19Jul
[最終更新日]2022/07/19
こんにちは、伊庭和高です。
今回のテーマである罪悪感は、
私の元にもよく相談が寄せられます。
「罪を犯したり悪いことをして申し訳ない感情」
これが罪悪感の意味ですが、
罪悪感を抱きたい人は誰もいません。
それなのに罪悪感に苛まれると、
ネガティブな気持ちになってしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
罪悪感を消す方法を解説します。
目次
罪悪感を消す方法
罪悪感を抱いても、
自分で手放すことはできます。
3ステップを順に実践することで、
罪悪感に悩まされなくなります。
ステップ1:自分の気持ちを声に出す
最初のステップは、
自分の気持ちを声に出すこと。
罪悪感に悩まされる時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え続けています。
私たち人間の脳は頭で考えるほど、
ネガティブな気持ちが増大すると言われています。
罪悪感も頭の中で考えるほど、
どんどん膨張してしまうのです。
罪悪感を抱いた気持ちも含め、
どんな気持ちも自分で声に出すこと。
これが罪悪感を消すための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみと関わることが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説しますが、
ぬいぐるみを活用するほど、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
ステップ2:「どうしたかったのか?」と問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたかったのか?」と問いかけます。
罪悪感とは過去の出来事に対して抱きます。
過去に起こったことに対して、
申し訳なさを感じてしまうのです。
過去の出来事は変えられませんが、
引きずっている感情は手放せます。
「どうしたかったのか?」と問いかけることで、
過去から引きずる感情を手放せる様になります。
ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップは、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
過去の感情を手放した後は、
未来に意識を向けていきます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分を主語にして問いかけることで、
自分が望む選択ができます。
罪悪感を抱く時ほど、
自分を主語に問いかけていません。
申し訳なさが先行して、
自分がしたいことを問いかけていません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
罪悪感を消すために不可欠です。
なぜ罪悪感に悩まされるのか?
実は過去の私も、
日常の中で罪悪感を感じて苦しんでいました。
記憶を振り返れば中学の頃からですし、
当時は罪悪感という言葉もわかりませんでした。
「なぜ罪悪感で悩んでいたのか?」
今になって振り返ると、
そこには「ある共通点」がありました。
また私のお客様とも話す中で、
この共通点は罪悪感に苛まれる人の多くが抱いていることも判明しました。
相手のことを気にしている
罪悪感を抱いている時ほど、
相手のことを気にしています。
罪悪感を抱く対象がいるわけですので、
その人のことを考えて悩み苦しんでいるのです。
「あの人はどう思ってるのだろう…」
「なんであの人にあんなことをしてしまったのだろうか…」
「あの人に申し訳ないことをしてしまったな…」
相手のことを気にするほど、
罪悪感が心の中で深まっていきます。
そして気づけば胸が締め付けられる様な苦しさを感じるのです。
過去の私も自分がしてしまったことで、
相手の反応が気になり罪悪感を抱き続けてしまったことがあります。
相手が実際にどう思っているのかはわかりませんが、
自分の中で感情をこじらせてしまうのです。
自分に原因を求め過ぎている
また罪悪感に苛まれる人ほど、
自分に原因を求め過ぎています。
もちろん自分にも振り返る点はあるでしょうが、
人間関係は自分と相手がいて成り立っているので、
相手にも振り返る点はあるのです。
ですが自分ばかりに原因を求めたり、
自分で自分を責め続けてしまうと、
罪悪感が心の中で増大してしまいます。
自分を責める癖がある人は、
罪悪感を抱きやすい特徴があるとも言えます。
頭の中で考え続けている
先ほどもお伝えした様に、
頭の中で考えるほど罪悪感は増大します。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大する習性があります。
ネガティブ思考が充満すれば、
罪悪感もいっぱいになってしまうのです。
一説には1日で考えることの9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
何より頭の中で考え続けるほど、
実際に行動に移せなくなってしまいます。
いつまでも前に進めず、
罪悪感ばかりが募るので、
良いことは何もないのです。
罪悪感に苛まれる根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
罪悪感に悩まされるのも自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば罪悪感を自分で手放せます。
一時的に罪悪感に襲われても、
自力で気持ちを立て直せるのです。
ですが自信が持てずにいると、
罪悪感に振り回されてしまいます。
相手にどう思われるか気にしたり、
自分自身を責め続けるのも、
自信のなさが原因だと言えます。
自信が持てないことで、ますます罪悪感が増大し、
負のスパイラルにハマってしまうのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも是非やってみてください。
幼少期にキッカケがある
そして私たちの自信のなさは、
幼少期にキッカケがあります。
生まれた時から罪悪感を抱く人はいません。
ですが大人になるにつれて、
少しずつ自信のなさを抱き、
罪悪感に悩まされ始めるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親との関係で自信のなさが形成され、
罪悪感を抱きやすくなることもあります。
「親の顔色を伺っていた」
「親に怒られることが多かった」
「親も罪悪感に悩まされていた」
たとえばこうした場合だと、
子供にも悪影響が及ぶのです。
まとめ
とはいえ冷静に考えれば、
生まれた時から罪悪感に悩まされる人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についた特性なので、
誰でも罪悪感は手放せます。
罪悪感に悩まされる原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
3ステップを実践することで、
罪悪感を消すことができます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しています。
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。