menu

頑張りすぎる人の心理【報われない努力から卒業する】

[最終更新日]2023/03/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回取り上げるテーマは、

ぬいぐるみ心理学のお客様の中でも、

非常によく質問いただくものです。

 

過去の私も悩みましたし、

行動しても上手くいかずに

モヤモヤしていました。

 

頑張りすぎる人の心理

 

仕事でも・・・

恋愛でも・・・

目標達成でも・・・

 

どんな場面でも構いません。

つい「頑張りすぎてしまう」

ことはありませんか?

「時間もお金も頑張ってかければ、

きっと良い結果が得られるはずだ」

 

あるいは何か問題に直面した際に、

「頑張って解決しよう」

として来たかもしれません。

 

一時的には解決できたと思っても、

多大な労力を使い疲れ果ててしまう・・・

 

しかも似た様な問題が別の所からやって来て、

さらに疲れ果ててしまう・・・

 

頑張っても頑張っても報われないと感じ、

どこか燃え尽き気味になってしまう

こともあるでしょう。

頑張りすぎてしまう人の心理背景には、

「頑張らなければ解決できない」

「頑張った方が良いから頑張る」

といった思考があります。

 

・問題を解決したり目標を達成するには頑張らなければいけない

 

・周りが頑張れって言ってるから頑張った方が良いと思う

 

実はこれ、「無理している」わけです。

 

「自分が本当はどうしたいのか?」という

心の奥底にある本音にフタをして、

周りを気にして無理して頑張っているのです。

 

これでは何より自分自身が疲れますし、

無理している自分を見て、

相手もどこか気を使ってしまいます。

 

頑張りすぎる人の7つの特徴

頑張りすぎるとは、文字通り頑張りすぎてしまう人のこと。

 

仕事でも勉強でも恋愛でも…

様々な場面で頑張りすぎてしまい疲れ果ててしまうのです。

 

燃え尽き症候群という言葉がありますが、

頑張りすぎてしまえば燃え尽きて何もやる気が起きなくなることもあります。

頑張りすぎることで反動がやって来てしまうのです。

 

「頑張りすぎる人にはどんな特徴があるのか?」

7つの特徴を紹介したいと思います。

 

周りの目を気にしている

周りにどう思われるのかを気にすると、

つい頑張りすぎてしまいます。

 

自分よりも周りの反応を気にすることで、

やりたくないことも無理に引き受けることがあるのです。

 

「みんな残業しているから自分も残業しよう」

たとえばこれは周りを気にして頑張りすぎる典型です。

 

気を使ってしまう人ほど、

頑張りすぎてしまう傾向があるのです。

 

嫌われるのが怖い

嫌われるのを怖がっていると、

無理に頑張ってしまいます。

 

否定されたり仲間外れになることを怖がれば、

不本意でも頑張って行動しようとします。

 

自分で自分を追い込んでしまうので、

たとえ嫌われることがなくても疲れ果ててしまいます。

 

「何のために頑張っているのだろう…」

急に虚しさが襲って来ることもあるでしょう。

 

完璧主義

何事も完璧にやろうとする人ほど、

必要以上に頑張りすぎて苦しんでしまいます。

 

そこまでやらなくていいのにと周りが思っていても、

妥協せずに完璧を求めすぎてしまうのです。

 

1つの仕事に時間がかかってしまったり、

エネルギーを使いすぎてしまうことにもつながります。

 

真面目すぎる

「手を抜いてはいけない」

「最後までやらないといけない」

「サボってはいけない」

 

真面目さは悪いことではないですが、

真面目すぎるのは自分を苦しめてしまいます。

 

常に肩に力を入れた状態なので、

気づかぬうちに頑張りすぎてしまうのです。

 

真面目にやらないのは悪いことだと、

思い込みを持っているかもしれません。

 

評価を気にしている

認められたいと思っていたり、

仕事の評価が気になる人ほど、

つい頑張りすぎてしまいます。

 

承認欲求という言葉がありますが、

仕事で評価されて承認欲求を満たそうとしているのです。

 

ですが承認欲求には終わりがなく、

常に求め続けてしまいます。

 

また周りの評価に振り回され、

気づけば自分を追い込んでしまうのです。

 

かまって欲しい

実は周囲の気を引くために、

つい頑張りすぎてしまう人もいます。

 

「頑張ってるね」と言われることで、

周りの注目を引くことができるのです。

 

たとえ頑張り過ぎを注意されても、

その瞬間に自分に注目を引けているのです。

 

「かまってちゃん」とも呼ばれていますが、

かまってほしさから頑張りすぎてしまう人は意外といます。

 

家に帰りたくない

もし結婚していれば、

家に帰るのを避けるために頑張りすぎる人もいます。

 

夫婦関係がうまくいってなかったり、

家事や育児でストレスを感じていれば、

仕事を長引かせることで家にいる時間を短くできます。

 

ですがどれだけ頑張っても、

家での悩みは解決していません。

 

