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急に自信がなくなるのはなぜ?3つの心理的原因と立ち直り方

[最終更新日]2025/09/21

こんにちは、伊庭和高です。

 

「自分に自信が持てない」という相談は、

毎日の様に私の元へ寄せられます。

 

仕事でもプライベートでも、

自信がないままでは上手くいきません。

 

私は7,000名以上のお客様と関わる中で、

誰でも自信を生み出せる方法を体系化しました。

 

今回のテーマである「急に自信がなくなった」という相談も、よく寄せられます。

 

今までは自分に自信があったり、

順調に過ごしていたにもかかわらず、

突然自信が持てなくなることもあるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

急に自信がなくなる原因と解決策をお伝えします。

 

急に自信がなくなる3つの心理的原因

 

急に自信がなくなるのは、

3つの心理的な原因があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもありますので、

順番に解説していきます。

 

失敗体験や過去のトラウマ

「仕事で大きなミスをした」

「好きな人にフラれた」

「目標が実現しなかった」

 

この様に大きな失敗や挫折を経験し、

急に自信がなくなってしまうことがあります。

 

少々のことなら大丈夫なものの、

自分自身もショックを受けており、

メンタル的に立ち直れなくなってしまうのです。

 

また過去のトラウマを思い出すことで、

急に自信がなくなってしまうこともあります。

 

他人との比較やSNSの影響

「あの人に比べて自分は…」

「あの人の方が評価されている…」

 

この様に他人と自分を比較するほど、

自信もなくなってしまいます。

 

就職や異動や引っ越しなど、

環境の変化によって突然周りと比較をし、

自信を失ってしまうこともあるのです。

 

またSNSの影響で自信をなくす人もいます。

 

SNSは周りと自分を比較しやすいですし、

ネガティブな感情を抱きやすくなります。

 

スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏は、

著書『スマホ脳』の中でスマホの問題点を指摘しています。

 

具体的には不安とスマホの使用過多には相関性が見られることが、

最近の研究からわかってきています。

 

基本的にSNSはスマホからチェックするので、

SNSを使うほど、同時に不安も増大すると考えられるのです。

 

一説では私たちは1日に2600回以上スマホを触り、

平均して10分に一度スマホを手に取っているとも言われています。

 

それだけスマホに触れていれば、

SNSを通じて他人と自分を比べてしまい、

自信を失ってしまいやすいのです。

 

完璧主義や過度なプレッシャー

今までも悩みやストレスを抱えており、

何とか誤魔化してきた人は、

過度なプレッシャーに襲われたりと、

限界を迎えると自信がなくなってしまいます。

 

無理して自信がある様に振る舞ったり、

悩みがない様に見せている人も危険なのです。

 

私はよく「心の便秘」という表現を使います。

 

限界を迎えた時に便秘が爆発し、

自信をなくしてしまうことがあるのです。

 

また完璧主義な人も自分を追い込みがちで、

限界を迎えると急に自信がなくなります。

 

「まだやれる」

「もっと頑張らなきゃ」

 

この様にできていない点に意識が向き、

気づかぬうちに自分を苦しめてしまうのです。

 

よくある場面別「自信喪失」

 

ここまで3つの心理的原因を紹介しましたが、

具体的な場面別で自信を失うケースを紹介します。

 

仕事での自信喪失

昇進や新規プロジェクトのリーダー就任など、

役職がつくことで急に自信を失う人は多いです。

 

それまでより求められる基準が上がり、

自分のできなさを痛感しやすいのです。

 

また今までなら誤魔化せていたことが、

役職がつくことで誤魔化せなくなることもあります。

 

たとえば以前は指示されたことを120%やれば評価されたとします。

 

ですが昇進したら指示されたことではなく、

自分で考え仕事を進めることで評価されるとします。

 

今までの様な働き方をしていれば、

逆に評価されないのです。

これでは急に自信を失ってしまいます。

 

