26Apr
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今回は、ぬいぐるみ心理学から少し外れて、
子育ての悩みについて記事を書いていきます。
といっても大きく外れるわけではなく、
子育てについての相談が多く寄せられたからこそ、
1つ記事にまとめたいな、と思ったのです。
ぬいぐるみ心理学を通して、人間関係のパターンを導き出す。
これはあなた自身だけでなく子供にも使えるもので、
人付き合いの素の子供らしさを導くことも可能です。
詳しくは無料講座(ブログ下部)で紹介しているので、
興味があれば申し込んで下さい。
さて、今回は反抗期についての話です。
子供の反抗期はいつからいつまでか?
お子さんがいらっしゃる
お客さんから聞かれるのは以下の2つです。
「子供の反抗期はいつから始まるのか?」
「そして、反抗期はいつになったら終わるのか?」
反抗期を迎えれば、親の言うことを聞いてくれないだけでなく、
どこか関わることさえも難しくなってしまう。
親の立場としては、子供が反抗期を迎えたことを把握し、
適切に対処をしたいと考えるのは自然なことです。
これに対して私の考えをお伝えするのであれば、
子供によって始まる時期も終わる時期も異なるということです。
早い子は小学校高学年から、
遅い子はそれこそ、社会人になってからなんてケースもあります。
これは親子の関係性が大きく影響してきます。
親が子供を管理したい、思うがママにしたいと思い、
子供もそれに逆らわずにいればいるほど、
反抗期は遅れてやってきます。
いわゆる「優等生」と呼ばれる子が、このパターンです。
たとえ親に対するストレスを感じていたとしても、
「親に逆らってはいけない」「どうせ逆らっても無理だから…」
といった理由をつけて、表面上で良い子を演じているのです。
こうした優等生が反抗期を迎えるのが大学生以降。
自分の意志で物事を決める機会が増えるほど、
今までとは打って変わり親に反抗する様になります。
反抗期の時期については、子供によって様々なのです。
大事なのは、親の関わり方。
それこそ、一方的に子供を押さえつけようとしたり、
自分の管理下に置こうとすれば逆効果です。
いつまでも反抗期が続くばかりか、
親子関係が悪くなり、さらなる悪循環に陥ります。
反抗期を迎えた子供への関わり方としては、
「子供が求めれば関わること」です。
子供が何かしらの失敗をして助けを求めて来たら、
あるいは、助けを求めたいけど言い出せない状況なら、
親として手を差し伸べれば良いのです。
子供が何も求めていないのにアドバイスをしたり、
親の意見を貫き通そうとするのは良くないです。
あくまで子供が求めて来た時に、
一緒に解決の道を探っていくことが重要です。
もし子供に「どうしたの?」と声をかけ、
「何でもないよ!」と反発されたら…
それは親に関わりを求めていないということです。
そっとしておいて下さい。
一方で、「実は学校で…」と子供から話し始めたら、
積極的に相談に乗れば良いのです。
やみくもに関わることは、
反抗期の終わりの時期を伸ばすことにつながってしまいます。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。