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罪悪感でいっぱいになる原因は自信のなさ!心理背景や特徴や消し方を解説

[最終更新日]2022/04/04

 

こんにちは、伊庭和高です。

本日のテーマは罪悪感です。

 

「罪悪感で心がいっぱいだ」

「罪悪感に襲われて苦しい」

 

罪悪感にまつわる相談を、

私のお客様から受けることがあります。

 

仕事であれ恋愛であれ、

あるいは人間関係についてや

過去にしてしまったことについて等…

 

罪悪感を抱きながら、

モヤモヤした気持ちを引きずっているのは苦しいです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

心の中が罪悪感でいっぱいになる心理背景や原因を解説します。

 

また合わせて、罪悪感を手放すための向き合い方についても解説します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座
 

罪悪感とは何か?

そもそも罪悪感とは、どの様な意味なのでしょうか?

まずは罪悪感の意味を確認したいと思います。

 

「罪を犯したり悪いことをしたと思う気持ちのこと」

これが罪悪感の意味です。

 

言葉の意味を見ても、罪悪感を抱き続けたい人はいませんよね。

 

実際に罪を犯しているかどうかにかかわらず、

罪を犯したかの様な気持ちを、

自分の心の中で抱いてしまう状態です。

 

罪悪感でいっぱいになる3つの心理背景

実は過去の私も、

日常の中で罪悪感を感じて苦しんでいました。

 

記憶を振り返れば中学の頃からですし、

当時は罪悪感という言葉もわかりませんでした。

 

「なぜ罪悪感で悩んでいたのか?」

 

今になって振り返ると、

そこには「ある共通点」がありました。

 

また私のお客様とも話す中で、

この共通点は罪悪感に悩まされる人の多くが抱いていることも判明しました。

 

相手のことを気にしている

では罪悪感で心がいっぱいになってしまうのは、

どういった心理背景があるのでしょうか?

 

1つ確かなことは罪悪感を抱いている時ほど、

相手のことを気にしています。

 

罪悪感を抱く対象がいるわけですので、

その人のことを考えて悩み苦しんでいるのです。

 

「あの人はどう思ってるのだろう…」

「なんであの人にあんなことをしてしまったのだろうか…」

「あの人に申し訳ないことをしてしまったな…」

 

相手のことを気にするほど、

罪悪感が心の中で深まっていきます。

 

そして気づけば胸が締め付けられる様な苦しさを感じるのです。

過去の私も自分がしてしまったことで、

相手の反応が気になり罪悪感を抱き続けてしまったことがあります。

 

相手が実際にどう思っているのかはわかりませんが、

自分の中で感情をこじらせてしまうのです。

 

自分に原因を求め過ぎている

また罪悪感に悩み苦しんでいる人ほど、

自分に原因を求め過ぎています。

 

もちろん自分にも振り返る点はあるでしょうが、

人間関係は自分と相手がいて成り立っているので、

相手にも振り返る点はあるのです。

 

ですが自分ばかりに原因を求めたり、

自分で自分を責め続けてしまうと、

罪悪感が心の中で増大してしまいます。

 

自分を責める癖がある人は、

罪悪感を抱きやすい特徴があるとも言えます。

 

頭の中で考え続けている

そして最後に紹介するのが、

頭の中で考え続けてしまうことです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大する習性があります。

 

ネガティブ思考が充満すれば、

罪悪感もいっぱいになってしまうのです。

 

何より頭の中で考え続けるほど、

実際に行動に移せなくなってしまいます。

 

いつまでも前に進めず、

罪悪感ばかりが募るので、

良いことは何もないのです。

 

罪悪感を抱く根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

罪悪感に襲われるのも自信のなさが原因です。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「自信のなさとどう向き合っていけば良いのか?」

 

など、詳しい話は無料メール講座でも解説していますが、

自分に自信が持てないから、

相手にどう思われているのかを気にし続けてしまいますし、

自分にばかり原因を求め続けてしまいます。

 

自信が持てないことで、ますます罪悪感が増大し、

負のループにハマってしまうのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも是非やってみてください。

 

罪悪感に襲われた時に取ってしまう行動

誰しも罪悪感を感じることはありますが、

感じるほどに生きづらさが襲って来ます。

 

できれば罪悪感は早く手放したいですが、

心に蓄積されると息苦しさも覚えます。

 

そして罪悪感に襲われるほど、

私達の心が我慢の限界を迎えます。

 

「罪悪感でいっぱいでキツい…」

「もう限界…」

 

心の中でこうしたサインが発せられると、

罪悪感を回避するために次の様な行動を取ろうとします。

 

いずれの行動も悩みは解決せず、

気をまぎらわせることしかできないのです。

 

何もせずに過ごす

過去の私に特に多かったのが、

何もせずにぼーっと過ごすこと。

 

せっかくの休みの日も、

やる気が起きずゴロゴロしていました。

 

それこそ1日を寝て過ごしたこともあり、

罪悪感に襲われて苦しむくらいなら、

寝て時間を消費してしまおうと思っていました。

 

