31Dec
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭です。
突然ですが、質問です。
「嫌われるのが怖い…」と思ったことはありませんか?
…私は何度もあります。
友達と関わる時も、
恋愛をしている時も、
仕事をしている時も、
子供の頃から大人になるまで、
あらゆる場面で感じて来ました。
嫌われるのを怖がっていると、
窮屈なコミュニケーションを取る様になります。
気を使い続けてしまったり、
自分の中でストレスをため込んだり、
良いことは何1つありません。
嫌われるのが怖い心理と原因・解決策について、
この記事では解説していきます。
また私のお客様の中で、
嫌われるのを怖がる現状を抜け出せた
お客様のケースも紹介します。
目次
嫌われるのが怖いと感じる心理背景
なぜ嫌われるのが怖いと思ってしまうのか。
実は嫌われるのが怖いと思う心理背景には、
「周りの目を気にしてしまう状況」があります。
周りからどう思われるのかを気にする程に、
嫌われないかと不安や心配してしまうのです。
…とはいえ冷静になって考えれば、
これは当たり前のことです。
「嫌われる」という言葉は、
自分以外の誰かの存在が必要です。
嫌われる相手がいなければ、
嫌われることを怖がることはありませんからね。
嫌われるのを怖がり続けるとネガティブ思考になる
嫌われるのを怖がる心理低背景には、
周りの目を気にする状況があります。
そして周りを気にする程に、
ネガティブ思考が充満してしまうのです。
多摩大学大学院教授であり、
メディアにも多数出演している田坂広志氏は、
『運気を磨く』という著書の中で次の様に述べています。
===
実は、我々の心の中のネガティブな想念の多くが、
「人間関係」での摩擦や葛藤、反目や衝突から発生している
※(2019年刊行,光文社新書,P161)
===
これには私も同意しますし、
私達の人生の悩みのほとんどは人間関係に起因します。
周りを気にしているということは、
人間関係あってのものです。
周りからどう思われるのかを気にして、
嫌われるのを怖がりながら過ごす程に、
ネガティブな感情が次々に生まれるのです。
嫌われるのを怖がり続けていれば、
ネガティブ思考を自分の中で発生させてしまうわけです。
嫌われるのを怖がり続けても、
良いことはないんですよね。
人間関係は一生続きます。
嫌われるのを怖がり続けていると、
相手を変えて同じ状況が繰り返されます。
嫌われるのを怖がることなく過ごせる様になること。
これが理想ですし、
私がお客様と目指しているゴールでもあります。
嫌われるのが怖い根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
つまり嫌われるのを怖がる原因も、
自分の自信のなさだと言えます。
想像してみてください。
もし自分に自信があれば、
嫌われるのを怖がることなく、
自分らしく振る舞うことができます。
周りを気にし続けることなく、
関わりたい様に関われるでしょう。
ですが自分に自信が持てていないからこそ、
周りからどう思われるかを気にしたり、
嫌われるのを怖れてしまうのです。
自信のなさとは誰にでもあるもの。
自分の自信のなさと向き合わない限り、
相手や環境を変え悩みは繰り返されます。
ですが自信のなさと向き合うことで、
悩みは解決へと向かいます。
嫌われるのを怖がることなく、
自分らしく過ごせる様にもなります。
誰からも嫌われない方法などない
嫌われるのが怖いのを解決する方法を、
これから3ステップでお伝えします。
ですが大前提を先にお伝えすると、
誰からも嫌われない方法などないです。
多くの人から好印象を持たれている人も、
その人を嫌っている人はいます。
好感度の高い有名人であっても、
アンチと呼ばれる人はいます。
「誰からも嫌われない」というのは、
絶対に叶わない目標を立てている様なものです。
素の自分で関わりながら、
そんな自分に惹かれる人との仲が深まる。
一方で素の自分が合わないと感じる人とは、
次第にご縁が離れていく。
私がぬいぐるみ心理学で目指している状態です。
どちらの結末が訪れたとしても、
自分にとっては良いことしかありません。
嫌われるのを怖がる現状から抜け出す3ステップ
それでは早速、3ステップを解説していきます。
過去の私も嫌われるのを怖がっていましたが、
この3ステップを実践する内に、
相手の顔色を伺わずに振る舞える様になりました。
ステップ1:自分の気持ちを声に出す
まず最初のステップは、
自分で自分の気持ちを声に出すことです。
嫌われるのが怖いと思っている人は、
そもそも声に出すことが少ない傾向があります。
頭の中で不安や怖れをため込み、
実際に声に出すことがなくなるのです。
私達は1日に約6万語を思考すると言われていますが、
その内の約9割がネガティブな言葉です。
頭の中にため込むほどに、
ネガティブな感情が充満してしまうのです。
その結果、ますます嫌われるのを怖がり、
そんな自分に自信も持てなくなります。
