5Jul
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
「傷つきやすいのに悩んでいる」
こうした声は年齢や性別を問わず、
私の元に数多く寄せられます。
ネガティブな気持ちも増大しますし、
幸せな未来が待っていないのは確かです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
傷つきやすい性格を直す方法を解説します。
また同時に心理背景や原因についても、
詳しくお伝えします。
目次
傷つきやすいのを直す2つの方法
傷つきやすいのを直すには、
2つの方法を繰り返し実践することです。
順番に実践することで、
効果を実感できる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
傷つきやすい人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
傷つくことを恐れて行動できなくなります。
またショックなことがあると、
ネガティブに考えすぎ余計に傷ついてしまうのです。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分の気持ちを声に出すことが、
傷つきやすい自分を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
傷つきやすさに悩む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
「した方がいい」
「しなきゃいけない」
「するべきだ」
「してあげる」
「して欲しい」
この様に周りのことを先に考え、
「どうしたいのか?」と問いかけるのを忘れています。
また「どうしたいのか?」ではなく、
「どうしたらいいのか?」と考えています。
いつまで経っても答えが出ず、
余計に傷ついてしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
傷つきやすいのを克服する上で不可欠です。
傷つきやすい人の心理背景
次に傷つきやすい人の心理背景を解説します。
傷つきやすい人には、
大きく3つの特徴があります。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
自責思考が強い
自分で自分を責めることを、
心理学では自責思考と呼んでいます。
「なぜできないのか…」
「自分には無理ではないか…」
この様に自分を責め続けるのは、
自分を傷つける行為だと言えます。
自分が悪いとは必ずしも言えないのに、
何かあると自分を責める人もいます。
傷口を自ら広げてしまいますし、
良いことは何もありません。
頭の中で考えがち
先ほどもお伝えした様に、
頭の中で考えるほど人間はネガティブ思考になります。
私の著書『ストレスフリー人間関係』でも解説していますが、
一説では1日に考えることの9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
つまり頭の中で考えるほど、
ますます傷ついてしまいます。
あることないことを妄想して、
自分を苦しめてしまうのです。
周りの目を気にしている
「嫌われたらどうしよう」
「怒られたらどうしよう」
「見放されたらどうしよう」
この様に周りを気にしている人ほど、
傷つきやすいのです。
周りから悪く見られない様に、
良い子を演じたり我慢したりと、
普段から予防線を張っています。
それにも関わらず上手くいかないと、
「これだけ頑張ったのに…」と落ち込み、
余計に傷ついてしまうのです。
どれだけ周りのことを考えても、
相手の気持ちは相手にしかわかりません。
正解のわからない問題を解いている様なものなのです。
傷つきやすい原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
傷つきやすいと悩むのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば必要以上に傷つきません。
たとえ傷ついても気持ちを立て直せます。
ですが自分に自信がないと、
周りを気にしたり自責思考をしたりと、
傷口を自分で広げてしまいます。
つまり自信の有無が、
傷つきやすいかどうかの分かれ道です。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期にキッカケがある
そして私たちの自信のなさは、
幼少期の経験が影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張し、
自分らしく振る舞えていました。
ですが成長する中で自信のなさが生まれ、
傷つきやすい一面が出てしまったのです。
また私たちにとって親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親との関わりで自信のなさが形成されます。
「親の顔色を伺ってきた」
「親がキツい言葉をかけてきた」
「親も傷つきやすかった」
たとえばこうした場合は、
子供にも影響を与えてしまうのです。
まとめ
とはいえ冷静に考えれば、
生まれた時から傷つきやすい人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも傷つきやすいのは変えられます。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
傷つきやすい現状を改善できます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。