20Jun
[最終更新日]2023/06/20
こんにちは、伊庭和高です。
アファメーションについての相談は、
私の元によく寄せられます。
「肯定的な言葉で自己暗示をすること」
これがアファメーションです。
自分自身に肯定的な言葉をかけながら、
理想の成果を手に入れる方法です。
「私は3ヶ月以内に理想の職場へ転職しています」
「月末の会議で堂々と成果をプレゼンしています」
「1年以内にパートナーと幸せな結婚生活を送っています」
仕事でもプライベートでも、
アファメーションを意識的に行うことで、
本当に望む現実を手に入れることはできます。
「アファメーションを実施しても変化が起きない…」
「アファメーションは意味がないのでは?」
その一方でこうした声もよく聞きます。
確かにプロセスを間違えると、
アファメーションをどれだけやっても、
理想の成果は得られません。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
アファメーションのやり方について取り上げます。
目次
アファメーションが効果がない時の共通点
アファメーションに効果がないと感じる時は、
いくつかの共通点があります。
これから紹介する特徴に、
自分が当てはまっているか確認してみてください。
心の中でネガティブ思考をしている
アファメーションでポジティブな言葉を使っても、
心の中でネガティブ思考をしていれば、
いつまでも現実は変わりません。
アクセルとブレーキを、
同時に踏んでいる様なものなのです。
「月末の会議で堂々と成果をプレゼンしています」
(でも上司に怒られたらどうしよう…)
(同僚の方が上手に話すんだろうな…)
この様にネガティブな気持ちが心の中にあると、
アファメーションの効果が出ないのです。
アファメーションを続ければ、
ネガティブ思考が消えることはありません。
ある意味ネガティブ思考とは、
心の便秘状態です。
「お腹の調子が良いな!」と、
どれだけポジティブに考えても、
便秘が解消されることはありませんよね?
まずは出し切らなければ、
便秘は解消されないのです。
ネガティブ思考をしているのは、
自覚がない人の方が多いです。
後ほど方法は解説しますが、
ネガティブな気持ちをまず受け止めるのが、
アファメーションで成果を出す大前提です。
失敗を恐れている
「ミスをしたらどうしょう…」
「上手くいかなかったら…」
この様に失敗を恐れていると、
アファメーションをしても効果は出ません。
どれだけ理想の状態を願っても、
失敗を恐れていれば行動にも移せません。
時間ばかりが過ぎてしまい、
一向に現実は変わらないのです。
確かに失敗を恐れていれば、
実際に失敗することはありません。
ですが同時に成功することもありません。
その意味では失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗なのです。
栄養ドリンクを飲んでいるだけ
ここまで解説したことをまとめると、
効果が出ない時のアファメーションは、
栄養ドリンクを飲んでいるだけです。
栄養ドリンクを飲めば、
一時的に元気は出るでしょう。
ですが栄養ドリンクを飲まないといけない原因に、
一向に対処できていないのです。
・徹夜続きの状況
・仕事の負荷が高い状況
・食生活や睡眠の乱れ
こうした原因に対処しないと、
根本的には何も変わらないのです。
アファメーションで一時的に元気が出て、
ポジティブな気持ちで満たされても、
すぐに元の現実へ引き戻されてしまいます。
アファメーションの効果を最大化するために
ここまでの内容を踏まえ、
アファメーションの効果を最大化する方法を解説します。
3つの方法を順番に実践することで、
効果が出ない時の共通点を取り除き、
現状を好転させることができます。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
アファメーションの効果を実感できない人ほど、
普段から自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考えています。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まります。
心の中でネガティブ思考をしてしまうのも、
頭の中で考えている時に起こりがちです。
どれだけポジティブな言葉を発しても、
心の中がネガティブになってしまうのです。
ポジティブ・ネガティブに関係なく、
どんな気持ちも自分で声に出すこと。
この点を意識することで、
アファメーションの効果を実感できる様になります。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみと関わるのがオススメです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
ぬいぐるみと意識して関わることは、
アファメーションにも好影響を生みます。
自信のなさと向き合う
そして声に出した後は、
自信のなさと向き合います。
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだと解説しています。
心の中でネガティブ思考をしたり、
失敗を恐れてしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
アファメーションで言葉だけ自信を持とうとしても、
心の奥に自信のなさが存在すると、
一向に成果を実感できないのです。
「なぜ失敗を恐れるのか?」
「なぜネガティブ思考をしてしまうのか?」
声に出しながら自信のなさを明確にしましょう。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップが、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
アファメーションの効果を実感できない人ほど、
自分を主語に問いかけていません。
普段から自分以外の誰かのことを考えています。
「した方がいい」
「しなければいけない」
「するべきだ」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらの言葉は、
自分を主語にできておらず、
誰かのことを先に考えています。
周りの声に振り回されてしまったり、
ネガティブ思考が強まりやすいのです。
「どうしたいのか?」と問いかけることは、
本当に望む成果を出すために不可欠です。
ここまで紹介した方法を使えば、
アファメーションで効果を実感できる様になります。
形だけポジティブな言葉を発するのではなく、
心の奥にあるネガティブな気持ちも受け止めた上で、
自然と前に進んでいける様になります。
そして先ほどもお伝えした様に、
アファメーションが上手くいかない時ほど、
自信のなさに直面しています。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。