23Apr
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は「人前で緊張しない方法」
これについて取り上げます。
私は過去に高校で世界史を教えていました。
数十人規模の前で授業をする。
当然ながら緊張します。
また、現在はぬいぐるみ心理学を提供していますが、
初対面の人と会う時に緊張しない人なんていませんよね。
誰もが緊張する。
緊張とどう付き合っていくか、
自分なりの方法を確立すれば良いんです。
緊張しない人なんていない
そもそも緊張しない人なんていません。
もし緊張していなければ、
それだけその機会に心が入っていないということです。
発表でも就活でも何でもそう。
緊張するということは、
それだけ自分が真剣に向き合っているから。
これをまず、知って下さい。
そして私がお伝えする方法は、
緊張を避けることもしませんし、
緊張を一切感じなくなるわけでもありません。
むしろ「緊張している自分を知る」
「緊張を感じ切ってしまう」ことで、
緊張しなくなる方法です。
「泣きたいだけ泣けば、前に進める」
こんな言葉がありますが、緊張も本質では同じです。
すべて感じ尽くしてしまうからこそ、
スッキリして次に進めるわけです。
人前で緊張しない方法
それは「すべて吐き出すこと」です。
今感じていること。
これをすべて、「言葉にして」吐き出して下さい。
「今、緊張してるな」
「久しぶりの発表の機会だからかな」
「この面接で内定が出るか決まるからな」
何でも良いです。
ポジティブネガティブ一切関係なく、
感じていることをそのまま吐き出すことです。
緊張する原因はもちろん、
私達が不安を感じる原因は、
「今、何を感じているか」がわからないからです。
頭の中でモヤモヤ考えていること。
これだけでは「今、何を感じているか」はわかりません。
人は実際に言葉にすることで、
何を考えているのかを言語として認識します。
頭の中で考えているだけでは、
空想・あるいは妄想と言った様に、
脳は事実として認識してくれないのです。
以前の記事でも紹介しましたが、
言葉に吐き出す方法は昔から、
日本でも取り入れられて来ました。
今もお坊さんが煩悩に悩んだ時に、
声に出しながら認識しているほどです。
とにかく、声に出して下さい。
これを意識して実践するだけで、
あなたの想像以上に緊張が消え去っていきます。
「今、緊張してるんだな」
「それだけ真剣に向き合ってるんだな」
こうした気づきも声に出すことで、自然と生まれます。
変に納得させようともせず、
自分が感じたい様に感じることができます。
PS
とはいえ、いきなり声に出すのは怖い。
あるいは周りの目が気になってしまう人もいるでしょう。
そんな時はノートに書き出すことで、
吐き出すことを意識してみてください。
私も最初は周りの目が気になってしまい、
ノートに吐き出すことから始めました。
一人の時や家にいる時にと徐々に声に出し、
今では人目を気にせずぼそぼそつぶやいています。
まずは実践を始めるのが大事なんですよね。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。