menu

幼少期のトラウマの治し方3選!大人になってからの影響を手放す

[最終更新日]2024/03/26

こんにちは、伊庭和高です。

 

幼少期のトラウマに悩む人は、

年齢や性別を問わずいます。

 

大人になってからも思い出し、

仕事や人間関係に影響が出るのはつらいです。

 

過去に起こった出来事は変えられませんが、

今から自分の人生を変えることはできます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

幼少期のトラウマに影響を受けず生きる方法を解説します。

 

幼少期のトラウマの治し方

 

これから紹介する3ステップを、

意識して実践してみてください。

 

3ステップを通して自分の気持ちを受け止める中で、

幼少期のトラウマに影響されずに過ごせる様になります。

 

ステップ1:自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップが、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

過去のトラウマを引きずってしまう人は、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブ思考が強まれば、

その分だけトラウマを思い出しやすくなります。

 

モヤモヤした気持ちが増大し、

過去のトラウマに影響を受け続けてしまうのです。

 

どんな気持ちでもかまいません。

言葉に出してはいけない気持ちはありません。

 

独り言をブツブツとつぶやく様に、

自分の気持ちを声に出し受け止めることが、

幼少期のトラウマを手放す第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのも効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみと意識して関わることで、

自分の気持ちを受け止めやすくなります。

 

ステップ2:「本当はどうしたかったのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけます。

 

もちろん過去の出来事は変えられません。

 

ですが私たちは過去の出来事ではなく、

そこで生じた感情に影響を受けています。

 

つらかったり悲しかったり恨んでいたりと、

ネガティブな感情を大人になっても引きずるのです。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけると、

過去の感情が出てきやすくなります。

 

過去の感情を1つずつ受け止める中で、

次第に自分の気持ちが整理されるのです。

 

ステップ3:「これからどうしたいのか?」と問いかける

そして過去のことを振り返った後は、

これから先の未来へ意識を向けます。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかけましょう。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身です。

 

過去のトラウマに悩まされる人は、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは誰かのことを考えている時に、

頭に浮かびやすい言葉です。

 

あるいはトラウマに悩まされる人は、

「どうしたらいいのか?」と考えがちです。

 

「私はどうしたらいいの?」という様に、

答えを周りに求めてしまうので、

いつまでも結論が出ず苦しむことがあるのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

過去のトラウマを手放すために不可欠です。

 

自分がしたいことに気づき、

日々の中で1つずつ行動に移すことで、

トラウマの影響を受けずに生活できる様になります。

 

なぜ幼少期にトラウマが生まれるのか?

幼少期のトラウマの治し方を、

ここまで解説しました。

 

それでは一体なぜ、

幼少期にトラウマが生まれるのでしょうか?

 

幼少期のトラウマでよく聞くのが、

親との関係です。

 

親と関わる中でトラウマが生まれ、

大人になった今も悩んでいることがあります。

 

あるいは学校生活でトラウマが生まれ、

大人になってからも悩まされるケースがあります。

 

私はよく、すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

自分にも自信のなさはありますし、

親や友達や先生にも自信のなさはあります。

 

つまり親や友達や先生など、

周囲の自信のなさのとばっちりを、

自分自身が受けてしまうのです。

 

たとえば世間体を気にして、

親が習い事や進路を決めてしまうこともあります。

 

これは世間体を気にする親の自信のなさの影響です。

 

あるいは自分が厳しく育てられた反動で、

子供にも厳しく当たってしまうこともありますが、

これも親の自信のなさです。

 

もし学校生活でトラウマが生まれたのであれば、

支配欲求の強い友達がいたり、

友達の家庭環境のストレスのとばっちりが、

目の前の自分に飛んできた可能性もあるのです。

 

相手を変えることはできない

とはいえ相手を変えることはできません。

 

これは人間関係すべてに言えますが、

相手を変えることはできないのです。

 

言いなりにしてきた親を恨んだり、

友達に変わって欲しいと思っても、

いつまでも現状が好転せず苦しいだけです。

 

だからこそ、自分が変わることに意識を向けましょう。

 

自分が変わることは、

自分の気持ち次第でいつでもできます。

 

確かに周囲の自信のなさの影響を受けてきましたが、

大人になった今も影響を受けているなら、

自分の自信のなさが原因でもあります。

 

たとえば本来は自分で決断して良いのに、

親のことが気になってしまうのも、

自分の自信のなさが原因でもあるのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

転職したり付き合う相手を変えても、

悩みは形を変えて繰り返されます。

 

仕事や恋愛や夫婦関係などで、

影響が出続けてしまいます。

 

つまり環境を変えても自分が変わらないと、

新たな場所でも同じ悩みに直面するのです。

 

幼少期のトラウマに悩む状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

ただし幼い頃は誰でも、

自分の気持ちに素直に振る舞えていました。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張していたのです。

 

幼少期のトラウマに苦しむ状況も、

冒頭で紹介した3ステップを繰り返し実践することで、

今から変えることができます。

 

自信のなさと向き合いながら、

3ステップを実践してみてください。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。