21Dec
[最終更新日]2022/05/20
こんにちは、伊庭和高です。
今回は切なさについて取り上げます。
恋愛や夫婦関係でよく出て来る感情ですが、
友達関係や職場の人間関係など、
様々な場面で切なさを感じることはあります。
「なぜ切なさを感じるのか?」
「どうすれば切なさを手放せるのか?」
ぬいぐるみ心理学の視点から、
さっそく解説していきたいと思います。
目次
切なさとは何か?
「切なさとはどんな意味なのか?」
まずは切なさの辞書的な意味を紹介します。
「胸が締め付けられるような悲しさやつらさのこと」
これが切なさの意味です。
悲しみやつらい気持ちと関連のある言葉だと言えます。
また私のお客様の中でも多いのが、
切なさと寂しさを同時に感じるという声。
その意味では切なさと寂しさも関連のある言葉だと言えます。
切ない気持ちを感じる心理背景
切ない気持ちとは、主に恋愛で感じることが多いです。
ですが恋愛に限らず、
友達関係や職場の人間関係でも切なさは感じます。
あるいは家にいる時に、
ふと切なくなる時もあります。
一体どんな時に切なさを感じるのか?
特徴を解説します。
相手からの連絡を待っている時
なかなか相手から連絡が来ない時に、
切なさを募らせる様になります。
「忙しいのかな…」
「後回しにされたのかな…」
「嫌われたのかな…」
「傷つけちゃったかな…」
「悪いことをしたのかな…」
相手の気持ちを考えるほど正解がわからず、
ますます切ない気持ちが湧き上がります。
急に予定がキャンセルになった時
遊ぶ予定が急になくなった時に
切なさを感じることもあります。
相手から連絡が来ない時と同じ理由ですが、
実際の予定がキャンセルになったので、
より強い切なさを感じることがあります。
何日も引きずってしまうこともあれば、
切なさを埋めるために他の予定を入れたり、
衝動買いをしてしまうこともあります。
後悔している時
何か後悔することがあった時も、
切なさを感じることはあります。
「あの時こうしておけばよかった…」
過去の出来事に未練が生まれるほど、
切ない気持ちは増幅します。
過去を思い出して胸が締め付けられる様に感じるのも、
後悔の気持ちがあるからです。
自分の人生を生きていない時
自分の人生を生きていない時に、
ふと切なさがやって来ることがあります。
「何のために働いているんだろう…」
「これからの人生何がしたいんだろう…」
漠然とした切なさが襲って来ることは、
誰しも1度は経験があるかもしれません。
レールの上を歩いている様に感じたり、
自分の気持ちを押し殺して生きていれば、
自分の人生を生きていない感覚が強まってしまいます。
切なさの正体は依存心
切なさを感じることは悪いことではありません。
私たち人間には1000以上の感情が存在し、
切なさもその中の1つです。
ですが切なさを定期的に感じるならば問題です。
切なさを感じ続けることで、
日常生活にネガティブな影響を与えています。
切ない気持ちが募るならば、その正体は依存心。
切なさの正体は依存心だと言えます。
「胸が締め付けられるような悲しさやつらさのこと」
これが切なさの意味ですが、
胸が締め付けられる対象に自分の意識が持っていかれている状態です。
特定の対象のことを考え続けているので、
依存的な状態だと言えます。
恋人からの連絡が来ずに切なさを感じていれば、
恋人に依存的な状態になっているわけです。
仕事のミスを引きずり後悔と切なさを感じていれば、
仕事のミスに依存的な状態になっているわけです。
相手の反応を気にしている
そして相手の反応を気にしていると、
切なさを感じやすくなってしまいます。
相手の言動に一喜一憂している状態であり、
自分よりも相手のことを先に考えてしまっています。
どれだけ相手のことを考えても、
相手の気持ちは相手にしかわかりません。
相手の反応を気にし続けているのは、
正解のわからない問題を解いている様なものです。
切なさを感じて悩んでいる人の多くは、
周りにどう思われるのかを気にしていると言えます。
悩みの原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
切なさを募らせ悩んでいるならば、
その原因も自信のなさです。
もし自分に自信が持てていれば、
切なさに苦しむことはなくなります。
相手の反応で不安を感じることもなければ、
過去の後悔を引きずることもありません。
自分の気持ちを大切に行動できるので、
依存心も手放せる様になっていきます。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
切ない気持ちも声に出す
そして切なさを手放す上で大切なのは、
自分の気持ちを声に出すこと。
切ない気持ちも、まずは自分で声に出してください。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まると言われています。
切なさに悩まされている時ほど、
声に出さず頭の中で考え続けているのです。
どんな気持ちでも構いませんし、
まとまっていなくても大丈夫です。
まずは切ない気持ちを自分で声に出すことで、
切なさを手放していける様になります。
自信のなさと向き合いながら、
自分の気持ちを声に出すことで、
切なさに悩まされる状況を抜け出せます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうやって自信が持てる様になるのか?」
詳しい話は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。