16May
[最終更新日]2023/05/31
こんにちは、伊庭和高です。
本日はカッとなる性格の直し方。
このテーマを解説します。
仕事でもプライベートでも、
何かにつけてカッとなってしまう。
あるいは攻撃的な言動をとってしまう。
こうした悩みを抱えている方は
意外と多いのです。
カッとなってしまうことで、
相手を傷つけたり衝突してしまう。
「本当はカッとなりたくない…」
「でもついカッとなってしまう…」
どうしたら良いのかわからずに
悩みを抱え続けているのです。
目次
カッとなるのは性格ではない
「カッとなる性格を直したい」
いきなり根底を覆しますが、
カッとなるのは性格ではないのです。
生まれながらに備わった性格ではないので、
これからお伝えする方法を実践すれば
いくらでも変えることができるのです。
突然カッとしてしまうこともあれば、
特定の場面でカッとしてしまうこともあるでしょう。
ですがカッとなる背景は共通しています。
カッとなる根本原因
私はぬいぐるみ心理学の中で、
すべての悩みが生じる根本原因は
自信のなさであるとお伝えしています。
失敗を恐れてしまう気持ちも…
周りの反応を気にする気持ちも…
自分の意見を言い過ぎてしまう気持ちも…
すべての悩みの背景には
自信のなさが存在するのです。
カッとなってしまう心理背景にも、
実は自分の自信のなさがあります。
カッとなるのは性格ではなく、
自信のなさが原因なのです。
「強がる」の心理背景
「強がる」という言葉があります。
何かを言われた時に、
「大丈夫だよ」と強がるわけです。
あるいは似た様な言葉に
「大きく見せる」もありますね。
本当は大丈夫ではないのに、
強がったり大きく見せてしまう。
これも自信のなさが原因です。
自信のなさに向き合うのを避け、
強がったり自分を大きく見せてしまうのです。
カッとなってしまうのも、
背景には自信のなさがあります。
自信のなさに向き合うのを避け、
ついカッとなってしまうのです。
誰もが自信のなさを備えている
「すべての悩みの原因は自信のなさ」
これはあなただけでなく、
誰もが備えているものです。
自信のなさと向き合うのを避け、
どんな言動を取ってしまうのかが、
人によって違うのです。
例えばある人はカッとなりますし、
ある人は強がったり大きく見せます。
また人によっては
急に泣き出す人もいます。
「私なんてダメなの…」と
自分で自分を否定するかもしれません。
あるいは自信のなさに直面して、
黙ってやり過ごそうとする人もいます。
「カッとなる」
「強がる」
「大きく見せる」
「泣き出す」
「自分で自分を否定する」
「黙ってやり過ごす」
人によって言動は異なりますが、
自信のなさが根本原因なのは同じです。
自信のなさに向き合うことで、
カッとなる性格はもちろん、
どんな悩みも解決へと向かうのです。
カッとなる深層心理
カッとなる根本原因は自信のなさであり、
自信のなさと正面から向き合うことで、
カッとなる悩みは解決へと向かいます。
「カッとなる性格を直したい」
「カッとなるのをやめたい」
多くの方がこの様に思うものの、
解決せず悩みを抱え続けてしまいます。
悩みを解決したいのに解決しない原因。
これは明確です。
悩みを抱え続けていることにより、
一時的にメリットを得ているからです。
・
・
・
「悩んでいるのにメリットはない!」
こうした声が飛んで来そうですね。
「悩んでいることにメリットがある」
これは自分の深層心理です。
一時的なメリットに気づけなければ、
永遠に同じ悩みを繰り返してしまうのです。
カッとなる性格の一時的なメリット
カッとなってしまう状態に、
どんな一時的メリットがあるのか?