罪悪感に襲われ続けるメリットは以前解説しましたが、

何もせず過ごすことも一瞬だけ現実逃避できるので目先のメリットがあったのです。

 

誰かに罪悪感を吐き出す

自分の中でため込むのが限界を迎えると、

友人や恋人や同僚に罪悪感を吐き出すこともあります。

 

その場で自分はスッキリしますが、

相手からすればいい迷惑になってしまいます。

 

「早く話が終わらないかな」

「聞き続けるのもキツいな」

 

罪悪感を吐き出し続けると、

長い目で見れば人間関係は悪化してしまいます。

 

悲しい曲を聞く

悲しい曲を聞くことで、

傷口をふさごうとすることもあります。

 

悲しい気分を感じる自分に浸ってしまうのです。

 

罪悪感で苦しむことはなくなりますが、

一時的な気休めにしかならないので、

定期的な罪悪感を抱き続けてしまうのです。

 

お菓子を食べる

罪悪感で苦しい気持ちを、

食べて紛らわせるケースもあります。

 

時間帯に関係なくお菓子をつまんだり…

お腹が減ってないのにお菓子を食べたり…

 

満腹感で一瞬満たされるものの、

すぐに罪悪感がやって来てしまいます。

 

お酒で発散する

お菓子と同様に、

お酒で発散する人もいます。

 

お酒を飲んでいる間は、

一時的につらい気持ちを忘れられます。

 

ですが翌日には罪悪感がやって来ますし、

お酒を飲んで体調を崩してしまうこともあります。

 

恋愛に走る

罪悪感を手放せずにいたことで、

恋愛に走ってしまうケースもあります。

 

「恋をすれば上手くいく」

「恋人ができれば罪悪感が手放せる」

 

たとえ恋人ができても、

罪悪感は消えません。

 

恋愛が現実逃避の対象になってしまうので、

純粋に恋愛を楽しむこともできず、

上手くいかないことも多いのです。

 

自分探しを始める

自己啓発本を読んだり…

心理学の本を読んだり…

急に旅に出たり…

 

罪悪感から逃れるために、

自分探しを始めてしまうこともあります。

 

過去の私も経験がありますし、

自宅に大量の自己啓発本を積み上げたこともありました。

 

ですがどれだけ行動しても、

心の中には罪悪感が横たわっています。

 

知識や情報は得られるでしょうが、

一向に自分探しが進まずに時間だけが過ぎてしまいます。

 

罪悪感を消す3つの方法

ここからは具体的に、

罪悪感を消すための方法を紹介します。


罪悪感から一時的に逃れる方法ではなく、

根本から解消するための方法になります。

 

自分の気持ちを声に出す

まず1つ目の方法が、

自分の気持ちを声に出すことです。

 

先ほどもお伝えした様に、

私たち人間は頭の中で考えるほど、

物事をネガティブに捉えてしまう習性があります。

 

悩んでいる時ほど、

頭の中で考えを巡らせがちなのです。

 

罪悪感で苦しんでいる時は、

ほとんどが頭の中で罪悪感を巡らせています。

大事なのは頭の中で考えるのではなく、実際に声に出すこと。

 

自分で自分の気持ちを声に出しながら、

罪悪感も自分で受け止めることです。

 

声に出すだけで、想像以上に心は楽になります。

 

どうしたかったのか?と問いかける

そして2つ目の方法が、

「どうしたかったのか?」と問いかけることです。

 

過去の出来事を変えることはできません。

 

ですが「どうしたかったのか?」と問いかけることで、

過去から引きずっている感情を手放すことができます。

 

過去に抱いた罪悪感も、手放すことができるのです。

 

声に出しながら、自分に問いかけてみてください。

 

「もしあの時に戻れるなら、本当はどうしたかったのか?」

 

罪悪感と向き合う上で、

必要不可欠な問いかけです。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかける

そして3つ目の方法は、

「これからどうしたいのか?」と問いかけることです。

 

「どうしたかったのか?」と問いかけることで、

過去から引きずった感情を受け止められました。

 

これだけでも効果はあるのですが、

大事なのは今後にどう生きていきたいのかです。

 

過去にだけ意識を向けるのではなく、

現在・未来へと意識を向けていくことです。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分を主語にして問いかけることで、

罪悪感を手放しどんな人生を送りたいのかを導き出せます。

 

罪悪感と向き合い自分らしく生きる

罪悪感を抱き続けてしまう背景には、

自分の自信のなさがあります。

 

罪悪感を抱え続けていても、

人生において良いことは1つもありません。

 

罪悪感を手放せる様になれば、

肩の力を抜いて、自分らしく毎日を過ごせる様になります。

 

過去の私も現実逃避の行動をやめ、

自信のなさと向き合い始めたことで、

罪悪感に悩まされることはなくなりました。

 

心の中でいっぱいになった罪悪感を、

1つずつ手放していきましょう!

 

自信のなさと向き合うポイントや、

具体的にどのように向き合っていけば良いのかは、

無料メール講座でも詳しく解説しています。

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。