26Oct
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
さて、前回は
「大人になってもぬいぐるみが手放せない理由」を3つ伝えました。
この理由を知っておくだけで、
ぬいぐるみを大人が持つことへの認識が少しでも変われば嬉しいです。
とはいえ、たとえ理由を知っていたとしても、
大人がぬいぐるみを持つことに対して不安を抱く人はいるでしょう。
とりわけ、パートナーや子どもがそうなっていたら、
「いい年してぬいぐるみなんて、大丈夫なの?」
と小言の1つでも言いたくなる物です。
今回は、そんな不安を解消するために、
「ぬいぐるみに対する3つの誤解」を説明していきます。
大人がぬいぐるみを持つことを不安視することが
そもそも間違っていたんだ、
ということが伝わればと思います。
誤解1:そもそも、子どものおもちゃとして捉えるのが間違い
まず、最初の誤解ですが、
ぬいぐるみは決して子どものおもちゃに限定されません。
それこそ、数十年前はおもちゃ売り場でしか
主に見かけなかったのですが、
最近は雑貨屋さんや服屋さんでも見かけます。
子どもが行かない様なセレクトショップにぬいぐるみが売っていると、
もはやターゲットは「大人」です。
単にインテリアとしてぬいぐるみを置くお店も増えてきています。
さらに身近な例としては、
ぬいぐるみのついたストラップは至る所で売っています。
友達や恋人と一緒に買ったり、
カギやバッグにつけたり、
大人であってもぬいぐるみを持つケースは圧倒的に増えています。
つまり、ぬいぐるみを持っていることを不安視する理由として、
「子どもが遊ぶ物でしょ?」という理由は、もはや通用しないのです。
一緒に同棲を始めたら、恋人が大量のぬいぐるみを持ってきた。
やたら身の回りの物にぬいぐるみのストラップをつけたがる。
こんなことがあっても、決して不安に思わなくて大丈夫です。
※ビックリするとは思いますが…
これは子育ての場面でもよく見かけます。
「もう汚くなってきたし、子どもにだまって捨てちゃおう」
子どもだけでなく、相手が大人だったとしても、
絶対にこれはやってはいけません。
前回の記事でも書きましたが、
人はぬいぐるみに理想の世界を重ね合わせます。
理想の存在を勝手に捨てられたり隠されたりしたら、
相当ショッキングな経験となります。
私がぬいぐるみ心理学を提供してきた人の中には、
恋愛への恐怖心が芽生えたり
友達と深い関係になれない等のトラウマが残っていました。
ぬいぐるみを捨てる・隠すというのは、
大切な人と突然お別れすることと同じ。
大げさに聞こえるかもしれませんが、それだけ重大な行為です。
ぬいぐるみを大人になっても
持っていることを不安視する人はいます。
ですが、あなたも同様に、
ぬいぐるみ以外の何かを持っているケースはあります。
例えば、プラモデルやフィギュアを
大人になってからも買う(持ってくる)人。
小さい頃からの本をボロボロになっても捨てられない人。
こうした、「ぬいぐるみ以外のもの」を持ち続けている人はいますよね?
誤解1でも伝えましたが、
「ぬいぐるみ=子ども」というイメージがあるため、
ぬいぐるみを大人になっても持つことへの不安を抱く人がいます。
ですが、見方を変えれば、
プラモデルやフィギュア、本を
大人になってからも持ち続けていることだって、
何かしらの不安要素があるかもしれません。
それこそ、前回の記事で説明した
「理由3」に当てはまるかもしれません。
ぬいぐるみを持っていることだけを不安視する人がいるとすれば、
その考えには決して賛成できません。
ここまでが、「ぬいぐるみに対する3つの誤解」になります。
大人がぬいぐるみを持つことに不安を抱く人はまず、
「自分は3つの誤解のどれかに当てはまってないか?」
これを振り返って下さい。
その上で、前回の記事にある様な分析を進めて下さい。
そして、より詳しくあなたの悩みを解決したい場合は、
以下の無料講座に申し込んでください。
ぬいぐるみ心理学をあなたの悩みに即した形に当てはめます。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。