menu

ピーターパン症候群の末路は3つ!原因と克服法まとめ

[最終更新日]2023/05/31

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はピーターパン症候群を取り上げます。

 

「年齢的には大人だけれども、精神的に大人になれないこと」

 

これがピーターパン症候群で、

1983年にアメリカの心理学者、

ダン・カイリーが提唱しました。

 

主に男性を対象にした状態ですが、

「誰でも持っている問題の一種」とされているので、

女性にも当てはまると考えられます。

 

「ピーターパン症候群かもしれない」

「どうすれば克服できるのか?」

 

こうした声が届くこともあります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

ピーターパン症候群の原因と克服法を解説します。

 

ピーターパン症候群の特徴

 

ピーターパン症候群の人には、

次の3つの特徴があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

甘えん坊(寂しがり屋)

ピーターパン症候群の人ほど、

甘えたい欲求があります。

 

精神的に大人になりきれていないので、

親や友達や恋人など、

誰か甘える対象を求めているのです。

 

ただし裏を返せば、

寂しがり屋とも言えます。

 

定期的に寂しさに襲われ、

誰かに満たしてもらおうと考えているのです。

 

周りの目を気にしている

「変に思われたらどうしよう…」

「あの人の方がすごいのでは…」

「怒られない様にしないと…」

 

ピーターパン症候群の人は、

この様に周りの目を気にしています。

 

劣等感を抱いたりと、

人と自分を比べる特性があるのです。

 

あるいは周りと自分を比べつつ、

「自分には関係ない」と突っぱねることもあります。

 

周りの目は気にしつつも、

それを認めようとしないのです。

 

相手をコントロールしようとする

ピーターパン症候群の人ほど、

自分の思い通りにならないと気が済みません。

 

「して欲しい」

「してもらいたい」

 

こうした言葉が浮かびやすいのです。

 

相手をコントロールしようとし、

束縛したり無理な要求を突きつけることもあります。

 

時に子供っぽさを感じるのも、

ピーターパン症候群の特徴です。

 

自分の思い通りにしようとするのは、

精神的に大人になりきれていないと言えます。

 

ピーターパン症候群の原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

ピーターパン症候群なのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればピーターパン症候群にはなりません。

 

誰かに甘えようとし過ぎたり、

周りの目を気にしたり、

相手をコントロールしようと思うのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

自信が持てていないから、

精神的に大人になりきれていないのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の経験も影響

また私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶によって形作られます。

 

特に親との関係は、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが生まれ、

ピーターパン症候群になる人もいます。

 

「親に依存的に関わっていた」

「親の顔色を伺っていた」

「親もピーターパン症候群だった」

 

たとえばこうした場合は、

子供にも影響が出てしまうのです。

 

ピーターパン症候群の末路

 

ピーターパン症候群のままだと、

幸せな未来は待っていません。

 

ピーターパン症候群を克服しないと、

3つの結末が待っています。

 

自分で自分を満たせない

ピーターパン症候群の人は、

自分で自分を満たせません。

 

誰かに自分を満たしてもらおうとするのです。

 

他者の反応や評価に依存してしまい、

自分を満たせていないのです。

 

それでも相手に依存すれば、

一時的に寂しさは埋められます。

 

一時的には満たされても、

誰かがいないと満たすことができず、

非常に不安定な状態だと言えます。

 

過度なストレスを抱く

ピーターパン症候群の人は、

過度なストレスに悩まされると言われています。

 

周りの目を気にしていれば、

気疲れも感じやすくなります。

 

相手をコントロールしようと思えば、

思い通りにならずイライラしてしまいます。

 

常にストレスを抱えている様なもので、

心身の健康にも良くないのです。

 

人間関係が悪化する

ピーターパン症候群の人は、

人間関係が悪化するのは間違いないです。

 

精神的に大人になりきれていないので、

周囲との関係もギクシャクします。

 

仕事が続かなかったり、

同じ理由で退職することもあります。

 

恋愛でも上手くいかず、

同じパターンで別れるかもしれません。

 

本人も何とかしたいと思いつつ、

ピーターパン症候群を改善しない限り、

人間関係の悩みを繰り返してしまいます。

 

悩みは何度でも繰り返される

環境や付き合う相手を変えても、

ピーターパン症候群は解決しません。

 

自信のなさが原因だからこそ、

自分自身と向き合い行動しなければ、

悩みは形を変えて何度でも繰り返されます。

 

とはいえ冷静に考えれば、

生まれた時からピーターパン症候群の人はいません。

 

生まれ持った性格ではなく、

後天的に身についただけなので、

誰でも今から現状を好転できます。

 

ピーターパン症候群の克服方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

ピーターパン症候群は克服できます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

ピーターパン症候群の人ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大すると言われています。

 

頭の中で考えるほど、

周りの目を気にしたり、

相手に求め過ぎてしまいます。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。

これが現状を変えるポイントです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することは、

自分の気持ちを受け止める上で効果的です。

 

自分を主語にして問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

ピーターパン症候群の人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

「しなければ」

「した方がいい」

「するべきだ」

 

たとえばこの様に、

自分がどうしたいかを問いかけていません。

 

自分を主語にせず、

自分以外の誰かのことを考えているのです。

 

「して欲しい」

「してもらいたい」

 

これらも自分を主語にせず、

相手に求めている状態です。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

ピーターパン症候群を克服するために不可欠です。

ピーターパン症候群のままでは

幸せな未来は待っていません。

 

人間関係の悩みを抱き、

生きづらさも感じてしまいます。

 

根本原因の自信のなさに向き合い、

2つの方法を実践することで、

ピーターパン症候群を克服しましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。