問題を先送りにしているだけなので、

苦しい状態が続いてしまいます。

 

報われない努力から卒業する

「頑張っても報われない」と感じる場合、

多くが「無理して頑張っているから」です。

 

「自分が本当はどうしたいのか?」

 

この気持ちに気づき、素直に行動できれば、

頑張っているという感覚なしに、

気づけば本当に望む結果が得られます。

頑張りたいのか・・・

頑張らなければならないのか・・・

頑張った方が良いのか・・・

 

この違い、非常に重要です。

 

「頑張りたい」と感じずに頑張っている場合は、

報われない努力を繰り返すことになります。

 

一方で「頑張りたい」時に頑張れていたら、

労力もそれほどかからずに

本当に望む結果が手に入ります。

「ついつい無理して頑張ってしまう」

 

この瞬間は人によって異なりますが、

ぬいぐるみ心理学では無料メール講座も活用しながら、

どうすれば無理して頑張らなくなるかをお伝えしています。

 

報われない努力から卒業できた瞬間、

無理せず望む毎日が訪れる様になります。

 

頑張り過ぎてしまう原因

どうして無理して頑張り過ぎてしまうのか。

 

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさである

と解説しています。

 

頑張り過ぎてしまう原因も、

実は自分の自信のなさなのです。

自分に自信がないから、

周りを気にして無理してしまう。

 

自分に自信がないから、

「頑張らないと」と追い込んでしまう。

 

頑張り過ぎてしまう背景には、

自分の自信のなさがあります。

一度自分に問いかけてみてください。

 

頑張らなくても上手くいくなら、

今まで通り頑張り続けたいでしょうか?

もし頑張らなくても上手くいくなら、

私なら頑張ることを手放します。

 

頑張ることに費やしていた時間や労力を、

自分が本当にしたいことに使う様にします。

「頑張る」とい漢字を分解してみると、

「頑」と「張る」となります。

 

「頑(かたくな)」という言葉は、

意地を張って自分の意見を変えない、

頑固な様子を現しています。

 

意地を張ってでも変えないということは、

どこか無理をしているわけです。

 

また「張る」という漢字は、

糸が張るという様に、

どこか緊張した様子を現しています。

一時的に頑張る時期があって良いですし、

頑張ることを否定する気はありません。

 

ですがこれから先の人生も、

意地を張ってでも緊張し続けたいか…

 

少なくとも私は嫌です。

 

頑張り過ぎてしまう原因は

自分の自信のなさがあります。

 

自信のなさと向き合うことができれば、

頑張り過ぎることなく

毎日を過ごせる様になるのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

頑張りすぎを未然に防ぐ対処法

ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、

頑張りすぎを防ぐ対処法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し意識することで、

頑張りすぎを未然に防げたり、

頑張りすぎた時にすぐに軌道修正できる様になります。

 

ただし私がお伝えするのは、

「根本的に頑張りすぎを直すための方法」

 

その場限りで楽になる対処法ではなく、

そもそも頑張りすぎに悩まなくなる方法です。

 

気分転換をしてみたり、

周囲に悩みを打ち明けたりと、

一瞬楽になるだけの対処法であれば、

至る所にあふれています。

 

ですが頑張りすぎてしまう原因と向き合わないと、

環境を変えても同じ悩みが発生してしまいます。

 

「一瞬だけ楽になれば良い」

 

もしこの様に思われている場合は、

ここからお伝えする対処法は役立たないと思います。

 

「そもそも頑張りすぎてしまうのをやめたい」

 

この様に根本的に悩みを解決したい場合に、

非常に効果を発揮する方法です。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

頑張りすぎている時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど

物事をネガティブに捉えてしまうと言われています。

 

つまり頭の中で考える癖があると、

ネガティブ思考に支配されてしまいます。

 

私は1500名以上のお客様と関わってきましたが、

頑張りすぎてしまう人ほど、

ほぼ100%頭の中で考える癖がありました。

そしてここでのポイントは、

まずは自分で声に出すこと。

 

いきなり周囲に吐き出すと、

自分はスッキリするかもしれませんが、

相手が嫌な気分になる可能性もあります。

 

人間関係が悪化する可能性もあるので、

まずは自分で声に出すことが大切です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することで、

頑張りすぎる悩みを解消できる様になります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

自分で自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

頑張りすぎてしまう人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分よりも先に周りのことを考えたり、

「したい」ではなく「しなきゃ」が浮かびやすくなります。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

頑張りすぎを根本解決する上で必要不可欠です。

 

頑張り過ぎる自分を手放した先に

ここからは頑張り過ぎる自分を手放せた

お客様の事例を紹介します。

 

三重県在住の甲本さん(女性)は、

常に頑張り過ぎてしまい、

気づけば疲れ果ててしまう悩みを抱えていました。

 

そんな中で私をこのサイトで知り、

個別相談に申し込まれました。

=====ここから=====

 

飲み会の幹事があれば、

つい引き受けてしまう。

 