まずは自分の気持ちを声に出すこと。
これが非常に大切です。
ステップ2:自信のなさと向き合うこと
そして次のステップは、
自信のなさと向き合うことです。
嫌われるのを怖がる原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合うことをしなければ、
何も解決せずに進んでしまいます。
「なぜ嫌われるのを怖がるのか?」
「もし嫌われたら最悪どうなるのか?」
「嫌われるのを怖がり始めたのはいつからか?」
頭の中に浮かんだ言葉を、
実際に声に出して振り返ることです。
ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップは、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身です。
先ほどもお伝えした様に、
嫌われるのが怖い人は周りの反応を気にしています。
自分よりも先に周りのことを考えてしまい、
「どうしたいのか?」と問いかけられていないのです。
まずは自分に意識を向けることが、
嫌われるのを怖れる現状を解決するポイント。
「どうしたいのか?」と問いかけていきましょう。
お客様の事例を紹介します
そしてここからは私のお客様で、
嫌われるのを怖がる現状を抜け出せた事例を紹介します。
本間さん(宮城県在住・女性)は、
仕事と恋愛の人間関係に悩んでいました。
=====ここから=====
人とコミュニケーションを取る時、
「嫌われないだろうか…」とよく考えていました。
嫌われたら…
否定されたら…
傷つけたら…
相手のことを考え過ぎるあまり、
次第に自分の気持ちを押さえ込む様に。
どこか距離のある関係が出来上がり、
気を使う日々が続きました。
恋愛でも付き合うことはできても、
相手の顔色を伺ってばかりで、
次第に関係がこじれることが多かったです。
「君の本音がわからない」と、
歴代の彼から何度も言われて来ました。
「どうすれば現状を変えられるのか…」
悩んでいた時に伊庭さんに出会いました。
「悩みの原因は自信のなさ」
伊庭さんの言葉をメルマガで読み、
まさに私のことだと思いました。
自分に自信が持てていれば、
嫌われるかどうかを心配しないですからね。
そして伊庭さんと話して気づいたのが、
実は私自身が傷つくのを怖れていたということ。
相手を傷つけない様にと考えていたものの、
相手に何か言われて自分が傷つくことを、
実は一番怖がっていたのです。
その意味では自分を守るために、
嫌われるのを怖がり続けていました。
「もう現状を変えたい」
「仕事に恋愛に成果を出したい」
伊庭さんとお話をする中で、
一層強く思いました。
=====ここまで=====
本間さんに起こった変化
私は本間さんのお話を聞きながら、
先ほど解説した3ステップをお伝えしました。
また本間さん個別の状況を踏まえ、
特別な個別メニューを作成しました。
ぬいぐるみ心理学を素直に実践する中で、
本間さんの中で確かな変化が生まれ始めました。
=====ここから=====
確かに伊庭さんのおっしゃる通り、
私は頭の中で考え続けていました。
相手の反応を気にし続けて、
頭が重たく感じることも多かったです。
自分の気持ちを声に出すことで、
相手の反応を気にしなくなりました。
また私はぬいぐるみを持っていませんでしたが、
伊庭さんにぬいぐるみの活用法を聞き、
早速ぬいぐるみを買いました。
ぬいぐるみと意識して関わることも、
嫌われるのを怖がる自分を変える上で、
非常に効果があったと感じています。
そして主語を自分にして問いかけることは、
今まで私がやって来なかったことでした。
相手の反応を気にして過ごしていると、
「どうしたいのか?」と問いかけることもなかったです。
ですが主語を自分にして問いかけると、
想像以上に物事が上手く運ぶことを実感しました。
仕事もスムーズに進む様になり、
「最近変わったね」と同僚から声をかけてもらえる様に。
恋愛でも嫌われることを怖れずに、
気になる異性と関わることができました。
結果的に理想の相手と付き合えて、
今も楽しく関係を築いていけています。
ほんの数ヶ月でここまで変わることに、
私自身が驚いています。
=====ここまで=====
嫌われることを怖がる現状から卒業する
嫌われることを怖がり続けているのは、
最初からブレーキを踏んでいる様なもの。
ブレーキを踏み続けていれば、
いつまでたっても前に進みません。
自信のなさと向き合いながら、
自分を主語にして問いかけることで、
確実に目の前の現実は変わります。
本間さんの様に、
理想的な人間関係を築ける様にもなるでしょう。
嫌われるのを怖がる現状から卒業した先には、
自分が本当に望む毎日が待っています。
自信のなさとは具体的に何なのか。
自信とはそもそも何なのか。
根本原因である自信のなさについて、
詳細は無料メール講座でも解説していますので、
合わせて学んでみて下さい。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。