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エゴサーチは辛くて後悔する!エゴサする人の末路とは?

[最終更新日]2024/04/16

こんにちは、伊庭和高です。

今回はエゴサーチについて取り上げます。

 

「自分自身のことをネットやSNSで調べること」

これがエゴサーチです。

 

著名人の方や企業が、

自身・自社のことを調べるのはもちろん、

一般の人がエゴサーチすることも普通にあります。

 

「エゴサ」と略されたりと、

多くの人が一度はエゴサした経験があるかもしれません。

 

エゴサーチをすることで、

自分自身の評判や印象を知ることができます。

 

確かにメリットもあるのでしょうが、

特に個人がエゴサーチをすることは、

デメリットの方が圧倒的に多いのです。

 

「エゴサーチをして心が辛い…」

「エゴサーチをする度に後悔する…」

 

著名人の方から相談が寄せられることもあれば、

一般の人もこうした悩みを抱えていることがあるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

エゴサーチをする人の心理背景を解説します。

 

エゴサーチが辛くて後悔する理由とは?

 

どうしてもやりたいなら別ですが、

基本的にエゴサーチをしても、

メリットはほとんどありません。

 

エゴサーチが辛い理由は、

これから紹介する2つです。

 

ネガティブな気持ちになる

エゴサーチをするほど、

ネガティブな言葉を目にします。

 

ネットやSNSは匿名でもできるので、

匿名な方が言葉は過激になります。

 

もちろん調べれば身元は判明しますが、

誰が言ってるかわからない状況だと、

つい言い過ぎてしまうのです。

 

また仕事や私生活での不満や怒りを、

ネットやSNSで発散させる人も意外といます。

 

その人の課題のとばっちりが、

ネガティブな言葉で自分に浴びせられることもあります。

 

こうしたネガティブな言葉を見るうちに、

自分までネガティブな気持ちになるのです。

 

ポジティブな意見が少ない

もちろん中にはポジティブな意見もありますが、

ネガティブな言葉に比べて圧倒的に少ないです。

 

ポジティブな意見を探すうちに、

ネガティブな意見を目にするので、

落ち込んだり悲しくなってしまうのです。

 

先ほどもお伝えした様に、

ネットやSNSは匿名でも利用できるので、

普段よりも過激な言葉が出てきやすいのです。

 

結果的にネガティブな意見が、

トゲの様に心へ刺さってしまいます。

 

エゴサーチをし続けた末路

 

エゴサーチをし続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

辛い気持ちや悲しい気持ち、

あるいは怒りの感情が湧き上がり、

心が動揺してしまいます。

 

エゴサーチをし続けると、

3つの未来が待っています。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

自分の気持ちがわからなくなる

エゴサーチをするほど、

自分の気持ちがわからなくなります。

 

多くの意見を目にするうちに、

何がやりたいかわからなくなったり、

自分の気持ちを我慢してしまうのです。

 

「この方向性でいいのだろうか…」

「周りに受け入れられるだろうか…」

 

この様に周りを気にするほど、

自信がなくなり自分軸がブレてしまいます。

 

あるいは周りが求めている姿を演じるうちに、

個性がなくなってしまうこともあります。

 

ネットやSNSに依存する

エゴサーチをするほど、

ネットやSNSが手放せなくなります。

 

気づけばスマホやパソコンばかり見たりと、

ネットやSNSに依存してしまうのです。

 

私の著書でも紹介していますが、

不安な時にネットやSNSを見ると、

さらに不安が増大するという研究結果が出ています。

 

ネットやSNSを見れば見るほど不安は増大し、

ますます苦しくなるのです。

 

立ち直れなくなる

そしてエゴサーチをして悩みが深まり、

メンタル的な不調も引き起こすこともあります。

 

何事にもやる気が起きなくなったり、

精神的な不調でダウンしてしまうかもしれません。

 

ネガティブな言葉を浴び続ければ、

当然ながら心身ともにダメージが蓄積します。

 

立ち直れなくなったことで、

仕事や私生活にも影響が出てしまうのです。

 

エゴサーチをやめるには?

ここまでお伝えした様に、

エゴサーチを続けても幸せな未来は待っていません。

 

もちろんエゴサーチしたいなら別ですが、

エゴサーチをすることで悩み苦しんでいるなら、

できる限り早く現状を改善する必要があります。

 

ネットやSNSとの付き合い方を考え、

自分で自分の心を安定させていきましょう。

 

エゴサーチをやめる方法は、

こちらの記事で詳しく解説しています。

合わせて読んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。