12Feb
[最終更新日]2021/01/07
こんにちは、伊庭和高です。
本日のテーマは「寂しい」という感情。
「寂しがり屋な状況を変えたい」
「寂しがることなく行動したい」
私はぬいぐるみ心理学を伝えていますが、
さまざまな人間関係において、
寂しいという感情についての相談は、
これまでも多くの方から受けて来ました。
そこで本日はいくつかの質問に答えながら、
あなたの寂しがり屋度を診断したいと思います。
当サイトには寂しがり診断のページも用意しておりますが、
今回は文章で詳しく解説しながら、
新たな切り口でお伝えしていきます。
目次
あなたはどのくらい寂しがり屋?寂しがり屋診断
これから10個の質問を紹介しますので、
「当てはまっているな…」と思う質問の数を数えてください。
あなたの寂しがり屋度を診断します。
大事なのは現在地を知ることですので、
変に強がったりせず素直な気持ちで取り組んでみてください。
それでは早速10個の質問を紹介します!
1、寂しい気持ちに押しつぶされそうになったことがある
2、他の人の様子を見聞きして、うらやましく思ったり劣等感を抱いたことがある
3、ため込んだ寂しい気持ちを友達に吐き出したことがある
4、寂しさを感じ、何もする気が起きなくなったことがある
5、SNSやテレビやYoutubeを何となくぼーっと見続けてしまうことがある
6、「全然大丈夫だよ!」と大丈夫じゃないのに言ってしまうことがある
7、相手から返事や連絡がないと不安になったり落ち着かなくなることがある
8、友達や恋人など、誰かといる時につい相手の言動に合わせてしまうことがある
9、「嫌われない様に」と思いながら相手と関わることがある
10、1人でご飯を食べていると周りからどう思われるのかが気になる
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診断結果と克服方法
…さて、どのような結果になったでしょうか?
あなたの現在地を知る上でも、
当てはまった個数に応じた解説をお伝えします。
診断結果はもちろん、
今から実行できる克服方法もセットで解説しています。
次の中から、該当する結果をクリックして、読み進めてくださいね。
- 【0〜1個当てはまった方】そこまで寂しがり屋ではない!?
- 【2〜4個当てはまった方】実はちょっぴり寂しがり屋
- 【5〜7個当てはまった方】一人でいる時間が辛い
- 【8〜10個当てはまった方】いつも孤独感にさいなまれている
【0〜1個当てはまった方】そこまで寂しがり屋ではない!?
実はそこまで寂しがり屋ではないのかもしれません。
周囲から「寂しがりだよね」と言われたことで、
「寂しがりなのかも?」と思い込んでいるケースもあります。
あるいはネットやSNSの情報に影響され、
「自分は寂しが屋では?」と思い込んでいるケースもあります。
この場合、対処方法として考えられるのは、
「むやみやたらに情報を見ないこと」です。
現代の日本人が1日で得る情報量は、
江戸時代の人の1週間分であり、
平安時代の人の一生分だとも言われています。
情報に触れれば触れるほど、
不特定多数から影響を受けてしまいます。
もちろんポジティブな影響を受けるなら良いですが、
ネガティブな影響を受けてしまうのは避けたいです。
「寝る前にスマホを見ない様にする」
「通勤中はネットやSNSを開かない」
「何となくネットサーフィンしない」
むやみに情報を見ることを遮断すれば、
寂しがり屋だと思うこともなくなりますし、
自分で自分の気持ちを安定されることができます。
ただし一方で当てはまる個数の少なさが、
「寂しがり屋ではない」と言い切れないケースもあります。
本当は当てはまるものが他にもあるのに、
無意識の内に強がっているケースもあります。
あるいは寂しがり屋の兆候が出始めた、
「寂しがり屋予備軍」の可能性もあります。
この場合、放置しておくとさらに深刻になるので、
今の内から寂しがる原因を根本改善することが大切です。
【2〜4個当てはまった方】実はちょっぴり寂しがり屋
既に寂しがり屋の兆候は出ていますし、
日常の中で定期的に寂しい感情がやって来ています。
毎日の様に寂しがることはなくても、
