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インナーチャイルドの原因は幼少期にある!克服法は3ステップ

[最終更新日]2023/05/31

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はインナーチャイルドについて取り上げます。

 

インナーチャイルドに関する相談は、

私のもとにもよく届きます。

 

インナーチャイルドが癒せないと悩み、

日常生活に影響が出ている人もいます。

 

そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

インナーチャイルドの原因と克服法を解説します。

 

インナーチャイルドとは何か?

心理学の分野において、

インナーチャイルドとは何か?

 

実はインナーチャイルドの類義語に、

「ワンダーチャイルド」があります。

 

インナーチャイルドとは「内なる子供」

ワンダーチャイルドとは「自由な子供」

 

どちらの言葉も解釈は諸説ありますが、

心理学的にもう少し補足すると、

子供時代の記憶や感情のことを現します。

 

子供時代に自由に振る舞えていた記憶や感情。

これがワンダーチャイルドです。

 

一方で自分の気持ちを抑えてしまったり、

悩み苦しんだ記憶や感情。

 

これをインナーチャイルドと言います。

 

インナーチャイルドがネガティブな影響をもたらす

つまりインナーチャイルドとは、

子供時代から自分の気持ちを抑えたり、

悩み苦しんだ記憶や感情のこと。

 

ネガティブなものなのです。

 

子供時代に受けたネガティブな影響が、

大人になっても影響を及ぼしているのです。

 

何かに挑戦する時、

友達や同僚や恋人と関わる時など、

さまざまな場面でネガティブな影響を思い出してしまいます。

 

「自分らしさ」という言葉がありますが、

インナーチャイルドの影響を受け続けると、

自分らしい人生を歩めないのです。

 

しかも私たち人間は大人になるほど、

周りにどう見られるかを気にする様になります。

 

これは発達心理学の分野で言われているのですが、

周りを気にすれば自分の気持ちを出しにくくなります。

 

ただでさえ自分の気持ちを抑えやすくなるのに、

インナーチャイルドの影響も受けてしまえば、

余計に自分を抑えて日々を過ごすことになります。

 

インナーチャイルドの原因は幼少期にある

先ほどもお伝えした様に、

インナーチャイルドの原因は幼少期の経験にあります。

 

私たちが生まれた時は、

誰もが自分らしく振る舞えていました。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張していました。

 

そして私たち人間にとっては、

親との関係ですべての人間関係のスタートです。

 

実は親との関わりがインナーチャイルドに大きな影響を与えるのです。

 

「親の顔色を伺っていた」

「親に怒られることが多かった」

「親がネガティブに考えがちだった」

「親の目を気にして良い子を演じていた」

 

たとえばこうしたケースだと、

インナーチャイルドが生まれやすくなります。

 

その後の人生にもマイナスの影響を与えてしまうのです。

 

今もインナーチャイルドが癒せない原因は自信のなさ

確かに子供時代の経験でインナーチャイルドは形成されます。

 

ですが生まれた時は誰でも自分らしく振る舞えていました。

 

生まれながらの性格ではなく、

後天的に身についたものなので、

誰でもインナーチャイルドを克服できます。

 

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

今もインナーチャイルドが癒せていないなら、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

もし自信のある状態で生きていれば、

インナーチャイルドの影響を乗り越えていけます。

 

たとえインナーチャイルドが出てきた時も、

自分と向き合い行動に移していけるのです。

 

ですが自分に自信が持てていないと、

インナーチャイルドの影響を受け続けてしまうのです。

あるいは自信が持てていないと、

インナーチャイルドに悩まされる原因を他者に求めてしまいます。

 

「こんな状況になったのは親のせいだ」

 

たとえばこの様に親のせいにしても、

現状は一向に変わりません。

 

もちろん親にも原因はあるでしょうが、

親を変えることはできません。

 

自分の人生を生きているのは、

他でもない自分自身です。

 

自信のなさと向き合い行動することで、

インナーチャイルドは克服できます。

 

なお私は、自分のインナーチャイルドの悩みのレベルを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

インナーチャイルドの影響を受けている度合いが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

インナーチャイルドの克服法3ステップ

 

ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、

インナーチャイルドの克服法を解説します。

 

3ステップになっており、

順番に実践することで変化を実感できます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップは、

自分で自分の気持ちを声に出すことです。

 

インナーチャイルドに悩まされる人は、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず頭の中で考え続けているのです。

 

私たち人間は頭の中で考えていることの、

約90%がネガティブな事柄だと言われています。

 

つまり頭の中で考えるほど、

ネガティブな気持ちが増大してしまうのです。

 

自分の気持ちを抑え込み、

インナーチャイルドが癒せない状況が続いてしまいます。

 

どんな気持ちでも構わないので、

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

インナーチャイルドを克服する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみと意識して関わるのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみと意識して関わることは、

インナーチャイルドを癒すことにも役立ちます。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出したら、

「本当はどうしたかったのか?」と自分に問いかけます。

 

インナーチャイルドは過去の経験で形成されます。

 

過去のネガティブな感情を受け止める上でも、

「本当はどうしたかったのか?」という問いかけが大事です。

 

過去の出来事は変えられませんが、

過去から引きずっている感情を手放すことはできます。

 

「どうしたかったのか?」と問いかけ、

抑え込んできた気持ちを1つずつ受け止めていきます。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「これからどうしたいのか?」と問いかけることです。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけ、

過去からの気持ちを1つずつ受け止められたら、

これから先の未来に意識を向けます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分を主語にして問いかけることで、

自分が本当に望む選択ができます。

 

インナーチャイルドの影響を受けている時ほど、

「どうしたいのか?」と問いかけていません。

 

自分よりも先に周りのことを気にして、

自分の気持ちを抑え込んでしまうのです。

 

あるいは過去のことばかりにとらわれ、

未来のことを考えられていないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

インナーチャイルドの克服に不可欠です。

インナーチャイルドの影響を受け続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

過去の記憶にも影響を受け続けますし、

どこか窮屈な日々を過ごしてしまいます。

 

自信のなさと向き合いながら、

3ステップを繰り返し実践することで、

インナーチャイルドは克服できます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。