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独占欲をなくす3つの方法【独占欲が強い原因は自信のなさ】

[最終更新日]2023/01/22

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回のテーマは「独占欲」

恋愛や夫婦関係でよく相談される内容ですが、

友達など人間関係全般にも当てはまる内容です。

 

「彼氏(彼女)が独占欲が強くて困っている」

「独占欲に襲われて悩んでいる」

 

する側とされる側の両方から、

独占欲の相談に乗ることは多いです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

独占欲をなくす方法を具体的に解説していきます。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座
 

独占欲とは何か?

あるものを自分だけのものにしたいという欲求。

 

これが独占欲の意味です。

「ひとり占め」と言い換えることもできます。

 

目に見える物体に対してもそうですし、

人間関係を独占しようとすることもあります。

 

心理学的な独占欲の意味

恋愛や夫婦関係の相談も多いので、

心理学的な独占欲の意味について、

もう少し踏み込んで解説します。

 

「相手を自分だけのものにしようとすること」

これが心理学的な独占欲の意味です。

 

ここで関連してくるのが、

『嫌われる勇気』で有名な心理学者のアドラー。

 

アドラーの理論の中に、

「課題の介入」というものがあります。

 

相手の課題に介入してしまうことは、

人間関係を悪化させるどころか、

相手の成長を妨害してしまうこともあるのです。

 

独占欲とは、相手の課題に介入する行為でもあります。

また独占欲が強くなるほど、

同時に支配欲も増大します。

 

「自分だけのものにしたい」から、

「自分の思い通りにしたい」になれば、

それは独占欲でなく支配欲になります。

 

支配欲が出てくることもありますが、

支配欲については別の記事で詳しく解説しています。

 

男性も女性も独占欲を持っている

私のもとには性別に関係なく、

独占欲に関する相談を受けます。

 

男性女性問わず独占欲は存在します。

 

性別や年齢による違いがあるわけではなく、

誰もが独占欲が強くなる可能性があるのです。

 

独占欲が強い人の特徴

「独占欲が強い人には、どんな特徴があるのか?」

 

実は独占欲が強い人には、

共通した特徴があります。

 

どれか1つに当てはまっていることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

寂しがり屋

独占欲が強い人ほど、

寂しがり屋の傾向があります。

 

寂しさを感じたくないので、

相手を独占し寂しさを埋めているのです。

 

たとえば恋人を独占したくなる背景には、

恋人と一緒にいない寂しさを埋めようとする背景があります。

 

独占欲と寂しさは、想像以上に深く結びついているのです。

 

ちなみに自分の寂しがり屋度については、

12個の質問(2択)に答えるだけで判明します。

 

また寂しがり屋の原因や心理背景については、

別の記事でも解説しています。

 

嫉妬心が強い

嫉妬心が強くなるほど、

独占欲も強くなります。

 

嫉妬するからこそ、

「独占してやる」という気持ちが発生するのです。

 

「あの人に負けられない」

「悔しいから独占してやる」

 

誰かや何かに嫉妬することで、

心の中の独占欲が刺激されるのです。

 

失うのが不安

失うのが怖くなるほど、

強くつなぎとめようとしてしまいます。

 

恋人と付き合っていたとしても、

「もし別れたらどうしよう…」と思うと、

独占欲が強くなります。

 

あるいはデートしていても、

「この時間が終わったらどうしよう…」と思うと、

デート中やデート後に相手をつなぎとめようとしてしまいます。

 

相手を信頼していない

相手を信頼していない時に、

独占欲が強くなることもあります。

 

たとえ一緒に付き合っていても、

心の底から相手のことを信頼していなければ、

「ほっとくといなくなるのでは」と思ってしまいます。

 

完全に信頼できないからこそ、

逆にいつも一緒の状態を作り出すことで、

関係性を継続させようとしてしまうのです。

 

独占欲が強い原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

独占欲が強くなってしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

独占欲とは「ひとり占めしようとする欲求」です。

やり過ぎている状態だと言えます。

 

自分に自信が持てないからこそ、

独占欲が強まってしまいます。

 

寂しさを募らせたり、

嫉妬心が深まったり、

失うことが不安になったり、

相手を信頼できないのも、

自信が持てていないからだと言えます。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

独占欲の強さを診断する心理テストを作りました。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の経験が影響している

そして私たちの自信のなさは、

幼少期の経験が影響しています。

 

生まれた時から独占欲が強い人はいません。

成長する中で自信のなさが形成され、

独占欲が強くなってしまうのです。

 

また私たちにとって親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親との記憶を振り返ることで、

独占欲が生まれた背景も見えてきます。

 

「親が忙しくて構ってくれなかった」

「親からの愛情を感じられなかった」

「親も独占欲の強い人だった」

 

たとえば上記のケースだと、

子供が独占欲が強くなりやすいのです。

 

友達、恋愛、夫婦、職場の同僚など、

さまざまな人間関係に影響を与えてしまいます。

 

ただし親を変えることはできませんが、

自分が変わることは今からできます。

 

独占欲が強いと感じる状況も、

自信のなさと向き合うことで好転します。

 

