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親への罪悪感を手放す3つの方法とは?ぬいぐるみ心理学で解説

[最終更新日]2024/02/06

こんにちは、伊庭和高です。

 

親への罪悪感に悩んでいる相談は、

定期的に私の元へ寄せられます。

 

親に対して罪悪感を抱いていると、

自分の人生を生きれません。

 

何かある度に親のことを思い出し、

ネガティブな気持ちになってしまいます。

 

大事な決断に迷ってしまったりと、

幸せな未来は待っていないのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

親への罪悪感を手放す方法を解説します。

 

なぜ親への罪悪感を抱くのか?

 

親への罪悪感を抱くのは、

2つの心理背景が影響しています。

 

どちらか1つに該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

親の顔色を伺っている

「親はどう思うだろう…」

「親に怒られないかな…」

 

この様に親の顔色を伺っていると、

何かにつけて罪悪感を抱いてしまいます。

 

親に対する申し訳なさが湧いてきたり、

親を気にする気持ちが強まります。

 

自分の気持ちは脇に置き、

親のことを先に気にするのです。

 

あるいは親を恨んでいたり、

親に対する怒りがある場合も、

親の反応を気にしていると言えます。

 

親に対するネガティブな感情を抱きながら、

同時に罪悪感も抱く人は意外といるのです。

 

良い子を演じている

もし良い子を演じている場合は、

親への罪悪感も生まれやすくなります。

 

親が望む自分になろうとしたり、

親の望む選択をしがちな人ほど、

親への罪悪感も強まります。

 

「この選択をして親は悲しまないか…」

「親に反対されるかも…」

 

親がガッカリしてしまえば、

良い子ではなくなるわけなので、

心の中でブレーキを踏んでしまうのです。

 

罪悪感に悩まされる根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

親への罪悪感に悩まされるのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば罪悪感に悩まされません。

 

親の顔色を伺ったり、

良い子を演じてしまうのも、

自分の自信のなさが背景にあるのです。

 

幼少期の親との記憶が影響

私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶が影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいませんし、

罪悪感を抱く赤ちゃんもいないでしょう。

 

大人になるにつれ自信のなさが形成され、

親への罪悪感に悩まされる様になるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

だからこそ親のことを気にしやすく、

人生の様々な場面で親の顔が浮かぶのです。

 

仕事、恋愛、夢などあらゆる場面で、

親に対する罪悪感を抱きやすくなります。

 

罪悪感を抱く状況は繰り返される

親への罪悪感に悩まされ続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

何かの度に親のことを気にして、

自分の人生が送れないのです。

 

もし親がネガティブな反応をすれば、

申し訳なさが増大するかもしれないのです。

 

ただし1つ確かなことは、

親は自分の人生を生きてはいません。

 

自分の人生の主人公は自分自身なので、

親が自分を幸せにしてくれるとは限らないのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

親への罪悪感を手放すことが、

自分らしい人生を送るために不可欠です。

 

親への罪悪感を手放す3つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

親への罪悪感を手放す方法を解説します。

 

3つの方法を順番に実行することで、

罪悪感に悩まされることがなくなります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップは、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

罪悪感に悩まされる時は、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず、頭の中で考え続けているのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大する習性があります。

 

罪悪感もネガティブな気持ちなので、

頭の中で考えるほど増大するのです。

 

どんな気持ちも、まずは自分で声に出すこと。

これが罪悪感を手放す第一歩です。

 

ここでのポイントは、

まず自分で声に出すことです。

 

いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、

間違った方法なのです。

 

罪悪感を誰かに吐き出せば、

確かにスッキリするでしょう。

 

ですが誰かに吐き出したところで、

罪悪感が消えるわけではありません。

 

一時的にスッキリするだけで、

すぐに罪悪感に引き戻されるのです。

 

しかも聞いている相手は、

次第に嫌な気分になるでしょう。

 

人間関係が悪化する可能性も高いので、

まず自分で声に出すことが重要です。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出したら、

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけましょう。

 

過去の出来事において、

罪悪感を抱いているわけです。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけると、

過去から引きずっている感情を受け止められます。

 

もちろん過去の事実は変えられませんが、

私たちは過去の出来事ではなく感情を引きずっています。

 

「もっとこうしたかった」という様に、

自分の気持ちに気づくことで、

次第に罪悪感が消えていきます。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかける

そして過去のことを振り返ったら、

未来のことに意識を向けます。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかけてください。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分です。

 

自分を主語に問いかけるからこそ、

自分が望む行動を選択できます。

 

罪悪感に悩まされている時ほど、

「どうしたいのか?」と問いかけていません。

 

親のことばかり考えて苦しんだり、

「どうすればよかったのか?」と過去を後悔しているのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

親への罪悪感を手放すために不可欠です。

3つの方法を繰り返し順番に実践することで、

親への罪悪感を手放せる様になります。

 

罪悪感にとらわれるのではなく、

自分が望む毎日を生きることができます。

 

罪悪感に悩まされる根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

3ステップを実践することで、

親への罪悪感を手放していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。