16Jul
[最終更新日]2024/07/16
こんにちは、伊庭和高です。
子育てに関する相談は、
定期的に私の元に寄せられます。
今回のテーマである、
「子供に優しくできない」という悩みも多いです。
自分の子供なのに優しくできず、
そんな自分を自己嫌悪してしまうのは苦しいです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
子供に優しくできない原因と改善策を解説します。
目次
子供に優しくできない原因
子供に優しくできない背景には、
大きく4つの原因があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
言うことを聞いてくれないから
自分の言うことを聞いてくれなかったり、
思い通りにいかないと悩んでいると、
子供に優しくできません。
むしろキツく当たったり、
怒ってしまうことが増えるのです。
特に子供が小さいほど思考力が発達しておらず、
予想外の行動をとるでしょう。
その度にイライラもやもやし、
子供に優しくできなくなってしまいます。
ストレスが蓄積しているから
仕事や家事育児など、
日々のストレスが蓄積している場合は要注意。
ストレスフルな状態で子供と接しても、
優しくできないのです。
私はよく「心の便秘」という言葉を使いますが、
ストレスが蓄積しているのも心の便秘です。
便秘はいずれ解消されますが、
決して健康的なものではありません。
ストレスが爆発してしまうと、
子供に優しくできないのです。
自己肯定感が低いから
自己肯定感が低い人ほど、
子供に優しくできないのです。
子供に優しくしようと思っても、
どこかで後ろめたさが出てきたり、
周りと比較して思い悩んでしまうのです。
自信を持って優しくできず、
心の中でブレーキを踏んでしまいます。
また自己肯定感が低いから、
優しくできない自分が嫌になってしまうのです。
自分の子供時代と比べて嫉妬しているから
「私の時はもっと大変だった」
「子供がうらやましい」
この様に自分の子供時代と比べて嫉妬すると、
子供に優しくできません。
嫉妬心から余計な小言を発したり、
嫌がらせをしてしまうこともあるのです。
子供時代に良い思い出がなかったり、
後悔や満たされない気持ちを抱えていると、
自分の子供時代と比較し嫉妬してしまいます。
子供に優しくできないままだとどうなるのか?
子供に優しくできないままだと、
当然ながら子供に悪影響が出ます。
関係が悪化することもあれば、
子供が心に傷を負ってしまうこともあります。
また子供に優しくできないことに、
自己嫌悪の気持ちを抱くこともあります。
これでは幸せな毎日は送れません。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
子供に優しくできないのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば子供にも自然と優しくできます。
自信がないからストレスを溜め込んだり、
言うことを聞かないことにモヤモヤするのです。
自己肯定感が低かったり、
自分の子供時代と比べて嫉妬してしまうのも、
自信のなさが背景にあるのです。
一時的なガス抜きでは解決しない
子供に優しくできない現状は、
時間が解決してはくれません。
環境が変わっても、
子供が成長しても、
子供に優しくできない状況が続くのです。
誰かに話したり…
食事やお酒を楽しんだり…
ショッピングをしたり…
気分転換すればモヤモヤが解消したり、
一時的なガス抜きにはなるでしょう。
ですが一時的なガス抜きができても、
子供に優しくできない根本原因は解決していないのです。
マイナスとゼロを往復する様に、
現状が一向に好転しません。
だからこそ自信のなさと向き合い、
まず自分自身が変わるために行動する必要があります。
子供に優しくできず自己嫌悪に陥る状況の改善策
次にぬいぐるみ心理学の視点から、
子供に優しくできず自己嫌悪に陥る状況の改善策をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自然と子供に優しくできる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
子供に優しくできない時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
思い通りにならないことにイライラしたり、
ストレスを溜め込んでしまったり、
自己肯定感が低くなったり、
嫉妬心も強くなるのです。
子供に優しくできず悩んでいるのは、
決まって頭の中で考えている時です。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構わないので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
子供に優しくできない時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手のことが気になったり、
相手に求める気持ちも強まります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で子育てをしてしまうのです。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
子供に優しくできる自分に変わるために不可欠です。
子供に優しくできないままだと、
自分自身も苦しいと思います。
イライラもやもやすることも増えますし、
自己嫌悪に陥りやすくなるでしょう。
子供に優しくできない根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。