独占欲に振り回されるのは辛い

ここまでお伝えしてきた通り、

独占欲が強くて良いことは何1つありません。

 

自分だけのものにしようと行動するほど、

相手は嫌悪感を抱く様になります。

 

また独占欲が強くなるほど、

自分の思い通りにならずに心が乱されることも増えます。

 

独占欲に振り回されるのは辛いですし、

明るい未来につながらないと言えるのです。

 

独占欲をなくす方法

ここからは独占欲をなくす方法を解説します。

 

独占欲に頻繁に悩まされている状況は克服できますし、

過去のお客様の事例を見ても確信を持って言えます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初に取り上げる方法が、

自分の気持ちを声に出すことです。

 

独占欲に悩まされている人の多くが、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

ここでのポイントは、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

いきなり相手に気持ちをぶつけるから、

独占欲が強く出てしまうのです。

 

まずは自分で声に出すワンクッションを置けば、

相手に独占欲をぶつけることがなくなります。

また自分の気持ちを声に出す上では、

意識してぬいぐるみと関わることが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

ぬいぐるみが好きかどうかに関係なく、

独占欲をなくす上ではぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

自信のなさと向き合う

自分の気持ちを声に出した後は、

自信のなさと向き合うことが必要です。

 

生まれた時から自信がない人はいませんし、

生まれた時から独占欲が強い人もいません。

 

「なぜ独占欲が強くなるのか?」

「どんな時に独占欲が出てくるのか?」

「独占欲が強くなるのはいつからか?」

 

著書『ストレスフリー人間関係』でも解説していますが、

自信のなさと向き合いながら、

自分の気持ちに気づいていくことが大切です。

 

自分を主語にして問いかける

そして3つ目の方法が、

主語を自分にして問いかけること。

 

「どうしたいのか?」と自分自身に問いかけることで、

独占欲をなくすことができます。

 

ただし、注意点が1つあります。

 

「相手をどうにかしたい」という気持ちは、

自分を主語にしていません。

 

相手の言動をコントロールすることはできません。

 

相手をどうにかしたいと思うほど、

独占欲が強まってしまいます。

 

「相手をどうにかしたい」という気持ちが出て来たら、

「本当はどうしたいのか?」と問いかけてください。

 

独占欲をなくせたエピソード

 

ここからは私のお客様の中で、

独占欲をなくせたエピソードを紹介します。

 

兵庫県在住の神田さん(女性・仮名)は、

恋愛の独占欲で悩んでいました。

===ここから===

今までの恋愛では独占欲が強くなり、

自分で自分を苦しめていました。

 

寂しさから頻繁に連絡をしたり、

恋人の行動にいちいち嫉妬してしまったり、

付き合っていても疲れがたまるばかり。

 

相手が私の態度に嫌になって別れたことも、

私が限界を迎えて別れたこともありました。

 

そんな時に伊庭さんのサイトにたどりつき、

独占欲の原因が自信のなさだと知りました。

 

自分でも薄々気づいていましたが、

確かに恋愛になると自信が持てませんでした。

 

相手の顔色を伺ってしまったり、

つい相手に求めすぎたりと、

自信のなさが態度に露骨に出ていました。

 

幸せな恋愛もしたいし結婚願望もあるからこそ、

恋愛の悩みを根本的に解決したいと思いました。

===ここまで===

 

神田さんに起こった変化

私は神田さんのお話を聞きながら、

先ほど紹介した方法をお伝えしました。

 

まだ神田さんの現状を踏まえて、

個別に取り組むメニューも作成しました。

 

ぬいぐるみ心理学を実践する様になり、

神田さんに着実に変化が生まれていきました。

===ここから===

「自分の気持ちを声に出すこと」

 

伊庭さんが教えてくださった方法ですが、

それまでは声に出さず頭の中で考え続けていました。

 

いきなり恋人に気持ちをぶつけて、

険悪な雰囲気になることも多かったです。

 

自分の気持ちを声に出すワンクッションで、

気持ちも落ち着き独占欲もおさまっていきました。

 

また「どうしたいのか?」を問いかけることで、

そもそも独占したいと思うことがなくなりました。

 

寂しさに悩まされたり、

不安な気持ちが急に襲ってくることもなくなり、

これには驚いています。

 

独占欲に悩まされていた時の私は、

休日もどこか楽しめず恋愛にとらわれていました。

 

でも自分がしたいことをする様になり、

恋愛以外の時間も楽しめる様になりました。

 

結果的に恋愛にとらわれることもなくなり、

今まで以上に幸せな関係を築けています。

===ここまで===

 

独占欲を克服できた先に待つ未来

独占欲を持ち続けても辛いだけです。

 

恋愛でも夫婦関係でも上手くいきませんし、

不安に襲われることも増えてしまいます。

 

独占欲が強まる原因は自信のなさ。

 

自分に自信が持てる様になることで、

相手を独占しようとする気持ちはなくなります。

 

相手のことを信頼できる様になりますし、

お互いに気持ち良く関われる様になるので、

幸せな関係を築ける様になります。

 

「自信のなさとは何か?」

「どうやって自信を持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。