23Mar
[最終更新日]2021/03/23
こんにちは、伊庭和高です。
「大人になっても怒られるのを怖がっている」
「怒られるのを怖がらずに生きたい」
この様に「怒られるのが怖い」という相談は、
お客様の多くから受けます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
怒られるのが怖いのを克服する方法をお伝えします。
目次
怒られるのが怖い原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
怒られるのが怖いと感じるのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば怒られるのを怖がることはありません。
たとえ実際に怒られたとしても、
必要以上に動揺することがなかったり、
自分の意見を伝えられる様になります。
自分に自信が持てないことで、
怒られるのを怖がってしまうのです。
幼少期に原因が?
そして自信のなさとは、
幼少期の経験で形成されるものです。
私たちは生まれた時は誰もが、
自信のある状態で振る舞えていました。
それが成長するにつれて、
自信が持てなくなり怒られるのを怖がる様になりました。
怒られるのを怖がる様になったのも、
幼少期の経験が影響を与えているのです。
また私たち人間にとって、
親との関係がすべての人間関係のスタートです。
親との関わりで自信のなさが形成され、
その後の人間関係に影響を与えています。
「親が怒りっぽい人だった」
「親の前では優等生を演じていた」
「スイッチが入ると止められない親だった」
たとえばこの様なケースの場合、
親に怒られるのを怖がる気持ちは生まれやすくなります。
怒られるのが怖い人の3つの心理背景
ここからは怒られるのが怖い時に、
どんな心理背景があるのかを見ていきます。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りの反応を気にしている
怒られるのが怖いということは、
相手の存在を前提にしていると言えます。
周りの反応を気にしているからこそ、
怒られるのが怖い気持ちが出てくるのです。
仕事でもプライベートでも、
相手ありきで行動してしまう人ほど、
怒られるのを怖がってしまいます。
そして周りの反応を気にしていることで、
自分の気持ちにも気づけなくなります。
何がしたいのかわからなくなってしまうのも、
怒られるのを怖がる人の特徴の1つです。
良い子を演じている
周りを気にして良い子を演じていると、
怒られるのを怖がる様になります。
「怒られる=悪い子」という構造が、
頭の中で生まれているのです。
もし相手に怒られてしまったら、
良い子でなくなってしまうと考え、
怒られない様に振る舞う様になります。
ですが良い子を演じているのも、
周りの目を気にしている前提があります。
良い子を演じるほど、
自分の気持ちを抑えて苦しむことになります。
失敗するのが怖い
「失敗したらどうしよう…」
「上手くいかなかったらどうしよう…」
怒られるのを怖がる人ほど、
失敗するのを怖れています。
「怒られる=失敗する」と考えていることもあります。
怒られるのを怖れるほど、
なかなか行動に移せなかったり、
無難な選択をしがちになります。
その場は失敗しないかもしれませんが、
同時に成功することもないので、
「何のために生きてるのか?」と悩むことも出て来ます。
怒られるのを怖がり続けるのは苦しい
怒られるのを怖がり続けていても、
幸せな人生は待っていません。
相手の反応を気にしてしまったり、
自分の気持ちを抑える様になります。
必要以上に気を使ったり、
窮屈感を抱くことも出て来ます。
怒られるのを怖がる原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
現状を変えていくことが大切です。
怒られるのが怖いのを克服する方法
ここからはぬいぐるみ心理学で、
怒られるのが怖いのを克服する方法を解説します。
2つの方法を解説しますが、
繰り返し実践することで克服できる様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
怒られるのが怖いと思っている人は、
自分の気持ちを声に出していません。
自分の気持ちを声に出さずに、
頭の中で不安や怖れを増大させているのです。
私たち人間の脳は頭で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
つまり頭の中で考えるほど、
怒られるのが怖い気持ちが強まってしまうのです。
どんな気持ちでも構わないので、
まずは自分の気持ちを声に出すことが大切です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
ぬいぐるみを意識して活用することで、
怒られるのが怖い気持ちは手放せます。
「どうしたいのか?」と問いかける
自分で自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分。
自分を主語にして問いかけるからこそ、
自分が望む行動を選択できます。
怒られるのが怖い人の多くが、
自分を主語にして問いかけられていません。
周りのことを先に考えてしまい、
「どうしたいのか?」と問いかけていないのです。
「どうしたいのか?」を問いかけることは、
怒られるのが怖いのを克服する上で不可欠です。
怒られるのを怖がり続けていても、
幸せな毎日は訪れません。
周りにどう思われるかを気にしたり、
息苦しさを感じながら生きることになります。
自信のなさと向き合いながら、
怒られるのが怖い状況を克服することで、
ストレスなく毎日を過ごせる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。