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感謝できないのは病気ではなく自信のなさが原因です

[最終更新日]2025/10/22

こんにちは、伊庭和高です。

 

仕事でも私生活でも、

相手に感謝できないと悩んでいる人は多いです。

 

「感謝の気持ちが浮かばない」

「感謝していても言葉で伝えられない」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談は定期的に寄せられます。

 

感謝できないまま過ごしていると、

どこかで壁に直面します。

 

人間関係がうまくいかなくなったり、

感謝できない自分に自己嫌悪することもあります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

感謝できない原因と解決策をお伝えします。

 

感謝できないのはなぜ?

 

感謝できないと悩む人には、

5つの原因があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

当たり前だと思っている

感謝の反対語は「当たり前」です。

 

・してもらって当たり前

・対応してくれて当たり前

・一緒にいるのが当たり前

 

この様に当たり前の意識を持つ人は、

感謝できなくなってしまいます。

 

当たり前だと思っていることに、

有り難みを感じることができないのです。

 

ネガティブ思考が癖になっている

普段からネガティブ思考をしがちな人は、

感謝の気持ちが浮かばなくなります。

 

感謝するほどポジティブになれることが、

近年の研究で明らかになっています。

 

つまり感謝すればポジティブになれるので、

ネガティブ思考が強い人は感謝をしないのです。

 

感謝の気持ちが出てきても、

頭の中のネガティブ思考がかき消してしまいます。

 

周りの目を気にしている

「あの人にどう思われるのか…」

「変に思われたらどうしよう…」

「否定されてしまわないか…」

 

この様に周りの目を気にする人ほど、

感謝できない傾向があります。

 

周りにどう思われるかを気にすると、

感謝を伝えるのをためらったり、

自分の気持ちに素直になれないのです。

 

完璧主義

「まだ十分ではない」

「もっと完璧にやらなきゃ」

 

この様に完璧主義の人は、

感謝できない傾向があります。

 

完璧主義になるほど、

足りない点へ意識が向くので、

この程度で感謝してはいけないと思い込むのです。

 

自分で物事の基準を上げてしまい、

次第にストレスやプレッシャーに押しつぶされてしまいます。

 

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人は、

感謝の気持ちを抱きにくい傾向があります。

 

感謝をするほどポジティブになれたり、

幸福感が高まると言われています。

 

そもそも自己肯定感が低いので、

感謝を素直にできなかったり、

周囲からの感謝も素直に受け取れないのです。

 

自信のなさが根本原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

感謝できないと悩んでいるのも、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば感謝したい時にできますし、

感謝の気持ちも自然と生まれます。

 

先ほど紹介した5つの原因も、

自信のなさが背景にあります。

 

「感謝できないのは病気ではないか?」

 

この様な相談も時おり寄せられますが、

病気ではなく自信のなさが原因なので、

誰でも今から改善することができます。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の経験も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しいものは欲しいと主張できていました。

 

それが成長し大人になるにつれ、

自信がなくなり感謝できなくなるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信がなくなり、

感謝できなくなる人も多いです。

 

「親にダメ出しばかりされていた」

「親の顔色をうかがっていた」

「親が感謝できない人だった」

 

たとえばこうした場合は、

子供にも影響を与えてしまいます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

感謝できない悩みは、

時間が解決してはくれません。

 

職場環境や付き合う相手を変えても、

自分が変わらなければ感謝できないのです。

 

それこそ子供の頃から大人になるまで、

感謝できないことに悩む人もいます。

 

感謝できないまま過ごしていても、

良いことはありません。

 

人間関係が悪化したりと、

どこかで上手くいかなくなります。

 

自信のなさと向き合いながら、

感謝できない自分を変える必要があります。

 

感謝できないのを改善する方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

感謝できないのを改善する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

感謝できない状況は改善できます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

感謝できない人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄のうち、

9割がネガティブな内容とも言われています。

 

ネガティブに考えるほど感謝できないのは、

先ほど解説した通りです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を好転する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

感謝できない人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

周りの目が気になったり、

自分の気持ちを我慢してしまいます。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

他人軸になっているのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

感謝できる自分に変わるために不可欠です。

 

自分がしたいことを問いかけ、

主体的に行動する場面が増えるほど、

自然と感謝の気持ちが出てきます。

感謝できない状況は病気ではなく、

自信のなさが根本原因です。

 

だからこそ誰でも現状を変えられます。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

感謝できない悩みを克服しましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。