21Jan
[最終更新日]2025/01/23
こんにちは、伊庭和高です。
抑圧した感情を解放しようと、
自分と向き合っている人は多いです。
感情を解放することで生きやすくなり、
自分らしさもわかる様になります。
その一方で過去の私も経験したのですが、
どんな感情を抑圧しているかわからず悩んでいる人も多いです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
抑圧した感情との向き合い方を解説します。
目次
なぜ抑圧した感情がわからないのか?
抑圧した感情がわからない背景には、
4つの原因があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
感情を抑圧するのが癖になっている
普段から感情を抑え込むのが癖になっていると、
そもそも何の感情を抑圧しているかがわかりません。
抑圧しているのが普通の状態なので、
いざ感情を解放しようと思っても出てこないのです。
「そもそも何を感じているかわからない」
「感情を出してるつもりなんだけどな」
こうした気持ちを抱きながらも、
感情を抑圧し続けてしまうのです。
周りの目を気にしている
「あの人にどう思われるのか」
「嫌われたらどうしよう」
「怒られない様にしないと」
この様に周りの目を気にする人ほど、
感情を抑圧しがちになります。
自分の気持ちを脇に置いて、
周りにどう思われるかを優先するのです。
言いたいことを我慢したり、
周りに合わせる場面も増えるでしょう。
その結果、抑圧した感情がわからなくなるのです。
感情を解放しようと思っても、
無意識に周りの目を気にしてブレーキを踏んでしまうこともあります。
完璧主義
「まだ感情が出てきていない」
「十分に感情が出せていない」
この様に完璧主義の傾向がある人は、
抑圧した感情がわからなくなりがちです。
たとえ感情を少しずつ解放できても、
まだ十分ではないと思い込んでしまいます。
完璧さを求めるのは否定しませんが、
完璧主義まで行くのはやりすぎです。
食べすぎや飲みすぎと同じ様に、
何事もやりすぎると反動が出ます。
感情が出てくるのが怖い
感情を抑圧しているのには理由があります。
感情を抑圧することで、
周りと上手くやっていけたり、
評価されることもあるでしょう。
嫌われたり怒られたりせず、
自分を守ることもできたかもしれません。
抑圧した感情を解放しようとすると、
無意識に感情が出てくるのを怖がってしまうことがあります。
「感情が出てきたら取り乱してしまうのでは…」
「感情が出てきて涙が流れたらどうしよう…」
不安や怖れによって、
感情の解放にブレーキがかかってしまうのです。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
抑圧した感情がわからなくなっているのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば感情を抑圧しませんし、
抑圧した感情も素直に受け止められます。
一方で自信がないから感情を抑圧し、
抑圧した感情がわからなくなってしまいます。
先ほど紹介した4つの原因も、
自信のなさが背景にあるのです。
幼少期の記憶も影響している
私たちの自信のなさは、
幼少期の記憶も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいませんし、
感情を抑圧する人もいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できています。
ですが大人になるにつれ少しずつ、
自信を失い感情を抑圧し始めます。
また私たちの自信のなさは親との関係で形成されます。
私たちが生まれて一番最初に接するのが親です。
親と関わる中で生まれた自信のなさが、
その後の人生にも影響を与えるのです。
「親の前では感情を抑圧していた」
「親の目を気にしていた」
「良い子を演じていた」
「親も感情を抑圧しがちだった」
たとえばこうした場合だと、
子供にも影響が及びます。
ただし冷静に考えてみれば、
生まれた時から感情を抑圧していた人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも今から感情を解放できます。
抑圧した感情を解放する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
自分と向き合い現状を変える方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
抑圧した感情を解放できる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
感情を抑圧している人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
感情を心の中に押し込めてしまいます。
先ほど紹介した4つの原因も、
頭の中で考えている時に起こりがちです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
感情を抑圧してしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
周りに流されたり振り回されてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっています。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちな人も、
感情を抑圧しがちな傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けているので、
いつまでも自分で結論を出して行動できないのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
感情を解放するために不可欠です。
感情を抑圧したままでは、
幸せな毎日は訪れません。
仕事でもプライベートでも、
同じ様な悩みを繰り返したりストレスも溜まります。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状を今すぐ変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。