9Jan
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今回は結婚生活とお金について取り上げます。
結婚生活を送っていく上で、お金を不安要素に挙げる人。
これは多いですよね。
子供が生まれた後のことを見据えての不安かもしれないし、
女性が家庭に入り旦那1人で
家庭を守っていけるのかということもあります。
いずれにしても、最低限のお金がなければ、
暮らしていくことにも困ります。
結婚後の方はもちろん、
結婚前に悩む方も多いです。
ですが、お金を不安に挙げたり、
実際にケンカの原因になったりしていたら、
今回の内容はよく読み返して欲しいと思います。
「別の問題がお金にすり替えられている」
実はお金って、実はあらゆる問題のすり替えに利用されやすいんです。
例えば、お金がないからと結婚を迷っている場合。
「なぜお金を理由にするのか?」
何度も何度も問いかけていくと、
心の奥底には、別の理由が眠っています。
・独身時代の自由な生活を失うのが怖い
・家族に結婚を反対されるのが怖い
・今よりも生活の水準が落ちる不安がある
人によって、心の奥底の声は違います。
ですが、結局それは「お金」の不安でなくなっているのです。
他にも、お金を理由にモノを買うことでケンカした夫婦。
この場合、背景にはこんなことがあるかもしれません。
・昇進できないイライラ
・無駄遣いをするパートナーへの性格に対する不満
・自分の好みじゃないことへの冷めた気持ち
そう、お金はすべての対立の理由にならないんです。
高級なお店でご飯を食べているのに、口論をしている夫婦がいます。
逆に、質素ながらも幸せそうに暮らしている家庭もあります。
お金の量=幸せではないんですよね。
幸せの形は、自分で決めることができるんです。
これは、子供時代にお金に困らなかった家庭で育った人ほど、
感覚的によくわかるんじゃないでしょうか?
小中高大と、何不自由なく学校に通えた。
お小遣いももらえたし、部活や習い事もある程度はさせてもらえた。
欲しいものはひと通り買ってもらえたし、
たまにぜいたくもしていた。
家族は仕事にも困ってなさそうだし、
そこそこ立派な家にも済んでる。
車も持ってるし、ペットもいるかもしれない。
だからといって、自分の人生が最高に満足かというと、
むしろどこかで「満たされない想い」があったかもしれません。
あるいは、実際に生活している両親も、
どこかで不安や不満をこぼしていたのではないでしょうか。
もちろん、中には十分幸せだったという人もいるでしょう。
ですが、私がここで伝えたいのは、
「お金と幸福度はイコールではない」ということです。
お金に対する不安は、
どんなにお金を稼いでもやってきます。
大事なのは、お金に関係なく、
幸せを感じられる関係性を作ることができるかです。
さて、何で今回、お金の話を取り上げたか・・・
ここまでの話をまとめるのですが、
お金に対する不安は、結局の所、人間関係に行き着きます。
夫婦、カップル間でわかり合えていなければいないほど、
お金に対する不安は増大します。
わかり合えたかどうかは、目には見えません。
もちろん、愛情だって目には見えません。
一方で、お金は目に見えるものです。
人間って、わからないものをわかる様にしたい欲求があるのか、
こうした目に見えないものを、
「目に見える何か」に置き換えて説明したいのでしょうね。
ただし、目に見える何かに置き換えたとしても、
それですべてが満たされるわけではありません。
今回の場合、夫婦・カップル間で深くつながり合うことこそ、
お金の不安を打ち消す一番効果的な方法なのです。
結局、人間関係の問題にたどり着くなら、
そこを解決しない限り、永遠にお金の不安はつきまといます。
結婚生活が始まっても、
収入の不安を抱き続けることになってしまうのです。
結婚生活の不安に収入を挙げている状況。
私の無料メール講座でより具体的に解説していますので、
合わせてメール講座でも学んでみてください。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございます!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。