4Feb
[最終更新日]2025/02/04
こんにちは、伊庭和高です。
傷つきやすいという相談は、
年齢や性別を問わずよく寄せられます。
仕事でもプライベートでも、
傷つきやすいままだとつらいです。
感情が乱れやすくなりますし、
人間関係も上手くいかなくなります。
ネガティブな気持ちでいる瞬間が増えるので、
生きづらさを感じることもあるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
傷つきやすいのを治す方法を解説します。
また傷つきやすい原因や心理背景を、
独自の切り口でお伝えします。
目次
傷つきやすいのはなぜ?
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
傷つきやすいのも自分の自信のなさが原因なのです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば傷つきにくいです。
一時的に傷つくことがあっても、
すぐに気持ちを落ち着かせ立ち直ることができます。
その一方で自分に自信が持てずにいると、
何かにつけて傷ついてしまいます。
傷つきやすいかどうかは、
自信の有無が影響しているのです。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を4つ紹介します。
周りの目を気にしている
「あの人にどう思われるのか…」
「変な風に思われたかも…」
「あの人に比べて劣っているのでは…」
この様に周りの反応や評価を気にするほど、
傷つきやすくなります。
自分の気持ちを脇に置いて、
周りの目を優先してしまうのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
失敗を怖がっている
「間違えたらどうしよう…」
「ミスをしない様にしなきゃ…」
「怒られてしまわないだろうか…」
この様に失敗を怖がるほど、
傷つきやすくなります。
少しでも失敗したと思うことがあれば、
一気に傷ついてしまうのです。
また傷つくのを怖がるほど、
何かをやってみようとしません。
挑戦しなければ失敗もしませんが、
そのかわり成功もしません。
その意味では失敗を怖がり続けるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
自分の気持ちがわからない
「何がしたいかわからない」
「言いたいことが出てこない」
この様に自分の気持ちがわからない人は、
何かにつけて傷つきやすくなります。
自分の気持ちがわからないので、
周りに流されやすくなってしまいます。
自分の軸がないまま生きているので、
打たれ弱く傷つきやすくなるのです。
寂しがり屋
実は寂しがり屋な人も傷つきやすいです。
寂しさに襲われる時ほど、
心が弱ってしまいます。
寂しさを埋めてくれなかったり、
相手が自分の望む行動をとってくれないと、
心が傷ついてしまいます。
相手に求め過ぎている状態とも言えますが、
相手の行動は相手次第でコントロールできません。
寂しがり屋やかまってちゃんの傾向があったり、
不安や孤独感に悩まされている人ほど、
何かにつけて傷ついてしまうのです。
幼少期の記憶も影響している
私たちの自信のなさは、
幼少期の記憶も影響しています。
生まれた時から傷つきやすい人はいません。
成長し大人になる中で自信がなくなり、
傷つきやすくなってしまうのです。
その意味で傷つきやすいのは性格ではなく、
後天的に身についた特徴だと言えます。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
傷つきやすくなってしまう人もいます。
「親がかまってくれなかった」
「親に否定されてばかりだった」
「親の顔色をうかがっていた」
「親も傷つきやすい人だった」
たとえばこうした場合は、
子供も傷つきやすくなってしまいます。
そしてその後の人間関係においても、
傷つきやすい状態が続いてしまうのです。
傷つきやすいままの末路
仕事、友達、恋愛、夫婦関係など、
傷つきやすいままでは幸せな未来は待っていません。
自分の思う様に物事が進まず、
人間関係で壁に直面することも増えます。
そして環境や付き合う相手を変えても、
自分が変わらないと悩みは繰り返されます。
傷つきやすくて悩む現象は、
時間が解決してはくれないのです。
だからこそ自信のなさと向き合い、
自分が変わる必要があります。
傷つきやすいのを治す方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を改善する方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
傷つきやすい状況は改善できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
傷つきやすい人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
周りの目が気になり失敗を怖がったり、
寂しさに襲われやすくなります。
自分の気持ちがわからなくなるのも、
頭の中で考えを巡らせている時です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
傷つきやすい人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
周りにどう思われるか気にしたり、
周りに流されたり振り回されてしまうので、
他人軸になっている状態です。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちな人も、
傷つきやすい傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けているので、
周りの言動に傷つきやすくなってしまいます。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
傷つきやすいのを克服するために不可欠です。
仕事でもプライベートでも、
傷つきやすい状態では幸せな毎日は訪れません。
ストレスや疲れを感じやすくなりますし、
人間関係も悪化するかもしれません。
傷つきやすいのは自信のなさが原因です。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
傷つきやすい自分を変えることができます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。