31Aug
[最終更新日]2022/05/20
こんにちは、伊庭和高です。
今回のテーマは過去の私も悩んでおり、
多くの方から相談が寄せられています。
「仮面をかぶってしまう」
「仮面をかぶるのをやめたい」
仕事でもプライベートでも、
仮面をかぶるのは苦しいです。
その場を何とかやり過ごせても、
精神的な疲れがたまってしまいます。
仮面をかぶり続けてしまえば、
次第にどれが本当の自分なのかわからなくなってしまうのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
仮面をかぶるのをやめる方法をお伝えします。
目次
仮面をかぶる人の心理背景
まずは仮面をかぶる人の心理背景について解説します。
どれか1つ当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りの目を気にしている
仮面をかぶっているのは、
周りの存在を前提としているからです。
周りにどう思われるかを気にしていると、
仮面をかぶる様になってしまいます。
「変に思われたらどうしよう…」
「嫌われたらどうしよう…」
こうした気持ちが出てくると、
自分を抑えて別の仮面をかぶり始めます。
認められたい
相手にとって都合の良い自分を演じれば、
評価されたり褒められることもあります。
承認欲求という言葉がありますが、
周りに認められたいがために、
仮面をかぶってしまう人もいます。
ですが仮面をかぶり続ければ、
周りありきで振る舞うことになります。
周りから認められなければ、
心が乱されてしまいます。
認められたいと思うほど、
不安定な気持ちになりやすいのです。
怒られるのが怖い
怒られるのが怖い人ほど、
つい相手を気にして仮面をかぶってしまいます。
自分の気持ちを抑えたり、
無理して相手に合わせたりします。
仮面をかぶって関わっていれば、
怒られるのを回避できます。
ですが相手の反応におびえて過ごすので、
常に気を張っていなければならず疲れてしまいます。
仮面をかぶる原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
仮面をかぶってしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば仮面をかぶる必要はありません。
相手にどう思われるかを気にせずに、
自分の気持ちに素直に行動できます。
一方で自分に自信が持てていないと、
周りを気にして仮面をかぶってしまいます。
その場しのぎを繰り返すために、
仮面をかぶり続けてしまうのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期にキッカケがある
そして私たちの自信のなさは、
幼少期の経験で形成されます。
生まれた時から仮面をかぶる人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張したりと、
誰もが自分らしく振る舞えていました。
ですが成長する中で自信が持てなくなり、
周りを気にして仮面をかぶり始めるのです。
また私たちにとって親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
「親の顔色を伺っていた」
「親の前で良い子を演じていた」
「親も仮面をかぶる人だった」
たとえばこうしたケースだと、
子供も仮面をかぶりやすくなります。
仮面をかぶるのはやめられる
ですが冷静に考えれば、
誰もが生まれた時は仮面をかぶっていません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも仮面をかぶるのをやめられます。
私自身も仮面をかぶって生きていましたが、
自信のなさと向き合い行動したことで、
周りの目を気にせず行動できる様になりました。
仮面をかぶるのをやめることは、
誰でも今からできるのです。
仮面をかぶるのをやめる方法
ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、
仮面をかぶるのをやめる方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自分の気持ちに素直に行動できる様になります。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
仮面をかぶってしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
相手の反応を気にして自分の気持ちを押さえ込む様になります。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
仮面をかぶるのをやめる上で効果があります。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
仮面をかぶってしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に周りのことを考えているので、
自分を主語にして問いかけていないのです。
周りありきで行動していれば、
自分の気持ちを我慢してしまいます。
自分を主語にして問いかけることは、
仮面をかぶるのを変える上で不可欠です。
仮面をかぶりながら生きていても、
窮屈なだけでつらいです。
気疲れやストレスも感じやすくなり、
自分で自分を大切にできなくなってしまいます。
仮面をかぶってしまう原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
自分の気持ちに素直に行動できる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。