15Jul
[最終更新日]2025/07/15
こんにちは、伊庭和高です。
人に頼れずに悩んでいる声は、
年齢や性別を問わずよく寄せられます。
頼りたいのに頼れない状況では、
自分を追い込んでしまいます。
仕事でもプライベートでも、
余計にストレスを抱え込んでしまうのです。
とはいえ過去の私も人に頼れず苦しんでいました。
今回は人に頼れない性格の人が、
どうすれば頼れる様になるのかを解説します。
目次
人に頼れないのはなぜ?
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
人に頼れなくなってしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば頼りたい時に頼れます。
一方で自分に自信がなければ、
頼るのをためらってしまうのです。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を紹介します。
周りにどう思われるか気にしている
「評価が下がったらどうしよう…」
「仕事ができないと思われるのでは…」
「変な目で見られるかもしれない…」
この様に周りの評価や反応を気にすると、
頼りたい時に頼れなくなります。
頼ろうと思っても、
周りの目が気になってしまうのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で生きているのです。
周りにどう重わるかが気になり、
自分の行動に制限をかけてしまいます。
完璧主義
「まだ十分ではない」
「もっと完璧にやらなきゃ」
この様に完璧主義の人も、
人に頼れない傾向があります。
自分一人でやろうとして、
人に頼ると完璧ではないと思い込んでいるのです。
完璧さを求めるのは否定しませんが、
完璧主義まで行くのはやり過ぎです。
食べ過ぎや飲み過ぎなど、
何事もやり過ぎると反動が出てしまいます。
プライドが高い
プライドが高い人ほど、
周りに頼れなくなってしまいます。
周りに頼ることを許せないのです。
ただしプライドが高いのは、
周りとの比較や優劣を気にしているからです。
ある意味で周りを気にしている状態なので、
プライドが高いのも他人軸なのです。
人に頼れなくなったりと、
生きづらさを感じてしまいます。
人に頼れない末路とは?
人に頼れなくても生きていけますが、
自分で苦しい状況に追い込んでしまいます。
仕事でもプライベートでも、
自分の負担を増やしてパンクするでしょう。
また上手くいかなかった場合は、
周りからの信頼を失うこともあります。
そして人に頼れない状況は、
時間が解決してはくれません。
異動や転職や引っ越しなどで環境を変えても、
自分自身が変わらなければ新たな環境でも人を頼れなくなります。
幼少期に原因があることも?
私たちの自信のなさとは、
幼少期の記憶も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
頼りたい時に周りを頼ることができていたのです。
ですが成長し大人になる過程で、
周りを気にして自信が持てなくなります。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信が持てなくなり、
人を頼れなくなるケースも多いです。
「親の顔色をうかがっていた」
「良い子を演じていた」
「親も人を頼れない人だった」
たとえばこうした場合は、
子どもにも悪影響が及びます。
ですが冷静に考えてみると、
生まれた時から人を頼れない人はいません。
人を頼れないのは性格ではなく、
成長する中で後天的に身についたものなので、
誰でも今から現状を変えられます。
人に頼れないのを改善する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
人に頼れないのを改善する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
頼りたい時に周りへ助けを求められる様になります。
過去のお客様もこの2つの方法を実践し、
人に頼れない悩みを克服できました。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
人に頼れない時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど自信もなくなります。
周りにどう思われるか気にしたり、
完璧主義の一面が出てきたり、
プライドの高さが出てしまうのも、
頭の中で考えている時です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
頭に浮かんだ気持ちを、ぶつぶつ声に出していきましょう。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
人に頼れない時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
周りに流されたり振り回されてしまいます。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
人に頼れないのを改善するために不可欠です。
仕事でもプライベートでも、
頼りたい時に頼れないのはつらいです。
どんどん自分を苦しめてしまいますし、
人間関係がギクシャクするかもしれません。
人に頼れない根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状は今すぐに変えていけます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。