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育児ノイローゼの末路は3つ!治し方を2ステップで解説

[最終更新日]2024/07/09

こんにちは、伊庭和高です。

 

子育てについての相談は、

私の元によく寄せられます。

 

子育てをしながらストレスを抱え込み、

苦しんでいる人も多いのです。

 

子育てで不安やプレッシャーを感じ、

ネガティブな気持ちを抱くことが増え、

育児ノイローゼになってしまう人もいます。

 

これでは子供にも悪影響が及びますし、

自分自身も苦しくなってしまいます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

育児ノイローゼの心理背景と治し方を解説します。

 

育児ノイローゼの末路とは?

 

育児ノイローゼの末路は3つであり、

どれも幸せな未来ではありません。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

1つずつ、解説していきます。

 

子供に悪影響を与える

育児ノイローゼの影響は、

ダイレクトに子供に及びます。

 

子供にキツく当たってしまったり、

子供の前で泣いてしまうこともあるのです。

 

子供は親の顔を見て育つので、

子供の成長に悪影響が及んでしまいます。

 

ストレスを抱えながらの子育ては、

自分にも子供にも良いことがないのです。

 

自分のメンタルが崩壊する

育児ノイローゼを放置していると、

自分のメンタルが崩壊します。

 

ネガティブ思考ばかりしてしまったり、

心身の健康を崩しやすくなるのです。

 

ストレスやプレッシャーから、

冷静な判断ができなくなったり、

自己嫌悪に陥ることもあります。

 

ネガティブ思考が癖になる

そして育児ノイローゼのままだと、

ネガティブ思考が癖になります。

 

何かにつけて悪い方へと考えてしまうのです。

 

これでは子育ても苦しいですし、

夫婦関係も上手くいかなくなるでしょう。

 

またネガティブに考えるほど、

身動きが取れなくなってしまいます。

 

行動するのをためらってしまったり、

失敗を過度に怖がり続けてしまうので、

これもストレスになってしまうのです。

 

なぜ育児ノイローゼになるのか?

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

育児ノイローゼになってしまうのも、

自信のなさが背景にあると言えます。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればノイローゼになるまで悪化させません。

 

育児でストレスやプレッシャーを感じても、

自分で気持ちを立て直すことができますし、

必要に応じて周囲に助けを求めることができます。

 

一方で自分に自信が持てていないと、

ストレスやプレッシャーに飲み込まれてしまいます。

 

出産後に自信が持てなくなった人もいれば、

出産以前から自分に自信がない人もいます。

 

いずれにせよ確かなことは、

育児ノイローゼを克服するうえでは、

自信の有無が大事なのです。

 

「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」

育児ノイローゼに悩む人の自信のなさについて、

代表例を3つ紹介します。

 

完璧主義

「授乳や沐浴をちゃんと管理しなきゃ…」

「こまめにデータを記録しないと…」

 

この様に完璧主義になるほど、

メンタルは不安定になります。

 

仕事やプライベートで、

既に完璧主義の傾向があった人は、

出産を機にさらに完璧さを求めがちになります。

 

あるいは出産を機に完璧主義の一面が強まる人もいます。

 

完璧さを求めるのを否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

食べ過ぎや飲み過ぎなど、

何事もやり過ぎると反動が出ます。

 

「しなきゃ…」「するべき…」といった言葉は、

完璧主義になると出てきやすいです。

 

周囲を頼れない

「お願いしたら迷惑ではないか…」

「周りに頼れる人がいない…」

 

周囲を頼れずにいると、

自分で自分を追い込んでしまいます。

 

実家との距離が離れていたり、

関係が良くなかったりすれば、

親を頼りにくくなるでしょう。

 

また夫を上手く頼れなかったり、

価値観の違いからすれ違いを起こすこともあります。

 

次第に自分で抱え込み、

育児ノイローゼになってしまいます。

 

夫を上手く頼れないことで、

逆に夫へのイライラもやもやが増大するのです。

 

「もっと状況を察して欲しい」

「十分に子育てをしてくれない」

この様に、夫へ期待し過ぎて苦しんでしまうかもしれません。

 

周りの目を気にしている

「周りと比べてちゃんと子育てできているのか…」

「相手は嫌な顔をしないだろうか…」

 

この様に周りの目を気にしがちな人は、

メンタルも不安定になります。

 

自分の気持ちよりも先に、

周りにどう思われるかを気にしてしまうのです。

 

自分の気持ちを我慢したり、

無理して周りに合わせたりと、

次第に息苦しさを感じてしまいます。

 

その結果、育児ノイローゼになってしまうのです。

 

育児ノイローゼの治し方2ステップ

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

育児ノイローゼの悩みを解決する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

育児ノイローゼに悩む現状を今から好転できる様になります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法は、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

育児ノイローゼで悩む時ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の、

9割がネガティブな内容だと言われています。

 

育児ノイローゼで悩むのも、

決まって頭の中で考えている時です。

 

まとまっていなくて大丈夫ですし、

どんな気持ちでも大丈夫です。

 

頭に浮かんだ言葉を実況中継する感覚で、

ブツブツと声に出してみてください。

そしてここでのポイントは、

「まず自分で声に出すこと」

 

家族や友人など、

いきなり周りに声に出さないでください。

 

確かに自分の気持ちを吐き出せば、

その瞬間はスッキリするでしょう。

 

ですが聞かされた相手は、

嫌な気分になるかもしれません。

 

「何度も同じ話を聞かされるのは辛い…」

「いい加減、自分で解決して欲しい…」

 

相手にこの様に思われてしまえば、

関係が悪化することもあります。

 

何より相手に気持ちを吐き出しても、

一時的なガス抜きにはなっても、

根本的な解決につながらないことが多いです。

 

独り言をブツブツとつぶやく様に、

まず自分で声に出すことを続けると、

自分で自分のメンタルを立て直せる様になるのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみと関わるほど、

自分の気持ちを安定させやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

育児ノイローゼで悩む時ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを、

先に考えているのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

「してくれない」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分を主語に問いかけておらず、

自分以外の誰かを先に考えています。

 

先ほどもお伝えした様に、

どれだけ相手のことを考えても、

相手の気持ちはコントロールできませんし、

相手の言動に振り回されてしまいます。

 

自分を主語に問いかけることが、

メンタルを整えるポイントです。

 

またメンタルが不安定になる時ほど、

「どうすればいい?」と考えがちです。

 

「私はどうすればいいの?」という様に、

答えを周りに求め続けてしまうので、

いつまでも悩みが解決しないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

育児の悩みを解決するために不可欠です。

育児ノイローゼは時間が解決してくれるとは限りません。

 

子供が成長しても悩みに襲われ、

日常にネガティブな影響が出てしまいます。

 

育児ノイローゼに悩む根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法を実践することで、

今から現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。