2Mar
[最終更新日]2025/02/25
こんにちは、伊庭和高です。
「声が大きいと言われる」
「原因を知って改善したい」
年齢や性別や境遇を問わず、
この相談は定期的に寄せられます。
声が大きいことで周りに迷惑をかけたり、
関係がギクシャクすることもあります。
声が大きいことで問題が発生しているならば、
今すぐにでも改善する必要があるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
声が大きいと言われる心理背景や原因を解説します。
その上で現状を改善する方法を、
独自の切り口からお伝えします。
目次
声が大きいと言われるのはなぜ?
声が大きいと言われるのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
周囲にアピールしている
大きな声で発言すれば、
周りも気になるでしょう。
自分のことを見たり、
反応してくれることもあります。
つまり声が大きい状態でいれば、
周囲にアピールできるのです。
自分の存在を認識させるために、
大きな声で話す様になるケースもあります。
自分を強く見せている
声が大きい人ほど、
自分を強く見せています。
強そうな印象を相手に与え、
関係を有利に進めようとしているかもしれません。
勝ち負けや優劣や評価を気にする人ほど、
自分を強く見せようとする傾向があります。
実際に強いかどうかは関係ないですし、
むしろ「強がり」という言葉がある様に、
強がって声を大きくする人もいます。
かまってほしい
声が大きい人のことは、
周りも気になるでしょう。
つまり大きな声で話していると、
誰かにかまってもらえる確率が高まるのです。
心理学では承認欲求とも言いますが、
承認欲求を満たすために大きな声で話す人もいます。
自信のなさが背景にある
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
声が大きいと言われるのは、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば声が大きくなりません。
必要以上に声を大きくせず、
堂々としていられるのです。
逆に自信がないから大きな声を出し、
自信ありげに見せてしまうことがあるのです。
幼少期の育ちも影響している
私たちの自信のなさとは、
幼少期の育ちに影響されます。
生まれた時は誰もが自信のある状態でした。
それが成長する中で自信がなくなり、
必要以上に声を大きくしてしまう様になるのです。
周囲にアピールしようとしたり、
自分を強く見せていたり、
かまってほしいと思う様になるのも、
幼少期の経験が影響しています。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信が持てなくなり、
声が大きくなってしまう人もいます。
声が大きいと言われる現状を放置すると…
声の大きさを自分で気にしていなかったり、
特段問題が起きていないなら良いでしょう。
ですが周りとの関係がギクシャクしたり、
日常生活に影響が出ているならば、
声が大きいのを改善する必要があります。
仕事でもプライベートでも問題が発生し、
悩みを抱えてしまうこともあります。
だからこそ自信のなさと向き合い、
今から現状を変えていく必要があります。
声が大きいと言われる状況を改善する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を改善する方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
必要以上に声が大きくなってしまうのは防げます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初に取り組む方法は、
自分の気持ちを声に出すこと。
声が大きい人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず頭の中で考える癖があるのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大する習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
周囲にアピールしようとしたり、
自分を強く見せていたり、
かまってほしいと思うのも、
頭の中で考えている時です。
どんな言葉でも大丈夫ですので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を改善するための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
ぬいぐるみを意識して活用することで、
人に注意できない悩みも早く改善できます。
「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけます。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
声が大きいと悩む人ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かや何かのことを先に考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければいけない」
「してほしい」
「してあげる」
たとえばこれらの言葉は、
自分を主語に問いかけていない状態です。
自分以外の誰かや何かのことを先に考えています。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっているのです。
周囲にアピールしようとしたり、
自分を強く見せていたり、
かまってほしいと思うのは、
他人軸になっている状態だと言えます。
「どうしたい?」を習慣化することが、
声が大きいと悩む現状を変えるために不可欠です。
声が大きいと悩む状況は変えられます。
自信のなさから必要以上に声が大きくなっているだけなのです。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
現状を今から変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。