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【お人形遊びはいつからいつまで?】ぬいぐるみ心理学の視点で解説

[最終更新日]2023/03/21

こんにちは、伊庭和高です。

 

おそらく、この記事を読んでいるあなたは、

次の2つの内どちらかの想いを抱いているのではないでしょうか?

 

1つは「いつから」の方。

 

「ついに我が子が●歳になったの!

ところで、お人形遊びはいつから始めさせればいいの?」

※●には1歳、2歳、3歳、4歳、5歳…と、

人によって違う数が当てはまるでしょう。

 

子どもが大きくなって、

リカちゃん人形などのお人形遊びをさせたいと考えている。

※ぬいぐるみ遊びも、ここに含めて大丈夫です。

 

でも、一体いつからさせればいいのか悩んでいるのではないでしょうか?

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そしてもう1つは、「いつまで」の方。

 

これは「●歳までさせればいいの?」という悩みから、

「もう●歳なのに、いまだに人形遊びをしていて悩んでいる…」

というものまでありますね。

 

さて、私はぬいぐるみ心理学を提供しています。

 

個人面談の中でぬいぐるみとの過去の記憶をひも解き、

人間関係のパターンを導き出しています。

 

もちろんぬいぐるみに関する知識も持ってますし、

今まで面談した人の数だけ事例も豊富です。

 

ということで、今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

人形遊びはいつから、そしていつまでなのか、という疑問に答えていきます。

 

人形遊びは早くて1歳頃から

子育て ぬいぐるみ 画像

さて、臨床心理学の分野では、

赤ちゃんは生まれて1歳頃まではお母さんのもとを離れません。

 

それこそ、お母さんに抱っこされていたり、1人でハイハイできない子だっています。

まさに、子どもにとってはお母さんの愛情だけを一心に受けて育っている時期です。

 

※もちろん、お父さんの愛情も受けていますが、

毎日・毎時間一緒にいるのはお母さんなので、この様な書き方をしています。

 

そして1歳頃、お母さんのもとを自分で離れることができ始めます。

※もちろん、1人で外出できるわけではありません(笑)

 

今まではお母さんの愛情を一心に受けて育っていた子ども。

 

お母さんの次に向かうのが、

ぬいぐるみや人形、布のブランケットとされています。

※専門用語では、「移行対象」と言います

 

つまり、子どもは早くて1歳頃から

人形遊びを始めるということが言えます。

 

もしあなたが「何歳から人形やぬいぐるみを与えていいか迷っている」

のであれば、1歳頃には与えても大丈夫です。

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子どもだけでなく、人はぬいぐるみに理想の存在を重ね合わせます。

 

お母さんが常に手をかけなくてもよくなってくればくるほど、

子どもはぬいぐるみにお母さんの様に

100%愛情を注いでくれる存在を重ね合わせます。

 

子どもの感受性を早期に育むうえでも、

また遊び相手を作るうえでも、

人形は早めに与えて損になることはありません。

 

ただし、与える人形のサイズには注意が必要です。

あまり小さいと、あやまって飲み込んでしまうリスクがあります。

また、人形をかじって食べてしまうリスクもあります。

 

なので、まだ小さい内は大きめの人形や

ぬいぐるみを与えることをオススメします。

※ちなみに、1歳になる前に人形を与えても大丈夫です。

 

あくまで1歳は平均ですので。

 

いつまでも遊ばせる

彼女 ぬいぐるみ 寝る 画像

さて、次に「いつまで」の疑問に答えていきます。

 

子どもが大きくなってきたにも関わらず、人形遊びを続けている。

あるいは、高校生・大学生、そして大人になっても人形遊びを続けている。

 

当事者の中でもいるでしょうが、

何より親はこうした状況を心配に感じます。

 

「家の子、まだ自立できてないんじゃないのか?」

「人形を取り上げた方が良いんじゃないか?」

こうした疑問が浮かんでくるのもわかります。

 

これに対して、ぬいぐるみ心理学の視点から答えるならば、

「いつまでも遊んでいて良い」ということです。

先ほども伝えましたが、人は人形に理想の存在を重ね合わせます。

それを、誰かの意志で勝手に取り上げられたら、

その子の心にショックを残します。

 

実際、それが原因で人間関係にトラウマを追ったケースも見てきました。

 

あくまで、自分から辞めるまで、

人形やぬいぐるみを取り上げてはいけません。

 

また、辞めずにいつまでも遊んでいる場合は、そのままにして下さい。

それも、その子の個性の1つです。

 

むしろ、「ぬいぐるみとどのように関わっているか」を調べることで、

人間関係の築き方のパターンが見えてきます。

 

現代は、大人が人形を持つことも普通になってきています。

 

何よりはるか昔は、人形は大人用のものでした。

 

なので、大きくなっても人形を持っていることは、

決しておかしいことではないんです。

 

まあ、ぬいぐるみや人形のついたストラップは、

大人の人もバックやカギ、スマホ等につけていますし、

特別変わったことではないんですよね。

 

最後に

20代 自己投資 女性 画像ここまで、お人形遊びについての疑問に答えてきました。

不安や疑問を抱きやすいテーマだと思います。

 

ぬいぐるみ心理学の視点からできるアドバイスは、今回の記事で書きました。

 

あとはあなたのケースに当てはめて、実践してみてください。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。