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共依存をやめたい人へ【原因は自信のなさです】

[最終更新日]2022/02/22

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回のテーマは「共依存」

 

友達、恋愛、夫婦、親子など、

さまざまな人間関係で見られます。

 

共依存を続けていると、

人間関係の悩みが消えません。

 

不安や寂しさや孤独感も生まれやすくなり、

本当の意味で幸せな関係が築けないのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

共依存を本気でやめたい人に向けて、

原因や心理背景と克服法をお伝えします。

 

共依存とは

「お互いが依存的な関係を築いていること」

これが共依存です。

 

片方が依存的なのではなく、

両方が依存的な関係を築こうとするのです。

 

「誰かや何かに寄りかかっている状態のこと」

 

これが依存の辞書的な意味ですが、

自分の足で立てていない状態だと言えます。

 

目先のメリットがある

共依存の関係を続けることは、

一時的なメリットがあります。

 

お互いが依存しようとするので、

依存的な関係がなくならないようにと、

相手が求める言動を取ることが多くなります。

 

依存心が満たされたと感じれば、

一時的に心も満たされます。

 

お互いがお互いの依存心を満たし合えている状態だと言えます。

 

ですが共依存を続けていると、

相手の態度や言動に振り回されてしまいます。

 

たとえ自分が望む反応を示してくれても、

「もし嫌われたらどうしよう…」という様に、

常に心が不安定になってしまいます。

 

長い目で見て良いことは1つもなく、

どこかで関係が破綻してしまうか、

どちらも悩みが深まる関係になってしまうのです。

 

共依存の関係は繰り返される

「類は友を呼ぶ」という言葉があります。

 

依存的な関係を築いてしまうからこそ、

似た様な人を引き寄せてしまいます。

 

「共依存の関係を築く原因は相手にある」

 

こう思って相手を変えても、

共依存の関係を繰り返してしまうのです。

 

共依存の原因はこれから解説しますが、

原因に向き合わないと同じことを繰り返してしまいます。

 

なぜ共依存になってしまうのか?

「なぜ共依存になってしまうのか?」

 

ひと言でまとめると、

「自分で自分を満たせていないから」です。

 

自分のことを満たせていないので、

誰かに満たしてもらおうと考えてしまいます。

 

「褒めてもらえたら…」

「認められたら…」

「好きだと言ってくれたら…」

「一緒にいれたら…」

「評価されたら…」

 

これらは相手の存在を前提としています。

 

相手に満たされていなければ、

自分で自分を満たせていない状態です。

 

だからこそ依存的な関係を築き、

相手に満たしてもらおうとするのです。

 

承認欲求という言葉がありますが、

まさに相手に承認欲求を満たしてもらう状態です。

 

共依存の根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

共依存になってしまうのも、

自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば依存的な関係は築きません。

 

相手に満たしてもらおうとせず、

自分で自分を満たせる様になります。

 

一方で自分に自信が持てないからこそ、

誰かに満たしてもらおうと考えてしまいます。

 

これでは不安な気持ちも生まれやすく、

幸せな毎日が訪れないのです。

 

共依存をやめる方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

共依存をやめる方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

現状を好転させることができます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

共依存になってしまう人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブ思考が強まるほど、

自分で自分を満たせなくなります。

 

誰かに満たしてもらおうと考え、

楽な方に飛びついてしまうのです。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。

 

共依存をやめたいならば、

声に出すことは必要不可欠です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することは、

共依存をやめるためにも効果的です。

 

自分を主語にして問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

共依存になってしまう人は、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分がどうしたいのかではなく、

相手にして欲しい気持ちが強まります。

 

自分より先に相手のことを考えるので、

常に不安な気持ちを抱いてしまいます。

 

共依存を抜け出すためには、

自分を主語にして問いかけることが不可欠です。

共依存の関係を築き続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

ネガティブな気持ちも生まれやすく、

長く良い関係を築くことはできないのです。

 

共依存の原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法に取り組むことで、

共依存を克服できます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。