30Oct
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日はお客様からも時おりいただく相談を取り上げます。
繊細すぎると生きづらい…
職場の人間関係
恋愛関係
家族関係
あるいは友人関係
「自分が繊細すぎることに悩んでいる」
という相談をいただくことがあります。
他の人ならそこまで気に留めないことを気にしてしまったり、
相手に自分の気持ちを伝えるのをつい抑え込んでしまったり、
繊細すぎると自分のことを認識し、
毎日を過ごすことに大変さを感じているという相談もいただきます。
それこそ、「自分に自信が持てない…」という声も聞きます。
確かに私もこれまでは周りの反応を気にしていましたし、
周りから良く見られる様に優等生な自分を演じていたことがあります。
「この言葉を伝えて良いのかな?」と自問自答することもあり、
自分の中で感情を抑え込んでいたこともありました。
現状は一切関係ありません。
これまでのお客様の変化を見ていても、
繊細すぎて悩む自分から卒業することはできます。
この記事では繊細すぎる自分から卒業する3ステップをお伝えします。
まず1つ目のステップは、
自分の気持ちを声に出すことです。
頭の中で気持ちを抑え込む程、
自分でも何を感じているのかがわからなくなってしまいます。
気づけば不安や恐怖で頭の中が増長するばかりか、
「自分なんてダメなのでは…」という当初とは関係ない悩みまで浮かびかねません。
ここで大事なのは、自分の気持ちを声に出すこと。
いきなり相手に対して伝えるのではなく、
まずは独り言の様に自分で声に出すことです。
声に出すことで自分の気持ちに気づけ、
まずはホッと安心できます。
また、声に出す際にぬいぐるみを使うのも1つの方法です。
ぬいぐるみが好きか嫌いかに限らず、
私達は無意識の内にぬいぐるみへ本音をさらけ出してしまいます。
モヤモヤした感情を声に出す上で、
ぬいぐるみと意識して関わることは効果的です。
声に出した後で問いかけていただきたいのが、
「自分はどうしたいのか」です。
周りは関係なく、まずは自分がどうしたいのか。
自分の気持ちに気づくことが大切です。
繊細すぎると悩んでいるお客様の多くが、
ここまでの2つのステップの途中でつまづいています。
無意識の内に周りからの反応を気にしてしまい、
声に出せなかったり「自分はどうしたいのか」と問いかけられていません。
周りに伝えるかどうかはいったん脇へ置いて、
まずは自分の気持ちに自分で気づくことが大切です。
自分で自分を大切にできる様になるためにも、
まずは自分で自分の気持ちに気づくことが大切です。
ここまでの2つのステップを経ることで、
「繊細すぎる…」と感じる状況はほとんど消え去っています。
後は実際の行動をどうするか、決めれば大丈夫です。
「自分はどうしたいのか」と問いかけた答え。
これをそのまま実行しても良いでしょう。
あるいは自分の気持ちに気づいた上で、
結果的に相手とのバランスをとって行動しても良いでしょう。
大事なことは、自分の気持ちに気づくこと。
ステップ2までの過程が非常に大切です。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。