葉があります。
自信があるふりをしていれば、
評価してもらえたりかまってもらえるかもしれません。
自分の承認欲求を満たすために、
自信がある様に振る舞う人もいるのです。
たとえるなら、栄養ドリンクを飲んでいる状態。
自信があるふりをすることで、
周りから褒めてもらえたり認めてもらえるので、
栄養を補給できるのです。
ですが周りの反応は周り次第なので、
いずれ栄養ドリンクの効き目は切れてしまいます。
自分の弱みを気づかれない様にしている
知られたくないことや、
自分でも認識している弱みがあると、
自信があるふりをして隠そうとします。
自信があるように振る舞っていれば、
ネガティブな一面を隠せると思っているのです。
ただし本来の自分を見せられないので、
深く人間関係を築くことができなくなります。
「この人は何か隠しているのでは?」
「信用できないな…」
この様に思われれば信頼を失いますし、
広く浅い関係しか築けなくなるのです。
自信がないのは周りにバレている
自信がないのに自信があるふりをしても、
実は周りは気づいています。
「無理して自信があるふりをしている」
「本当は自信がないんでしょ?」
この様に、自信がないのはバレてしまうのです。
自分が思っている以上に、
周りは自分のことを見抜いています。
一瞬で見抜かれることもあれば、
時間をかけて見抜かれることもあります。
要するに、どこかで必ずボロが出るのです。
すべての悩みの原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
詳細は無料メール講座でもお伝えしていますが、
自信があるふりをしまうのも、
自分に自信がないからです。
自信があれば自分を素直にさらけ出せます。
周りの目を気にしていたり、
承認欲求を満たそうとしたり、
弱みを気づかれない様にするのも、
自信のなさが背景にあります。
自信があるふりを続けても、
本当の意味で自信は持てないのです。
現状を放置するとどうなるか?
自信があるふりを続けていれば、
評価が得られたり認められたりと、
一時的には上手くいくこともあるでしょう。
ですが長い目で見れば必ず壁に直面します。
自信がないのを相手に見抜かれ、
信頼を失ってしまうのです。
仕事でもプライベートでも、
どこかで大きな問題が発生します。
あるいは自信があるふりをすることに、
自分自身が疲れてしまうこともあります。
自信のなさと向き合いながら、
現状を根本的に変えていく必要があるのです。
自信があるふりをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
自信があるふりをやめる方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状を今から好転できる様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初に取り組むのは、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
自信があるふりをしてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考えることの9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
周りの目が気になったり、
承認欲求を満たそうとしたり、
弱みを気づかれるのを怖がるのも、
頭の中で考えている時です。
そして頭の中で考え過ぎてしまい、
つい自信がある様に自分を演じてしまいます。
どんな気持ちでも大丈夫です。
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけます。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
自信があるふりをしてしまう人ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かのことを考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければならない」
「してあげる」
「して欲しい」
たとえばこれらの言葉は、
自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。
相手のことを考えるからこそ、
自信がある様に自分を演じてしまいます。
先ほどもお伝えしている様に、
行動基準が他人軸になっているのです。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちなのも、
自信があるふりをしてしまう人の特徴です。
「私はどうすればいいの?」と考え、
答えを周りに求めてしまうので、
周りから見て自信がある自分を演じてしまいます。
「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、
自信があるふりをやめるために不可欠です。
自信があるふりを続けていると、
どこかで限界を迎えてしまいます。
仕事や人間関係が上手くいかなくなり、
生きづらさを感じるでしょう。
自分の人生の主人公は自分自身なのに、
自分の人生を生きている実感が持てなくなるのです。
自信があるふりをしてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
現状を好転していきましょう。
偽りの自分ではなく、
本来の自分で生きていくことができます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。