29Sep
[最終更新日]2022/07/09
こんにちは、伊庭和高です。
今回のテーマは人間関係ですが、
人間関係の相談は毎日の様に寄せられます。
仕事でもプライベートでも、
人間関係は一生続きます。
人間関係のストレスを抱え続ければ、
その分だけ生きづらさを感じてしまいます。
「人間関係はもう疲れた!」
こうした相談を受けることも多いので、
今回は人間関係に疲れた時のリセット法をお伝えします。
目次
3つのリセット方法
人間関係に疲れた時は、
3つのリセット法が効果的です。
どれか1つを実践するだけでも良いですし、
全部をやってみるのもアリです。
好きなことをする
誰しも好きなことは1つはあるでしょう。
好きなことをしている時は、
目の前の悩みも忘れられます。
ポイントは「すぐできること」
海外旅行へ行くのが好きでも、
お金も時間もかかります。
ですがパフェが好きならば、
スイーツ店に行けば食べれます。
今すぐにできることを選択すれば、
すぐに気分もリフレッシュできます。
周りに話を聞いてもらう
周りに気持ちを吐き出すことで、
一時的に楽な気持ちになれます。
疲れている背景に気づけたり、
会話を通して現状を冷静に受け止めることもできます。
普段から仲が良い人に連絡して、
少しで良いので時間を作ってもらいましょう。
感謝の気持ちを伝えたり、
ご飯をご馳走したりと、
時間を作ってくれたお礼はしましょう。
現実逃避してみる
食やお酒に走ったり…
ネットサーフィンをしてみたり…
ウインドーショッピングをしたり…
いっそのこと現実逃避に走るのも1つです。
現実逃避をしている瞬間は、
疲れている気持ちも忘れられます。
気持ちもリフレッシュできますし、
エネルギーが湧いてくることもあるでしょう。
リセットしても根本的な解決にならない
ここまでリセット法を解説しましたが、
リセット法を実践しても悩みは解決しません。
一時的にスッキリするだけで、
根本的に現状は変わりません。
たとえば職場の上司との関係に悩んでいて、
疲れを溜め込んでいたとします。
先ほど紹介した3つの方法を使えば、
一時的にストレスは発散できるでしょうが、
上司との関係の悩みが解決するわけではりません。
再び上司との関係に悩み、
同じ様に疲れてしまうのです。
どれだけリセットできても、
マイナスからゼロの状態に戻れても、
プラスの状態には進まないのです。
それに一時的なリセット法を試しても、
むしろ現状が悪化することもあります。
たとえば周りに気持ちを吐き出せば、
自分はスッキリするでしょう。
ですが周りは疲れてしまいますし、
嫌がられてしまう可能性もあります。
関係がギクシャクしたりと、
長い目で見ていいことはないのです。
人間関係自体をリセットするのは愚策
「いっそのこと人間関係をリセットしよう!」
人間関係に疲れ続けると、
人間関係自体をリセットする人もいます。
異動や転職もそうですし、
友達や恋人との関係を切ってしまうのです。
ですが人間関係自体をリセットしても、
人間関係に疲れる悩みは消えません。
付き合う相手を変えて、疲れを感じ続けるのです。
たとえば転職をしても、
転職先で人間関係は存在します。
上司や同僚との関係に悩み、
疲れを溜め込んでしまうでしょう。
あるいは恋人を変えたとしても、
同じ様に疲れを感じながら付き合うかもしれません。
人間関係をリセットしても何も変わらないことは、
別の記事で詳しく解説しています。
むしろ状況が悪化するだけで、
良いことは何もないのです。
なぜ人間関係に疲れるのか?
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
人間関係に疲れてしまう現象も、
自信のなさが根本的な原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば人間関係の悩みを抱かなくなります。
ストレスなく過ごせる様になり、
理想的な関係を築くこともできます。
ですが自分に自信が持てずにいると、
人間関係の悩みが生まれやすくなります。
必要以上に気を使い過ぎたり、
特定の相手との関係に悩んだり、
イライラを溜め込んでしまうことも出てきます。
一時的なリセットでは限界があるので、
自信のなさと向き合い根本から悩みを解決することが大切です。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらもぜひやってみてください。
人間関係の悩みを根本的に解決する方法
ここからは人間関係の悩みを根本解決する方法を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
3つのステップになっており、
順に実践することで変化を実感できます。
ステップ1:自分の気持ちを声に出す
まず最初のステップが、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
人間関係に悩んでいる時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
「人間関係に疲れたな…」
「周りの目が気になるな…」
「言いたいことが言えないな…」
たとえばこうした気持ちも、
頭の中で考えるほど増大します。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが人間関係の悩みを解決する第一歩でs。
ステップ2:自信のなさと向き合う
自分の気持ちを声に出した後は、
自信のなさと向き合っていきましょう。
「なぜ悩んでいるのか?」
「いつから人間関係の悩みを抱いているのか?」
「どんな場面で悩みが出てくるのか?」
浮かんだ言葉を、1つずつ問いかけていきましょう。
自信のなさに向き合わないと現状は変わりません。
自信を持って行動できる様になることで、
自分を受け入れて生きれる様になります。
ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップは、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
人間関係に疲れている時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に相手のことを考え、
相手ありきで行動してしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
人間関係に悩まなくなる上で不可欠です。
自分を主語にして問いかけるからこそ、
自分が望む関係性を築ける様になります。
人間関係の疲れを一時的にリセットできても、
時間差で同じ悩みを繰り返してしまいます。
相手や環境を変えながら、
状況が悪化してしまうことが多いのです。
人間関係に疲れてしまう原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
3ステップに取り組むことで、
人間関係の悩みを解決できる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。