7May
[最終更新日]2024/05/07
こんにちは、伊庭和高です。
子育てについての相談は、
私の元によく寄せられます。
「子供の前で泣いてしまう」という悩みも、
意外と多くの方が抱いているのです。
自分では気をつけているのに、
つい子供の前だと泣いてしまう状況は、
できる限り早く改善することが必要です。
子供にも悪影響が及びますし、
自己嫌悪の気持ちも強まるでしょう。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
子供の前で泣くのをやめる方法をお伝えします。
なぜ子供の前で泣くのか?
子供の前で泣いてしまうのは、
溜め込んだストレスが爆発したからです。
子育てで疲れ果てていたり、
言いたいことを我慢していたり、
周りの目を気にしていたりと、
日々の生活で溜め込んだストレスが、
涙と一緒にあふれ出している状態です。
子供の言動を見て泣いてしまうこともあれば、
ひと息ついた時に涙が流れることもあります。
もちろん嬉し涙であれば話は別ですが、
涙が流れるのは、ストレスが溜まっている証拠とも言えます。
心の便秘です
私はよく、「心の便秘」という表現を使います。
体の便秘と同じで、
心の便秘も苦しいです。
普段からイライラやモヤモヤを溜め込み、
心の中が便秘状態になっているのです。
そして涙を流すことで、
心の便秘が解消されています。
とはいえ涙を流したところで、
ストレスを感じる原因は解決していません。
一時的に便秘が解消されても、
次第にまた便秘になってしまいます。
マイナスとゼロを往復するかの様に、
いつまでも苦しい状態が続きます。
子供の前で泣くとどうなるのか?
「子供の前で泣くなんて情けない…」
「何だか子供に申し訳ない…」
子供の前で泣いている自分が、
嫌に感じてしまうかもしれません。
あるいは子供にも変に気を使わせてしまうかもしれません。
「自分がいるのがいけないのか…」
「親を悲しませているのか…」
この様に子供が思い込めば、
成長する中で悪影響も与えるでしょう。
子供の前で泣く状況を放置しても、
幸せな未来は待っていないのです。
悩みの根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
子供の前で泣いてしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば子供の前で泣くこともなくなります。
自分で自分の気持ちを立て直せたり、
ストレスを心の中で溜め込まなくなります。
ですが自信のない状態だと、
イライラやモヤモヤを心の中で溜め込み、
限界を迎えた時に泣いてしまいます。
子育てを始めてから自信がなくなる人もいれば、
これまでの人生で自信が持てなかった人もいるでしょう。
子供の前で泣くのを何度か繰り返しているならば、
自信のなさと向き合い現状を変えていく必要があります。
子供の前で泣くのをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
子供の前で泣くのをやめる方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
悩みを抱える現状を今から変えられる様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法は、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
子供の前で泣いてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出せていません。
声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の、
9割がネガティブな内容だと言われています。
ストレスを感じているのも、
決まって頭の中で考えている時です。
まとまっていなくて大丈夫ですし、
どんな気持ちでも大丈夫です。
頭に浮かんだ言葉を実況中継する感覚で、
ブツブツと声に出してみてください。
そしてここでのポイントは、
「まず自分で声に出すこと」
家族や友人など、
いきなり周りに声に出さないでください。
確かに自分の気持ちを吐き出せば、
その瞬間はスッキリするでしょう。
ですが聞かされた相手は、
嫌な気分になるかもしれません。
「何度も同じ話を聞かされるのは辛い…」
「いい加減、自分で解決して欲しい…」
相手にこの様に思われてしまえば、
関係が悪化することもあります。
何より相手に気持ちを吐き出しても、
一時的なガス抜きにはなっても、
根本的な解決につながらないことが多いです。
独り言をブツブツとつぶやく様に、
まず自分で声に出すことを続けると、
子供の前で泣く前に気持ちを整理できる様になるのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみと関わるほど、
自分の気持ちを安定させやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
子供の前で泣いてしまう時ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かのことを、
先に考えているのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらの言葉は、
自分を主語に問いかけておらず、
自分以外の誰かを先に考えています。
周りにどう思われるかを気にしたり、
世間体が気になったりと、
周りありきで考え込んでしまいます。
またメンタルが不安定になる時ほど、
「どうすればいい?」と考えがちです。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けてしまうので、
いつまでも悩みが解決しないのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
子育ての悩みを解決するために不可欠です。
子供の前で泣いてしまう状況は、
時間が解決してくれるとは限りません。
自分自身もつらくなってしまったり、
子供に悪影響を与えてしまったりと、
良いことはありません。
子供の前で泣いてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
今から現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。