19Nov
[最終更新日]2024/11/19
こんにちは、伊庭和高です。
仕事でもプライベートでも、
自信があるように見せる人がいます。
自信があるように見せているだけで、
本当は自信がないのです。
それなのに自信があるように見せていると、
どこかで仮面がはがれてしまいます。
一時的に良いことがあっても、
長い目で見ればデメリットばかりなのです。
「自信があるように見せるのをやめたい」
こうした相談もよく寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自信があるように見せる人の心理と改善策をお伝えします。
目次
自信があるように見せる人の末路とは?
自信があるように見せる人の末路は3つで、
どれも幸せな未来ではありません。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
大きな失敗をする
自信があるように見せていると、
どこかで大きな問題が発生します。
仕事でもプライベートでも、
ボロが出てしまう場面があるのです。
自信のあるように見せることで、
これまでは課題をごまかせたかもしれません。
ですが大きな失敗をすることで、
自信のなさが表面化してしまいます。
信頼を失う
自信があるように見せていると、
次第に周囲からの信頼を失います。
「あの人は信用できない」
「無理して強がっているだけだ」
直接言われなくても、
周囲にこの様に思われてしまうのです。
次第に周囲から人が離れていったり、
冷ややかな目で見られてしまったり、
孤立してしまうこともあります。
精神的に不安定になる
自信があるように見せるのも疲れます。
「本当の自分を知られたらどうしよう…」
「バレない様にしないと…」
常に不安やプレッシャーに襲われるのです。
精神的に不安定になる場面も増え、
心身ともにストレスを感じやすくなります。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があるように見せるのも自信のなさが原因です。
本当に自信があるならば、
自信があるように見せる必要はありません。
そのままの自分で関われますし、
弱みも含めて素直にさらけ出せます。
自信がないから自信があるように見せているのです。
「具体的にどんな自信のなさがあるのか?」
代表的なものを2つ紹介します。
周りの評価や反応を気にしている
「あの人にどう思われているのか…」
「評価が下がらないようにしないと…」
このように周りの評価や反応を気にするほど、
自信があるように見せてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっているのです。
自分の気持ちを脇に置いて、
周りを優先して考えています。
これでは自信が持てるはずがありません。
承認欲求が強い
心理学では承認欲求という言葉があります。
承認欲求が強くなるほど、
周りからの承認を求めてしまいます。
「認められたい」
「褒められたい」
「愛されたい」
こうした気持ちが強くなるのです。
その結果として自信があるように見せて、
周りからの注目を集めようとします。
悩みは形を変えて繰り返される
自信のなさに向き合わなければ、
悩みは形を変えて繰り返されます。
異動や転職や引っ越しなどで環境を変えても、
自分が変わらないと同じ悩みに直面します。
自信があるように見せて問題が発生する状況は、
時間が解決してはくれないのです。
だからこそ自信のなさと向き合い、
自分自身が変わる必要があります。
自信があるように見せるのをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
自信があるように見せるのをやめる方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
現状は好転し始めます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
自信があるように見せる人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
周りの評価や反応が気になったり、
承認欲求が強くなってしまいます。
その結果として自信があるように見せてしまうのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
自信があるように見せるのをやめる第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自信があるように見せる人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りのことを先に考えるほど、
無理して見栄を張ったりしてしまい、
自信があるように見せるのです。
まさに他人軸になっている状態です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
自信があるように見せるのを改善するために不可欠です。
仕事でも人間関係でも、
自信があるように見せ続けるのは限界が訪れます。
どこかで必ずボロが出てしまったり、
メンタル的に苦しくなってしまうのです。
自信があるように見せる根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。