27Aug
[最終更新日]2024/08/27
こんにちは、伊庭和高です。
仕事でもプライベートでも、
感情的になることに悩んでいる人は多いです。
感情的になるほどつらいですし、
人間関係もギクシャクするかもしれません。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
感情的になる人の心理背景と改善策を解説します。
目次
なぜ感情的になるのか?
感情的になってしまう人には、
5つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
我慢しているから
やりたいことや言いたいことを我慢すると、
ふとした瞬間に感情的になってしまいます。
私はよく心の便秘という言葉を使いますが、
我慢するほど心の中が便秘状態になります。
そして限界を迎えた瞬間に、
感情が爆発してしまうのです。
普段から感情的になるのではなく、
定期的に感情が爆発するのを繰り返しています。
かまってもらえるから
感情的になることで、
周りの注目を集められます。
もちろんネガティブな意味での注目ですが、
周りの気を引くことができるのです。
周りからかまってもらえるので、
感情的になる人も多いのです。
心理学では承認欲求という言葉がありますが、
まさに承認欲求を満たすために感情的になっています。
完璧主義だから
「まだ十分ではない」
「もっと完璧にやらなければ」
この様に完璧主義の一面がある人ほど、
感情的になりやすいです。
完璧にできていないことで、
感情的になってしまうのです。
自分を追い込みやすいので、
完璧にできていないと思う瞬間に、
感情があふれ出してしまいます。
相手に求め過ぎているから
「もっとやって欲しい」
「どうして気持ちをわかってくれないの?」
この様に相手に求め過ぎていると、
感情をぶつけてしまいます。
「して欲しい」「してくれない」という言葉は、
相手に求め過ぎている時に出てきます。
どれだけ相手に求めても、
相手の行動はコントロールできません。
思った通りの反応が返って来ないと、
感情的になってしまうのです。
自分で感情のコントロールができないから
自分で感情のコントロールができないと、
周りに感情的になってしまいます。
感情の浮き沈みが周りに出てしまうのです。
自分で感情のコントロールができれば、
感情的になる前に対処できます。
自分で自分の心を整えられる様になることは、
感情的にならないうえで不可欠なのです。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
感情的になってしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば感情的になりません。
感情が乱れる瞬間があっても、
自分で気持ちを落ち着けられるのです。
先ほど紹介した5つの心理背景も、
自信のなさが原因なのです。
悩みは形を変えて繰り返される
異動や転職や引っ越しなど、
環境を変えれば一時的に楽になるでしょう。
ですが環境を変えても自分が変わらないと、
新たな環境でも同じ悩みに直面するのです。
付き合う相手や境遇が変わっても、
感情的になる状況が繰り返されます。
感情的になってしまう悩みは、
時間が解決してはくれないのです。
自信のなさと向き合いながら、
感情的になる自分を変えていく必要があります。
感情的になるのを改善する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
感情的になるのを改善する方法をお伝えします。
2つの方法を実践することで、
自分で感情のコントロールができる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
感情的になってしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
感情的になる人は決まって、
頭の中で考える癖があります。
頭の中で考えネガティブ思考が強まり、
限界を迎えたら感情的になってしまうのです。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
感情的になるのを改善する第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
感情的になってしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手に求め過ぎてしまったり、
相手の反応を気にして我慢してしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で行動してしまうのです。
この状態では何かの拍子に、
感情的になってしまうでしょう。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
感情的にならないために不可欠です。
自分がしたいことに気づけば、
感情的にならずに行動できます。
感情的になる状況を放置しても、
幸せな関係は築けません。
仕事でもプライベートでも悩みに直面し、
人間関係もうまくいかなくなります。
感情的になってしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。