「週に1度」「月に1度」という様に
周期的に寂しい気持ちが襲って来るのです。
この状況が深刻になるほど、
ますます寂しい気持ちが増大してしまいます。
この状況を改善する上で必要なのは、
「なぜ寂しいのか?」と自分に問いかけること。
「寂しいな…」と思い続けているのは、
原因不明のウイルスと闘っている様なものです。
「なぜ寂しいのか?」と問いかけることで、
寂しさを感じる根本原因が判明し始めます。
根本的な原因に気づければ対策も取れ、
寂しさを感じる状況から抜け出せます。
【5〜7個当てはまった方】一人でいる時間が辛い
ここに該当する場合は、
一人でいる時間も寂しさや辛さを感じてしまいます。
恋愛や友達関係においても、
一緒にいる時は楽しい時間を過ごすものの、
一人になると急に不安や心細さが襲って来ます。
たとえばメールやSNSについても、
相手からの連絡を待ち続けてしまったり、
なかなか返事が来ないだけで動揺することもあります。
ここに該当する人は自分が思っている以上に、
寂しい気持ちが心の中で蓄積されている状況です。
衝動買いや食べ過ぎ飲み過ぎ、
急に涙が出て来てしまうなど、
蓄積された寂しさがどこかで爆発を起こしてしまうこともあります。
ある意味、寂しさの便秘状態が心の中で起こっているとも言えます。
この状態に当てはまる場合は、
まずは寂しい気持ちを自分で声に出すことです。
寂しい気持ちを抱いている人の特徴として、
寂しさを声に出さず頭の中で考え続けてしまいます。
私達人間は頭で考え続けるほど、
物事をネガティブに考えてしまう傾向があります。
つまり寂しさを口に出さずにいれば、
ますます寂しさが増幅してしまうのです。
まずは自分の気持ちを声に出すこと。
これが今すぐできる寂しがり克服法です。
【8〜10個当てはまった方】いつも孤独感にさいなまれている
ここに該当する場合は、
寂しさに日常的に襲われている状態です。
孤独感にさいなまれていたり、
不安や心細さも感じやすくなっています。
本心では願っていないものの、
目先の寂しさを埋めるための行動を取ってしまうこともあります。
たとえば恋愛においても、
自分が好きだから付き合う以上に、
寂しさを埋めるために付き合ってしまうこともあるのです。
寂しさという感情が頻繁に登場しており、
メンタルが寂しさによって影響を受けている様な状態です。
この状態の場合はできる限り早く、
寂しさの原因に根本から向き合う必要があります。
ただ今すぐにできる対処法としては、
ぬいぐるみに触れることです。
ぬいぐるみは意見も言わず否定もしないので、
完全に自分の思い通りになります。
またぬいぐるみに触れていると、
オキシトシンというホルモンが身体中で分泌されます。
オキシトシン「幸せホルモン」と呼ばれ、
安心感や癒しの感覚を感じさせてくれます。
ぬいぐるみに意識して触れるだけで、
寂しさを一時的にまぎらわせ、ホッとすることができます。
もちろんぬいぐるみに触れただけでは、
寂しさを感じる根本原因は解決しません。
ですがぬいぐるみに触れることで、
寂しさが気づかぬ内に心の中で増大することは防げます。
まずはぬいぐるみに触れながら、
現状がさらに深刻にならない様にすることが必要です。
寂しがり屋を「根本的に」改善したいあなたに
ここまで診断結果別に、
寂しがり屋の現状と克服方法をお伝えしました。
どの様な結果になっても共通しているのが、
寂しさの根本原因と向き合うことの大切さです。
今はまだ寂しがり予備軍だとしても、
原因に向き合おうとしなければ、
次第に状況は深刻化してしまうのです。
あるいは現時点でかなりの寂しがり屋ならば、
早く改善しなければ寂しがりの状況がこの先も続きます。
寂しさと向き合うための具体的な方法は、
大きく分けると次の3つのステップになります。
ステップ1:自分の気持ちを声に出すこと
ステップ2:寂しがりの根本原因に気づくこと
ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかけること
詳細は次の記事でまとめていますので、
合わせて読んでみてください。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。