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言語化できないのが苦しい!心理背景と克服法を解説

[最終更新日]2024/04/09

こんにちは、伊庭和高です。

 

自分の気持ちを言語化できず、

苦しんでいる人は多いです。

 

上手くコミュニケーションが取れず、

相手の信頼を得られないこともあります。

 

誤解を生んでしまったり、

言いたいことが十分伝わらなかったり、

良いことは何もありません。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

言語化が苦手な心理背景と解決策をお伝えします。

 

上手く言語化できないのはなぜ?

 

上手く言語化できないのは、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

相手にどう思われるか気にしている

「変な風に捉えられたらどうしよう…」

「相手の反応が気になるな…」

「ツッコまれない様にしないと…」

 

この様に相手にどう思われるか気にすると、

言葉が出てこなくなります。

 

自分の気持ちよりも先に、

相手の反応が気になってしまうのです。

 

言いたいことを飲み込んだり、

オブラートに包んだりと、

本音が出てこなくなってしまいます。

 

失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしない様にしなければ…」

 

この様に失敗を恐れていると、

言語化できなくなります。

 

失敗を恐れるあまり、

自分の気持ちを言葉にできないのです。

 

確かに失敗を恐れ続ければ、

実際に行動に移さなかったり、

当たり障りない振る舞いをするでしょう。

 

失敗はしないかもしれませんが、

成功することもないのです。

 

その意味では失敗を恐れ続けるのが、

実は最大の失敗だと言えます。

 

頭の中で考え続けている

頭の中で考えがちな人ほど、

上手く言葉が出てこなくなります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる傾向があります。

 

一説では1日に考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

周りにどう思われるか気になったり、

失敗を恐れてしまうのも、

決まって頭の中で考えている時です。

 

頭の中で考えるほど、

言葉が上手く出てこなくなるのです。

 

言語化できない根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

言葉を言語化できず苦しんでいるのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば自然と言葉が出てきます。

 

周りの反応が気になったり、

失敗を恐れてしまうのも、

自信のない時に起こりがちなのです。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の経験も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張できていました。

 

ですが成長する中で自信が持てなくなり、

言語化もできなくなるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信が持てなくなり、

言語化が苦手になる人は多いです。

 

「親の顔色をうかがっていた」

「親に怒られることが多かった」

「親も言語化が苦手だった」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも悪影響が及ぶのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

異動や転職や引っ越しなど、

環境が変われば一時的に楽になるでしょう。

 

ですが環境が変わっても自分が変わらないと、

新たな環境でも言語化ができなくなるのです。

 

周りにどう思われるか気にしたり、

失敗するのを恐れたり、

頭の中で考えてしまう状況は、

環境を変えても繰り返されるのです。

 

その意味で言語化できず苦しい悩みは、

時間が解決してはくれません。

 

自信のなさと向き合いながら、

自分自身が変わることに意識を向けていきましょう。

 

言語化できない悩みを克服する方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

言語化できない悩みを克服する方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

現状を変えることができます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

先ほどもお伝えした様に、

言語化できず苦しんでいる人は、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

いきなり誰かに伝える必要はありません。

 

独り言で構いませんので、

頭に浮かんだことを声に出していきましょう。

 

声に出すほど思考が整理され、

気持ちがそのまま口から出る様になります。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

言語化が苦手な人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手の反応が気になったり、

失敗を怖がってしまいます。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっているのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

言語化できないのを改善するために不可欠です。

 

自分を主語に問いかけることで、

他人軸ではなく自分軸で生きれる様になります。

言語化が苦手な現状を放置していても、

良いことは何もありません。

 

疲れやストレスをため込み、

生きづらさを感じるかもしれませんし、

人間関係もギクシャクするでしょう。

 

言語化が苦手な根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。