9Jul
[最終更新日]2020/11/09
「物事を考え過ぎてしまう…」
「考え過ぎて疲れてしまう…」
「考え過ぎるのをやめたい!」
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こんにちは、伊庭和高です。
本日のテーマは「考え過ぎ」
実はこれ、私のお客様の中でも
非常に多く寄せられる悩みなのです。
一説によると、
私達人間が1日に考える言葉のうち、
約9割がネガティブな言葉だといわれています。
考え過ぎてしまうということは、
それだけネガティブな言葉を
自分に浴びせている状態だと言えます。
どう考えても苦しいですよね…
この記事では考え過ぎてしまう原因、
そして解決策についてお伝えします。
また私のお客様のケースを通して、
考え過ぎてしまう悩みを克服した
プロセスも紹介したいと思います。
目次
考え過ぎる原因
「考え過ぎるのは性格ではないか?」
この様に思われる方もいるのですが、
それは間違っています。
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさであるとお伝えしています。
周りを気にしてしまうのも、
自分の意見が言えないのも、
失敗を怖れてしまうのも、
すべては自信のなさが原因なのです。
つまり考え過ぎてしまうのも、
自信のなさが原因なので、
決して性格でも何でもないのです。
想像してみてください。
もし自分に自信があれば、
考え過ぎることもないでしょう。
自分に自信が持てていないからこそ、
必要以上に考え過ぎてしまうのです。
また考え過ぎてしまう時ほど、
周りの目を気にしてしまいます。
周りの目を気にするあまり、
頭の中で考え過ぎてしまう。
周りを気にする自信のなさが、
考え過ぎの背景にあると言えます。
考えるほど本心から遠ざかる
しかも考えれば考えるほど、
自分の本心からは遠ざかっていきます。
=====
考え過ぎた結果、
自分でも何を思ってるのかわからなくなってしまった…
考え過ぎた結果、
言いたいことがわからなくなってしまった…
=====
あなたもひょっとしたら、
この様な経験が1度はあるかもしれません。
私達が幼い子供の頃は、
思ったことを素直に表現していました。
笑いたい時に笑い、
泣きたい時に泣き、
欲しい物は欲しいと主張する。
周りがどんな反応をするかなんて、
一切考えることもなかったのです。
ですが大人になるにつれ思考が発達し、
物事を考えて振る舞う様になりました。
考えることを否定しませんが、
考えれば考えるほどに、
自分の本心からは遠ざかります。
「これは言わない方が良いかな…」
「相手に嫌われるかな…」
「今はタイミングじゃないかな…」
周りを気にして考え過ぎるほど、
自分の本心にフタをしてしまうのです。
その結果、どれだけ考えても、
自分が本当は望んでいない行動を取ってしまうのです。
し過ぎると反動がやって来る
もちろん考え過ぎていても
生きていくことはできます。
ですが何事にも言えることですが、
「し過ぎる」状態は必ず反動がやって来ます。
例えば食べ過ぎ。
食べることは普通のことですが、
食べ過ぎるとお腹が痛くなったり、
翌日まで引きずることもあります。
あるいは飲み過ぎ。
お酒を飲むのは悪いことではないものの、
飲み過ぎると二日酔いになったり、
肝臓を悪くしてしまいます。
あるいは寝過ぎ。
「休日だから寝だめをしよう」
この様な言葉も聞きますが、
寝過ぎると頭がボーッとしてしまいます。
それに一説によると、
寝過ぎる程に寿命が短くなるとも言われています。
この様に「〜し過ぎる」状態は、
後で自分に反動がやって来ます。
考え過ぎる状態も、
必ず反動がやって来るのです。
考え過ぎたことで気疲れしたり、
頭痛を起こしてしまったり、
仕事のスピードが遅くなったり、
あるいは考え過ぎるあまり、
「本音がわからない」と周りから言われるかもしれません。
どこかで必ず反動がやって来る。
これが「し過ぎる」状態の特徴です。
考え過ぎても生きてはいけるけど、
常に反動がやって来ることも確か。
それならば自信のなさと向き合った上で、
考え過ぎる現状を解決した方が、
長い目で見ても幸せな人生につながります。
考え過ぎる現状をやめる3つの方法
考え過ぎてしまう原因について、
ここまで見て来ました。
仕事でも恋愛でも人間関係でも…
どんな場面でも考え過ぎてしまう原因は自信のなさです。
では具体的にどうすれば、
考え過ぎる現状を解決できるのか。
ここでは3つの方法を紹介します。
方法1:声に出すこと
まず最初の方法は「声に出すこと」
考え過ぎる悩みを抱く人は、
ほぼ間違いなく声に出していません。
…大事なことなので、もう一度言います。
考え過ぎてしまう人のほとんどが、
自分の気持ちを声に出していないのです。
声に出さずに頭の中で考え、
気づけば頭の中がパンクしてしまいます。
例えるなら、頭の中の便秘状態。
心に悪そうですよね・・・
また冒頭でお伝えした様に、
私達人間が1日に考える言葉のうち、
約9割がネガティブな言葉だといわれています。
考え過ぎてしまうということは、
それだけネガティブな言葉を
自分に浴びせている状態だと言えます。
頭の中にためこむのではなく、
自分の外に出してあげること。
これが非常に大切なのです。
方法2:自信のなさと向き合うこと
自分の気持ちを声に出した後は、
自信のなさと向き合うことです。
「なぜ考え過ぎてしまうのか?」
「どんな場面で考え過ぎてしまうのか?」
「いつから考え過ぎで悩んでいるのか?」
頭の中で浮かんだ言葉を、
声に出しながら問いかけてください。
考え過ぎている時ほど、
実は自分の悩みを深掘りしていないのです。
声に出しながら自分の気持ちに気づく内に、
悩みの背景にある自信のなさに気づき、
深く掘り下げていくことができます。
方法3:「どうしたいのか?」と問いかける
そして最後の方法が、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分。
考え過ぎている時ほど、
自分を主語にして過ごせていないのです。
周りを気にしてしまった結果、
考え過ぎてしまうということは、
自分を主語にせず過ごしているということです。
だからこそ「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分に意識を向けることが重要なのです。
ここまでの3つの方法を繰り返すことで、
考え過ぎてしまう悩みは解決へと向かいます。
お客様の声を紹介します!
