30Dec
[最終更新日]2021/03/10
こんにちは、伊庭和高です。
今回はウェンディ症候群を取り上げます。
「ウェンディ症候群って何!?」
毎日の様にブログを読んで下さる方は、
頭の中に「?」が浮かんだと思います。
ディズニーのピーターパンに、
ウェンディという女性が登場しますよね。
ピーターパンに憧れる少女ウェンディは、
弟達の面倒をよく見るしっかり者。
そんな彼女にならって
「ウェンディ症候群」という名前が付けられました。
つい人の面倒を見過ぎてしまう人。
周りが一番で自分のことを後回しにしてしまう人。
ウェンディ症候群とは、
こうした人のことを指しています。
確かに人の面倒を見ることも大切です。
ですが人の面倒を見過ぎていたり、
自分のことを後回しにしていると、
気づけば自分の人生を生きられなくなります。
自分が何がしたいのかもわからなくなり、
悩みも抱え自信もなくなります。
ウェンディ症候群になってしまう原因と解決策。
今回の記事で解説していきます。
目次
ウェンディ症候群になってしまう原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさ
であるとお伝えしています。
ウェンディ症候群になってしまう原因も、
自信のなさなのです。
そもそも私達は子どもの頃から、
まず自分のことを考えていました。
欲しいものは欲しいと言い、
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑っていたのです。
それが大人になる中で
周りの目を気にする様になり、
自分を後回しにする様になったのです。
自分のことを後回しにするのも、
自分の自信のなさが影響しています。
自分に自信があれば、
周りを気にし過ぎることはありません。
それにどんな物事においても、
「〜し過ぎる」と反動が生じます。
食べ過ぎや飲み過ぎは体を壊し、
寝過ぎは逆に体調を悪くします。
言い過ぎるとケンカになりますよね。
「〜し過ぎてしまう」背景にも、
実は自信のなさがあるのです。
周りの面倒を見過ぎてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
ウェンディ症候群を続けていることの一時的メリット
周りの面倒を見過ぎていたり、
まず周りを優先していれば、
周りから褒められたり評価されます。
「面倒見がいいね」
「いつも話を聞いてくれるね」
相手から認められている様に感じて、
一時的には心が満たされます。
ですが自分を後回しにし続けるので、
自分の気持ちがわからなくなりますし、
悩みを自分の中で抱え込み続けます。
一時的にはメリットがあっても、
長期的にはデメリットばかりなのです。
また周りを優先していれば、
自分の人生を生きなくて済みます。
自分の気持ちに気づいて行動し、
自分の人生を生きるということは、
責任もすべて自分で負います。
責任を回避できるという部分も、
一時的にはメリットがありますよね。
ですがこれも長い目で見れば、
周りに振り回され続けるので
デメリットばかりなのです。
ウェンディ症候群から脱出することが、
自信を持って毎日を生きることに
つながるのです。
ウェンディ症候群の直し方
ここからはウェンディ症候群の直し方を
3ステップで解説していきます。
ウェンディ症候群を脱出すると決めれば、
誰でも変わることはできます。
ステップ1:自分の気持ちを言葉に出すこと
まず最初のステップは、
自分の気持ちを言葉に出すことです。
ウェンディ症候群の人は
自分の気持ちを言葉に出す前に、
まず周りのことを考えてしまいます。
自分のことは後回しなので、
自分の気持ちを言葉に出さないのです。
まずは自分で自分の気持ちに気づくこと。
そのためにも、言葉に出してください。
ポイントは「実際に」言葉に出すこと。
頭の中で考えているだけではダメです。
頭の中で考えれば考えるほど、
気づけば周りのことを考え始めます。
ステップ2:自信のなさに向き合う
自分で自分の気持ちを言葉に出した後は、
自信のなさに向き合うことです。
・なぜ人の面倒を見過ぎてしまうのか?
・周りを優先してしまうのはなぜか?
原因を振り返ってみてください。
自分の自信のなさに気づくこと。
これがステップ2です。
多くの人が自信のなさに気づかず、
同じ悩みを何度も繰り返しています。
「仕方ないよね」
「難しいよね」
「自分にはできないよね」
こうした言葉が出て来たら要注意。
自信のなさに蓋をする言葉です。
そこで向き合うのを止めずに、
言葉に出しながら向き合ってください。
ステップ3:主語を自分にして問いかける
そして最後のステップは、
主語を自分にして問いかけることです。
面倒を見過ぎていたり、
まず周りを優先していることで、
主語を自分にして問いかけることを
もはや忘れてしまっています。
「私はどうしたいのか?」と問いかけ、
自分の気持ちに気づくことが大切です。
そして主語を自分にして問いかければ、
あとは行動に移すだけ。
周りありきでの行動ではなく、
自分が幸せになれる行動につながります。
ここまでの3ステップを素直に実践すれば、
誰でもウェンディ症候群から脱出できます。
自信のなさとの向き合い方など、
より詳細な内容は無料メール講座で解説しています。
合わせて登録してみてください。
本日も最後まで読んで下さり、
ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。