28Sep
[最終更新日]2025/09/28
こんにちは、伊庭和高です。
お金がないと思い込んでいる人は、
年齢や性別を問わずいます。
お金がないと口癖のように言ったり、
お金を気にしてやりたいことをやらないのです。
何かにチャレンジしようと思っても、
お金を理由に断念してしまうこともあります。
実際はお金があるにも関わらず、
お金がないと思い込む人もいるのです。
お金がないと思い続けても幸せな未来は待っていません。
人間関係が悪化してしまったり、
やりたいことができず充実した人生を送れないのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
お金がないと思い込む人の心理背景を解説します。
また日常生活でどんな口癖を発しているかも独自にお伝えします。
目次
お金がないと思い込む人の口癖
お金がないと思い込む人にとって、
「お金がない」という言葉は当然のように口癖になっています。
ただしそれ以外にもよく使っている口癖があるのです。
これから紹介する3つの口癖は、
本人も自覚なく使っている可能性があります。
「〜があればやってみます」
「お金があればやってみる」は、
お金がないと思い込む人の口癖です。
しかもこの口癖はお金だけでなく、
さまざまな言葉を当てはめて使っています。
・時間があればやってみる
・家族の同意が得られればやってみる
何か条件が合えばやってみると言っているのです。
条件が合えばやってみるというのは、
いつまでもやらない人の言い訳です。
もし手元にお金が十分にあっても、
「時間があれば」と他の理由を作り出すでしょう。
やらない言い訳としてお金を持ち出しているだけなのです。
「できない・無理だ」
「自分にはできない・無理だ」
「自分にできるのだろうか」
この様にお金がないと思い込む人は、
「できない・無理だ」が口癖になっています。
何かをやる前にできないと思うことで、
実際に行動へ移すこともなくなるのです。
ただし何かをやる前から「できる・できない」を考えるのは、
理屈としてはおかしなことです。
できる・できないではなく、
やるからできる様になります。
たとえば子供がダンスをやりたいと思えば
ダンスを習う中で踊れる様になるでしょう。
やる前からできるかどうかを考えているのは、
実はおかしなことなのです。
私は悪くない
「私は悪くない」
「あの人が悪い」
この様に自分は悪くないと考えるのを、
心理学では他責思考と呼びます。
誰かや会社や地域など、
自分以外の誰かや何かを悪者にしているのです。
お金がないと思い込む人ほど、
自分で責任を取ろうとしません。
何かが起きても責任回避をしようとし、
自分以外の誰かのせいだと考えるのです。
お金がないと思い込むのはなぜ?
ここまで口癖を3つ紹介しましたが、
そもそもお金がないと思い込むのはなぜなのか?
これから紹介する3つの心理背景が影響しています。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
失敗を恐れている
「上手くいかなかったら…」
「怒られたら…」
「間違えたら…」
この様に失敗を恐れている人ほど、
お金がないと思い込んでいます。
お金がないと思うことで、
何かに挑戦しようとせず失敗を回避できるのです。
まさにリスク管理をしている状態です。
最悪の事態は回避できるかもしれませんが、
幸せな未来も待っていません。
車の運転にたとえるならば、
車庫にいる状態でブレーキを踏んでいるようなもの。
事故にあうことはありませんが、
ずっとブレーキを踏み続けているので、
行きたい目的地へたどりつくこともできません。
その意味では失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
周りと自分を比べている
「あの人に比べて自分は…」
この様に周りと自分を比べている人ほど、
お金がないと思い込みます。
身近な人やメディアやSNSで見る人と比べて、
自分にはお金がないと思い込んでいます。
ですが周りと自分を比べると、
劣等感も生まれやすくなります。
ネガティブ思考に悩まされる人の特徴が、
周りと自分を比較することです。
親の影響を受けている
私たちが生まれてから最初に接するのが親です。
親と関わる中で人格が形成されるので、
お金がないという思い込みも生まれやすいです。
たとえばお金がないが親の口癖なら、
子供にも影響が及ぶでしょう。
何かにつけて「お金がないから」と言われるので、
お金がない意識が刷り込まれてしまうのです。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
お金がないと思い込んでしまうのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があればお金がないと思い込みません。
お金の有無にとらわれず、
自分がしたいことを行動に移せたり、
できる方法があるか考えるでしょう。
自信がないから「お金がない」という言葉で、
思考停止状態を作り出してしまうのです。
お金がないと思えば、
それ以上考える必要もありません。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
自信のなさが根底にあるのです。
お金がないと思い続けた末路
お金がないと思い続けても、
幸せな未来は待っていません。
欲しい物が買えなかったり、
やりたいことに挑戦できなかったりと、
望まない未来が待っていません。
何よりお金がないと思い続ければ、
ネガティブな気持ちが増大するだけです。
人間関係が悪化したり、
憂うつな気持ちになったりと、
良いことはないのです。
ただし生まれた時からお金がないと思い込む人はいません。
赤ちゃんの時からお金がないと思っている人はいないのです。
だからこそ自信のなさと向き合い、
お金がないという思い込みを手放すことで、
今から現状を好転する必要があります。
現状を好転する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
お金がないと思い込む状況は改善できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
お金がないと思い込む人ほど、
普段から声に出さず頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど自信もなくなり、
お金がないと思いやすくなります。
先ほど紹介した3つの口癖や心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
周りに聞こえる声を出す必要もなければ、
いきなり周りへ話しかける必要もありません。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
頭に浮かんだ気持ちを、ぶつぶつ声に出していきましょう。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
お金がないと思い込む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
失敗を怖がってしまったり、
周りと自分を比べたりと、
自信のなさが出てきやすいのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を変えるために不可欠です。
たとえお金がないと思っても、
「どうしたい?」と問いかけることで、
自分がしたい選択ができる様になります。
お金がないと思い続けても、
幸せな人生は待っていませんし、
お金が増えるわけでもありません。
お金の有無に関わらず、
「自分がどうしたいか?」を問いかけながら、
自分が望む選択ができる様になることが大切です。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状は今すぐに変えていけます。
お金がないと思い続けるのではなく、
今の自分が望む行動を1つずつ選択できる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。