そしてここからはお客様の中で
考え過ぎてしまう悩みを克服し、
自分らしく毎日を過ごせる様になった方の声を紹介します。
大阪府在住の寺西さん(女性)は、
特に社会人になってから仕事で
考え過ぎてしまう状況に悩んでいました。
=====ここから=====
「考え過ぎてしまい仕事が全然進まない」
社会人になってすぐの頃から、
私は日常的に悩んでいました。
上司に1つ報告をするにしても、
「間違ってないかな…」
「今はタイミングが悪いかな…」
と深く考えてしまい、
結局何時間も報告できずにいることもありました。
資料を作成するにしても、
何度も何度も内容をチェックする内に
午前中の業務が終わってしまったこともありました。
メールの返信1つとっても、
相手に不快な気分にさせない様にと
言葉遣いを考えるあまり、
時間がかかってしまうこともありました。
仕事が思い通りに進まない影響で
残業をすることもありました。
まったく望まない残業でしたし、
どこか時間をムダにしている感覚すらありました。
「仕事だから考え過ぎてしまうのか…」
この様に自分を納得させようとしたものの、
今後は恋愛にも影響が出る様になりました。
相手に与える印象を考え過ぎたり、
「嫌われないかな」と変に意識したりで、
一緒にいても全然楽しめない恋愛を何度か繰り返しました。
年齢的に結婚を考え始めているものの、
逆に結婚を意識し過ぎて固くなってしまってもいます。
仕事だけでなく恋愛においても
考え過ぎる現象が起きている。
心が休まる瞬間がない様に感じて、
気疲れがハンパない状態でした。
「物事を深く考え過ぎだよ」
「もっと気楽にいこうよ」
周りからこの様に言われても、
どうしても頭の中で考え過ぎてしまう。
考え過ぎるのをやめたいと思っていた所で、
偶然伊庭さんのサイトを拝見しました。
=====ここまで=====
寺西さんにどんな変化が起こったのか
私は寺西さんのお話を受け、
先ほど紹介した解決策をお伝えしました。
また寺西さんの状況を踏まえ、
個別に取り組む課題もお伝えしました。
そして意識して実践を続ける内に、
寺西さんに変化が生まれました。
=====ここから=====
「考え過ぎてしまう原因は自信のなさ」
伊庭さんのおっしゃる通り、
自信があれば考え過ぎることもないですよね。
周りからどう見られるのかを気にして、
自分の中で考え過ぎていたことに、
伊庭さんとお会いして強く実感しました。
現状を続けたくなかったので、
自信のなさと向き合うと決め、
日々の生活で実践を続けました。
考え過ぎていた頃の私は、
頭の中でひたすら考え続け、
声に出すことはまずありませんでした。
◆声に出すのは大前提
◆声に出さないと解決しない
伊庭さんの言葉を胸に、
仕事でも意識して声に出す様にしました。
すると驚くほどに、
考え過ぎる現象がなくなりました。
すぐに心がスッキリする様になり、
気疲れすることも激減しました。
考え過ぎていたことに時間を使っていたのが、
ポッカリ時間が空く様になったので、
その分仕事に取り組める様になりました。
今までよりも効率良く働ける様になり、
残業の回数もめっきり減りました。
「仕事が速くなったね」
「最近元気に仕事してるよね」
周りからも褒めてもらえ、
変化を一層実感しています。
また恋愛でも変に取り繕うことなく、
素の自分で振る舞える様になりました。
「君の本心がわからない」
考え過ぎていた頃の恋愛では
この様に言われることもあったのですが、
思ったことを素直に伝える様になったことで、
お互いスッキリ関われる様になりました。
思っていることがわかることで、
相手も安心して関わってくれているのだと思います。
考え過ぎていた頃の私は、
自分よりも周りのことを先に考えていました。
自分がどうしたいのかが抜け落ちていたのです。
今後は仕事でもプライベートでも、
自分を主語にしながら行動を選択できる様に、
より一層なっていきたいと思います。
=====ここまで=====
自分の人生の主人公は自分自身
考え過ぎてしまう原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合うことで、
考え過ぎてしまう現状を抜け出せます。
自分の人生の主人公は、
他でもない自分自身。
ですが考え過ぎてしまえば、
周りのことばかり気にして生きることになります。
せっかくの自分の人生なのに、
どこか心から楽しめないのです。
考え過ぎる現状を解決できれば、
自分の人生を歩んでいる感覚が、
今よりさらに強く抱けるでしょう。
自信のなさとは具体的に何なのか。
自信とはそもそも何なのか。
詳細は無料メール講座でも解説していますので、
合わせて学んでみて下さい。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。