過去のお客様のケースから、
具体例を紹介します。
例えばカッとなることで、
相手は自分に意見を言いにくくなります。
・これ以上怒らせたくない
・怒ってるから何を言っても無駄だ
相手が意見を言いにくくなるので、
カッとなればその場をやり過ごせます。
これは一時的なメリットですよね。
ですがその場をやり過ごすことはできても、
自信のなさとは向き合えていません。
一時的にカッとなる状態が、
形を変えて何度も繰り返されるのです。
メリットはあくまで一時的なもの。
悩みが形を変えて何度も繰り返されるので、
長い目で見ればデメリットしかないのです。
あるいはカッとなることで、
一時的にスカッとするでしょう。
怒りを言葉にしてぶつけるので、
ストレス発散にはつながります。
ですが一時的にストレスは発散しても、
悩みは解決していません。
カッとなってスッキリしても、
仕事の悩みが解決するわけではありません。
一時的にはメリットがあるものの、
長い目で見ればデメリットがあるのです。
カッとなる心理背景に気づく
一時的なメリットの存在に気づけるかどうか。
カッとなる性格を直したいと思うならば、
避けては通れない道だと考えています。
深層心理の部分になるので、
自分では気づいていないことがほとんど。
カッとなる原因に気づき、
自信のなさと向き合うことができれば、
カッとなる状態を直すことはできます。
カッとなる性格を直す3ステップ
・カッとなる性格の特徴
・カッとなる原因と心理背景
・カッとなる深層心理
ここまで解説した内容を踏まえて、
カッとなる性格を直す方法を
3ステップで紹介します。
ステップ1:自分の気持ちを声に出すこと
自分の気持ちを声に出すこと。
これが第一ステップです。
そしてポイントは、
「自分で声に出すこと」
カッとなる気持ちを溜め込むこともあれば、
誰かにぶつけてしまうこともあります。
私達の脳は声に出すことで、
物事を事実として認識します。
「イライラしているな」
「モヤモヤしているな」
こうした気持ちも声に出すことで、
事実として認識するのです。
ですが頭の中で溜め込んでいれば、
空想や妄想の状態です。
本当にそう思っているのか、
脳は認識してくれないのです。
またいきなり誰かにぶつければ、
誰かにぶつける中で自分の気持ちを認識します。
自分の気持ちを認識できるものの、
伝えられた相手はショックを受けます。
あるいは言い争いになるかもしれません。
独り言で大丈夫です。
まずは自分で自分の気持ちを声に出すこと。
このワンクッションを必ず意識してください。
ステップ2:自信のなさと向き合う
自分の気持ちを声に出した後は、
自信のなさと向き合うことです。
カッとなる悩みを抱える人の多くが、
自信のなさを見て見ぬフリをする傾向があります。
一時的にカッとなることで、
自信のなさをうやむやにしてしまうのです。
「なぜカッとなるのか?」
「どんな自信のなさがあるのか?」
「何が不安なのか(怖いのか)?」
声に出しながら自信のなさと向き合うことです。
ステップ3:本当はどうしたいのかと問いかける
自信のなさと向き合った後は、
自分の本心に気づくことです。
「本当はどうしたいのか?」と問いかけてください。
「どうしたいのか?」の主語は自分。
自分を主語にして問いかけることが大切です。
カッとなってしまう時は、
つい言い過ぎてしまうことが多いです。
「したい」ではなく、
「してやったぞ」というイメージです。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、寝過ぎなど、
何事においても「〜し過ぎる」状態は危険です。
体調を崩したりと、
後で必ず反動が来ます。
カッとなる悩みを抱え続けているのは、
言い過ぎている状態だといえます。
「本当はどうしたいのか?」と問いかけ、
言い過ぎる自分を直していきましょう。
カッとなる性格は変えられる
自信のなさと向き合うことで、
カッとなる性格は直せます。
そもそも性格ではなく、
自信のなさが原因にあるわけです。
自信のなさと向き合えば、
カッとなる現象は直せますし、
成果を挙げたお客様も数多く見て来ました。
カッとなる性格を直す上で、
自信のなさと向き合うポイントは、
無料メール講座でも解説しています。
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んで下さり、
ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。