6Dec
[最終更新日]2020/12/06
こんにちは、伊庭和高です。
今回は焦燥感について取り上げます。
お客様からもよく相談されるのですが、
焦燥感を抱いていると物事も上手くいきません。
息苦しさや辛さを感じることもあるので、
焦燥感をなくす具体的な対処法を実践することが大切です。
今回は焦燥感をなくす対処法を3つ解説します。
また焦燥感を抱いてしまう原因や心理背景も、
ぬいぐるみ心理学の視点から解説します。
なお今回の内容はYoutubeでも解説しています。
合わせてご覧になってみてください。
目次
焦燥感とは何か?
「そもそも焦燥感とは何なのか?」
「焦燥感とはどんな意味なのか?」
まずは確認したいと思います。
「焦りの気持ちが沸き起こり、早く何とかしないとと内心で慌てること」
これが焦燥感の意味です。
一言でまとめれば「焦り」になります。
焦燥感とは焦ってしまう気持ちであり、
焦りの程度が強い時に使う言葉とも言えます。
「焦りまくっている」
「定期的に焦りを感じている」
こうした時に焦燥感という言葉を使うのです。
焦燥感が辛い…
焦燥感を抱いている時ほど、
「やらなきゃ」という想いが湧き上がります。
焦燥感に駆られる状態が続くほど、
気づけば目の前のことに意識がとらわれて心に余裕がなくなります。
まさに「やらなきゃ」と自分を追い込んでしまいます。
どんどん心苦しくなりますし、
「やらなきゃ」という気持ちで行動しても楽しくありません。
焦るほど物事は上手くいかない
どんな物事にも言えますが、
焦れば焦るほど上手くいきません。
普段はしないミスが発生したり、
心に余裕がなくなったり、
周りに当たり散らしてしまうこともあります。
もちろん、一切焦らずに生きていくことはできません。
私たち人間が生きている以上、
焦りを感じることは大なり小なりあります。
大事なのは、焦りを感じた時に自分の力ですぐ手放せること。
焦燥感を自分ですぐ手放せる様になることは可能ですし、
これこそがぬいぐるみ心理学で目指すゴールでもあります。
焦燥感を抱く原因
「一体なぜ焦燥感を抱いてしまうのか?」
これまで1500名以上のお客様と関わって来ましたが、
焦燥感を抱いてしまう時には、
共通した原因があります。
周りの目を気にしている
本人に自覚があるかどうかは関係ありません。
焦燥感に追われている時ほど、
周りの目を気にしてしまいます。
「周りにどう思われるのか?」
「仕事ができないと思われたらどうしよう?」
「他の人はこれだけ頑張ってるのに自分はなぜできないのか?」
周りを気にする気持ちが生まれるほど、
焦りが心の中で大きくなってしまうのです。
周りを気にすることと焦燥感には、
深い関係があると言えるのです。
もちろん日常的に周りを気にしやすい人は、
それだけ焦燥感を抱きやすいとも言えます。
すべての悩みの原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。
焦燥感を抱いてしまう原因も、
根本原因は自分の自信のなさです。
自分に自信が持てないから、
焦りを感じ続けてしまいます。
自分に自信が持てないことで、
焦りがどんどん大きくなってしまうのです。
また無料メール講座でも解説していますが、
自信が持てないと周りの目を気にしやすくなります。
自分より周りのことを考えてしまうので、
そんな自分に自信が持てなくなってしまうのです。
焦燥感を抑えるとどこかで爆発する
焦燥感を抑えることはできます。
我慢して心の中にため込むことはできます。
ですがため込んだ焦燥感は、
どこかで必ず爆発します。
ストレスから暴飲暴食に走ったり、
自分で自分を責め続けたり、
衝動買いをしてしまったり、
急に涙があふれてしまったり、
必ずどこかで限界を迎えてしまいます。
目に見えない心の中で蓄積された感情は、
必ず限界を迎えると爆発してしまいます。
焦燥感を見て見ぬフリをしていても、
現状は一向に良くなりません。
焦燥感を抱いた時にすぐに気づき、
自分で手放せる様になることができれば、
辛い状況に悩まされることもなくなります。
焦燥感をなくす対処法
ここまで原因や心理背景を解説しましたが、
ここからは焦燥感をなくす方法を解説します。
焦燥感をなくすためには、
3つの対処法を取る必要があります。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法は、
自分の気持ちを声に出すことです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
物事をネガティブに捉える習性があります。
辛い焦燥感を抱いている時ほど、
声に出さず頭の中で考えを巡らせています。
「焦りの気持ちを声に出すこと」
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことがポイントです。
自信のなさと向き合う
そして自分の気持ちを声に出した後は、
自信のなさと向き合うことが大切です。
「なぜ焦燥感を抱いてしまうのか?」
「いつから焦燥感を抱いているのか?」
「どんな時に焦燥感を抱くのか?」
5W1Hを意識して問いかけ、
自信のなさと正面から向き合っていきます。
どうしたいのかと問いかける
そして最後の方法は「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分を主語にして問いかけることで、
焦燥感を手放し前に進むことができます。
先ほどもお伝えした様に、
焦燥感を抱いている時ほど周りの目を気にしています。
周りにどう思われるのかを気にして、
焦りを心の中で増加させていくのです。
周りを気にしている時ほど、
主語を自分にして問いかけられていません。
「どうしたいのか?」と問いかけることが、
焦燥感を手放していくことにつながります。
焦燥感を手放した先に待つ未来
焦燥感を手放すことができれば、
辛い気持ちに襲われることもなくなります。
焦って物事が上手くいかないこともないので、
自分が望む方向に進んでいけます。
心穏やかに過ごせる様になりますし、
自信を持って行動できる様にもなります。
自信のなさとは具体的に何なのか。
自信とはそもそも何なのか。
根本原因である自信のなさについて、
詳細は無料メール講座でも解説していますので、
合わせて学んでみて下さい。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。