できる限り仕事を引き受けて、

残業したり持ち帰ってしまう。

 

時間的・精神的に余裕がなくても、

「大丈夫、できるよ!」と答えて

無理に引き受けてしまう。

 

無理して頑張り過ぎることで、

自分で自分を苦しめていました。

「頑張った自分へのご褒美」と思い、

美味しいご飯を食べたり旅行したり、

オシャレな服を買ったりしながら

一時的には満たされて来ました。

 

でも気づけばお金や時間がなくなる一方、

頑張り続ける毎日はなくならない。

 

「この先の人生も頑張り続けるのか…」

 

ふとした瞬間に気づいて、

ショックを受けました。

頑張ることを否定はしないけど、

無理して頑張り過ぎたくない。

 

伊庭さんのサイトを拝見し、

「今変わらないとこの先も変わらない」と思い、

自分と向き合うことに決めました。

 

=====ここまで=====

仕事でもプライベートでも、

「〜し過ぎる」のは無理している証拠。

 

食べ過ぎ・飲み過ぎ…

働き過ぎ、お金の使い過ぎなど…

 

「〜し過ぎている」状態は、

その瞬間は満たされても

後で必ず反動がやって来ます。

頑張り過ぎている状態も、

その時は周りから評価されたり

充実感を抱くかもしれません。

 

ですが疲れ果ててしまったり、

心安まる瞬間がないかもしれない。

長い目で見ればデメリットばかりです。

 

甲本さんにどんな変化が起こったか

頑張り過ぎる自分と向き合った結果、

甲本さんにどんな変化が生まれたのか。

 

甲本さんの声を紹介します。

=====ここから=====

 

「頑張り過ぎそうになった時に、

まずは自分の気持ちを振り返ること」

 

伊庭さんにアドバイスいただいたことを、

日々の生活から意識しました。

 

「なぜ頑張り過ぎてしまうのか?」

「なぜ無理してしまうのか?」

 

いったん気持ちを落ち着けて

自分の気持ちを問いかけたことで、

頑張り過ぎる心理背景に気づけました。

その瞬間無理して自分が頑張れば、

周りがもめることはない。

 

周りに意見を言われるのが怖いから、

何でも自分が引き受けてしまう。

 

断った時の反応が気になるから、

それなら自分が無理した方が良い。

 

頑張り過ぎてしまう背景には、

周りの反応を気にする自分がいました。

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

 

伊庭さんがおっしゃっている通り、

無理して頑張り過ぎる根本原因には

周りを気にする自信のなさがありました。

 

周りを気にしてしまった時は、

「本当はどうしたいのか?」と問いかける。

その上で、自分の気持ちに素直に行動する。

 

確かに最初は周りの反応が怖かったものの、

勇気を持って行動をし続けたことで、

今までとは生活が大きく変わりました。

自分の状況を踏まえながら、

断りたい仕事を断れる様になったこと。

 

残業も減り仕事を持ち帰ることもなく、

自分の時間が確保できました。

 

友達や同僚からの誘いも

自分の状況を踏まえた上で、

断りたい時は断れる様になりました。

 

その分だけ自分の時間を心から楽しめ、

仕事も時間内に意識を集中できる様になりました。

「甲本さん前までは無理してたよね」

「最近はイキイキ働いてるね」

 

周りも変化に気づいてくれる様になりました。

 

そしてそんな自分の取り組みを見て、

結果として昇進することもできました。

 

無理して頑張らない姿勢も評価されたので、

昇進しても追い込みすぎずに仕事ができています。

自分が本当に望んで頑張っている時と、

周りを気にして頑張ってしまう時。

 

意識して伊庭さんの教えを実践する程に、

両者の違いに気づける様になりました。

 

頑張りたい時は頑張り、

そうでない時は頑張らない。

 

その分だけ心が疲れ果てることもなくなり、

自分の過ごしたい様に過ごせる様になりました。

 

頑張り過ぎる自分を手放せた先には、

自分らしく過ごせる未来が待っていました。

 

頑張り過ぎる現状から卒業する

すべての悩みの原因は自信のなさ。

頑張り過ぎて悩んでいる背景にも

自信のなさがあります。

 

自信のなさと向き合うことができれば、

頑張り過ぎる現状から卒業できます。

無理して頑張り過ぎているなら、

自分が本当にしたいことではありません。

 

頑に気を張っている状態なので、

どこかで必ず反動がやって来ます。

 

体調を崩したり、

人間関係でトラブルがあったり、

気疲れしてしまったり、

何かしらの反応がやって来るのです。

 

頑張り過ぎる現状と向き合えれば、

甲本さんの様に日常に変化が生まれます。

 

頑張りたい時は頑張りながらも、

そうでない時は無理して頑張らず、

自分の気持ちを優先して過ごせる様になります。

悩みの解決を先延ばしにすることなく、

頑張り過ぎる現状を手放したい場合は、

まずは無料メール講座で学んでください。

 

本日も最後まで読んで下さり、

ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。