その他、異動や転職など環境が変わることで、

急に自信を失ってしまう人もいます。

 

人間関係での自信喪失

人間関係での自信喪失でよくあるのが、

周りとの比較です。

 

友達、ご近所付き合い、同僚など様々な場面で、

周りと自分を比べて一喜一憂してしまうのです。

 

また先ほど紹介したSNSの影響も受けやすいです。

 

直接的に相手と関わっていなくても、

SNSを通して間接的に人と関わることで、

自信を失う人は増えています。

 

恋愛・夫婦関係での自信喪失

パートナーシップでの自信喪失は、

パートナーとの関係が大きく影響しています。

 

過去に恋愛がうまくいかなければ、

失敗体験を引きずり自信をなくしてしまいます。

 

また相手を傷つけてしまったり、

自分が傷ついてしまえば、

一気に自信を失う可能性もあります。

 

仕事や人間関係では自信があるものの、

恋愛・夫婦関係だけは自信が持てないという相談は、

年齢や性別を問わずよく寄せられます。

 

すべての悩みの原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

急に自信がなくなってしまうと、

何事も上手くいかなくなってしまうのです。

 

自信がなくなった状態を放置しても、

幸せな未来は待っていません。

 

時間が解決してくれることはなく、

環境や付き合う相手を変えても悩みが繰り返されてしまうのです。

 

自信を取り戻すための即効テクニック

「どうすれば自信を取り戻せるのか?」

こうした相談は多いです。

 

自信を取り戻すための方法は、

世の中に数多くあふれています。

 

・小さな成功体験を積む

・ポジティブ思考をする

・呼吸法や姿勢改善をする

・自信のあることを繰り返し実践する

・自信のある自分をイメージする

 

これらは一例ですが、実践すれば一時的に効果は出るでしょう。

 

ですが一時的に自信を取り戻せても、

自信が持続せず頭を抱えている人は多いです。

 

これらの方法は栄養ドリンクの様なものです。

 

一時的に元気になれるものの、

いずれ効き目は切れてしまいます。

 

根本的な自信にはつながらない

栄養ドリンクを飲まなければいけない原因にアプローチすること。

 

これこそが自信を取り戻すために必要なことです。

 

先ほど紹介した自信を取り戻す即効テクニックは、

自信が持続しないという問題点を抱えています。

 

私はぬいぐるみ心理学において、

取り戻した自信が持続する方法を開発しました。

 

一時的に自信を持つのではなく、

どんな時でも自信のある状態でいるにはどうすればいいのか?

 

もし今後自信をなくすことがあっても、

すぐにリカバリーできる方法は何か?

 

これから2つ紹介します。

 

長期的に「自信を失いにくい心」を作る方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点から、

自信を取り戻す方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

急に自信がなくなった現状は変えられます。

 

ステップ1:自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初に取り組むのは、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

自信がなくなった人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど、

ますます自信がなくなってしまうのです。

 

どんな気持ちでも大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

頭に浮かんだ言葉を実況中継するイメージで、

ブツブツと独り言をつぶやいてください。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

ステップ2:「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

自信がなくなった人ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければならない」

「してあげる」

「して欲しい」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。

 

まさに他人軸になっているので、

周りの目を気にしたり、

失敗を怖がりやすくなります。

 

また「どうしたいのか?」ではなく、

「どうすればいいのか?」と考えがちな人も、

自信がなくなる傾向があります。

 

「私はどうすればいいの?」という様に、

答えを周りに求め続けてしまうので、

自分で結論を出せず苦しんでしまうのです。

 

「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、

自信を取り戻すために不可欠です。

 

まとめ

仕事でもプライベートでも、

自信がなくなった状態を続けても苦しいままです。

 

人間関係に悩んだり、

自己嫌悪の気持ちに襲われたりと、

生きづらさを感じる様になります。

 

悩みやストレスを定期的に感じてしまい、

幸せな未来は待っていないのです。

 

根本原因である自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。