2Sep
[最終更新日]2025/09/02
こんにちは、伊庭和高です。
「自分を知られるのが怖い」という相談は、
年齢や性別を問わず定期的に寄せられます。
会話に入っていけなかったり、
本音を言えずに我慢したりと、
息苦しさを感じることもあるでしょう。
常に自分を知られるのを怖がり続けると、
疲れやストレスも感じやすくなります。
人間関係でも気を使い続けてしまい、
悩みが生まれやすくなるのです。
今回は自分を知られるのが怖い心理背景を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
その上で現状を今から好転する方法を、
独自の切り口でお伝えします。
目次
自分を知られるのが怖い3つの心理
自分を知られるのが怖いと思う人は、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
周りにどう思われるか気にしている
「あの人にどう思われているのか…」
「良い人だと思われなきゃ…」
「変なウワサになっていないかな…」
この様に周りの反応や評価を気にするほど、
自分を知られるのが怖くなります。
自分の意見が言えなくなり、
無理して周りに合わせることも出てきます。
どれだけ周りのことを考えても、
周りの気持ちを透視することはできません。
いつまでも周りの気持ちがわからず、
自分を知られるのが怖くてブレーキを踏んでしまうのです。
嫌われるのが怖い
「嫌われたらどうしよう…」
「嫌われない様にしなきゃ…」
この様に相手に嫌われるのを怖がるほど、
自分を知られるのが怖くなります。
自分を知られることで、
相手に嫌われないか不安なのです。
嫌われない様にと思えば思うほど、
当たり障りない人間関係を築きます。
「あの人は何を考えているかわからない」と思われるかもしれません。
次第に周りから距離を取られたり、
誤解を生んでしまうこともあります。
何より嫌われるのを怖がっていては、
相手に好かれることもありません。
自分を知るのが怖い
実は自分を知られるのが怖い人は、
自分を知るのが怖い傾向があります。
自分で自分のことを知るのが怖いので、
周りにも自分を知られない様にしているのです。
自分を知られるのを怖がっていれば、
本等の自分を出さなくて済むので、
自分でも自分のことを知らずに済みます。
自分を知ることで取り乱してしまったり、
感情的に動揺するのを防ごうとしているかもしれません。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
自分を知られるのが怖いのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば自分を知られるのを怖がりません。
話したいことを話し、
聞きたいことを聞いたりと、
自分の思うままに振る舞えるのです。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
自信のなさが原因です。
自分を知られるのが怖いままだとどうなるか?
自分を知られるのを怖がっていても、
幸せな未来は待っていません。
仕事でも私生活でも、
人間関係の悩みに直面するでしょう。
変に気を使いすぎてしまったり、
無理して頑張りすぎてしまうこともあります。
また自分を知られるのを怖がるのは、
無意識にストレスをため込みます。
常に気を張って過ごしている状態なので、
精神的につらくなってしまうのです。
悩みは繰り返される
「異動すれば…」
「転職すれば…」
「付き合う相手を変えれば…」
この様に環境を変えることで、
現状が好転すると思い込む人はいます。
確かに環境が変わればリセットされますが、
自分自身が変わらなければ同じ悩みに直面します。
たとえば職場が変わっても、
自分を知られるのを怖がり続けてしまうので、
同じ悩みが発生するのです。
その意味で悩みは、時間が解決してはくれません。
自信のなさと向き合いながら、
まず自分が変わろうとすることで、
自分を知られるのを怖がらずに過ごせる様になります。
現状を今から好転する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自分を知られるのが怖いのは克服できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
自分を知られるのが怖い人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
周りにどう思われるかが気になり、
嫌われるのも怖がってしまいます。
怖い気持ちが心の中で増大するのも、
頭の中で考えている時です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分を知られるのが怖い人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
周りに流されたり振り回されてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっています。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちな人も、
自分を知られるのを怖がる傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けているので、
いつまでも自分で結論を出して行動できないのです。
その結果、自分を知られるのを怖がり、
周りのことばかり気にし始めます。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分を知られるのを怖がらず、
勇気を持って行動できる様になります。
自分を知られるのを怖がり続けても、
幸せな毎日は訪れません。
人間関係で疲れてしまったり、
本来の自分を出せずに苦しくなります。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状を今すぐ変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。