23Feb
[最終更新日]2020/11/09
ここ十年くらいの間で、歳の差カップルが注目を浴びてきました。
歳の差が1ケタではなく、10歳以上離れているカップル。
これはもう普通に話を聞く様になりました。
芸能界においても歳の差カップルのウワサは多く、
そのまま結婚するケースも耳にします。
とはいえ、昔は40、50のお殿様が、
子孫繁栄のために10代の女性と結婚するケースはありました。
歳の差結婚は、案外普通のことなのかもしれないですね。
ただ、昔と違って現代は基本的に恋愛結婚です。
政略結婚の様なものが少なくなっているからこそ、
新たな悩みも生まれてくるわけです。
歳の差が離れているからこそ、
すんなり結婚までたどり着けないケースは多く耳にします。
親はもちろん、周囲の反対にあったり、
子どもができにくいからと断念したり、
理由は様々でしょう。
ですが、歳の差カップルが結婚までたどりつけない本当の理由。
ぬいぐるみ心理学の視点を踏まえるならば、
上記とは別のところに理由があるんです。
無意識の内に本音が言えなくなっている
そう、年が離れすぎているからこそ遠慮して、
本音が言えなくなっているケースがあります。
本音が言えなければ、確かに付き合っているものの、
どこかわかりあえない感覚を抱き続けることになります。
結婚の話も年が離れているからこそ、
向き合うことにも労力を要します。
何となくうやむやになってまま時間だけが経過し、
結局別れるケースもあります。
また、年が離れているからこそ、
どちらかが一方的に相手に寄りかかるケースも目にします。
例えば、男性が女性よりも年齢が高いため、
女性が常に男性を頼ってしまうケースです。
もちろん男性としては頼られて嬉しい気持ちもあるでしょうが、
女性を受け止めるあまり男性の本音を言い出せていないケースがあります。
このブログでも以前に本音が言えない夫婦について書きましたが、
歳の差カップルでは結婚するまでのハードルが高いからこそ、
夫婦になる前に問題が表面化してしまいやすいとも言えます。
ただし、今回話した理由を乗り越えたカップルは、
結婚してからも深く結ばれ続けると考えられます。
周囲から反対されるケースもあるわけで、
その分結婚すれば、お互いの結束力は強まっていきます。
年がどれだけ離れていようが、人を愛する気持ちは変わりません。
本音を伝え合いながら、一歩ずつ進んでもらえたらと思います。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。