2Jul
[最終更新日]2024/07/02
こんにちは、伊庭和高です。
母親になって自己犠牲が強くなったと、
悩んでいる人は多いです。
「母親だから…」と自分を犠牲にするうちに、
ストレスやモヤモヤをため込むことがあります。
結果的に人間関係が悪化したり、
生きづらさを感じてしまうこともあるのです。
自己犠牲が強くて悩む状況は、
今すぐにでも抜け出す必要があります。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自己犠牲が強い母親の心理背景と改善法を解説します。
目次
母親の自己犠牲が強いのはなぜ?
自己犠牲が強くなる母親には、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
1つずつ、解説していきます。
母親という役割にとらわれている
「母親だから…」という様に、
母親という役割にとらわれるほど、
自己犠牲を強くしてしまいます。
何かにつけて母親であることを気にして、
やりたいことを我慢したり、
言いたいことを飲み込んでしまうのです。
「母親だから子供のために…」と思って、
自己犠牲をするケースもあります。
ですが子供が望んでいるとは限らず、
何かあると子供に当たってしまうかもしれません。
「こんなに自分を犠牲にしてあげているのに…」
こうした気持ちが浮かびやすいのです。
周りの目を気にしている
友達、親、同僚、ご近所さんなど、
周りの目を気にしていると、
自分を犠牲にしやすくなります。
特定の誰かだけでなく、
世間体など不特定多数の目を気にする人もいます。
自分の気持ちを脇に置き、
周りの気持ちを優先してしまうのです。
自分を責めがち
普段から自分を責めがちな人は、
自己犠牲が強くなります。
何かにつけ自分が悪いと考えたり、
自己否定をしてしまうのです。
これでは自分の気持ちを我慢したり、
自己犠牲の気持ちが強くなるでしょう。
母親になる前から自己犠牲をしてきたかも
実は母親になる前から、
自己犠牲をしてきた人もいます。
仕事、恋愛、子供の頃など、
さまざまな場面で自分を犠牲にしてきたかもしれません。
もちろん母親になってから、
自己犠牲をしてしまう人もいます。
ですが母親になる前から自己犠牲をしており、
悩みが環境や立場を変え繰り返されているかもしれません。
自己犠牲をしてしまう根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
自己犠牲をしてしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば自己犠牲をしません。
母親でも自分の気持ちを大切にしながら、
家族のことも尊重できる様になるのです。
母親という役割にとらわれたり、
周りの目を気にしたり、
自分を責めてしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
悩みは形を変えて繰り返される
自己犠牲をしてしまう状況は、
環境や状況を変えても繰り返されます。
子供が成長しても自分が変わらないと、
自己犠牲を続けてしまうのです。
それこそ先ほどお伝えした様に、
母親になる前から自己犠牲をしている人もいます。
つまり自己犠牲を続ける状況は、
時間が解決してはくれないのです。
自信のなさと向き合いながら、
自分が変わるために行動する必要があります。
自己犠牲をやめる2つの方法
ここからは自己犠牲をやめる方法を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自己犠牲をせず過ごせる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
自己犠牲をしてしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
母親の役割にとらわれたり、
周りの目を気にしたり、
自分を責めがちになるのです。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
家族や友達など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構わないので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自己犠牲をしてしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手のことが気になったり、
自分の気持ちを我慢してしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で人生を送ってしまうのです。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
自己犠牲を改善するポイントです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
自己犠牲する現状を変えるために不可欠なのです。
自己犠牲をしてしまうままだと、
自分自身も苦しいと思います。
家族に当たってしまうことも出てきたりと、
幸せな毎日が過ごせないのです。
自己犠牲をしてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。