23Apr
[記事公開日]2016/04/23
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は「人前で緊張しない方法」
これについて取り上げます。
私は過去に高校で世界史を教えていました。
数十人規模の前で授業をする。
当然ながら緊張します。
また、現在はぬいぐるみ心理学を提供していますが、
初対面の人と会う時に緊張しない人なんていませんよね。
誰もが緊張する。
緊張とどう付き合っていくか、
自分なりの方法を確立すれば良いんです。

緊張しない人なんていない
そもそも緊張しない人なんていません。
もし緊張していなければ、
それだけその機会に心が入っていないということです。
発表でも就活でも何でもそう。
緊張するということは、
それだけ自分が真剣に向き合っているから。
これをまず、知って下さい。
そして私がお伝えする方法は、
緊張を避けることもしませんし、
緊張を一切感じなくなるわけでもありません。
むしろ「緊張している自分を知る」
「緊張を感じ切ってしまう」ことで、
緊張しなくなる方法です。
「泣きたいだけ泣けば、前に進める」
こんな言葉がありますが、緊張も本質では同じです。
すべて感じ尽くしてしまうからこそ、
スッキリして次に進めるわけです。
人前で緊張しない方法
それは「すべて吐き出すこと」です。
今感じていること。
これをすべて、「言葉にして」吐き出して下さい。
「今、緊張してるな」
「久しぶりの発表の機会だからかな」
「この面接で内定が出るか決まるからな」
何でも良いです。
ポジティブネガティブ一切関係なく、
感じていることをそのまま吐き出すことです。
緊張する原因はもちろん、
私達が不安を感じる原因は、
「今、何を感じているか」がわからないからです。
頭の中でモヤモヤ考えていること。
これだけでは「今、何を感じているか」はわかりません。
人は実際に言葉にすることで、
何を考えているのかを言語として認識します。
頭の中で考えているだけでは、
空想・あるいは妄想と言った様に、
脳は事実として認識してくれないのです。
以前の記事でも紹介しましたが、
言葉に吐き出す方法は昔から、
日本でも取り入れられて来ました。
今もお坊さんが煩悩に悩んだ時に、
声に出しながら認識しているほどです。
とにかく、声に出して下さい。
これを意識して実践するだけで、
あなたの想像以上に緊張が消え去っていきます。
「今、緊張してるんだな」
「それだけ真剣に向き合ってるんだな」
こうした気づきも声に出すことで、自然と生まれます。
変に納得させようともせず、
自分が感じたい様に感じることができます。
PS
とはいえ、いきなり声に出すのは怖い。
あるいは周りの目が気になってしまう人もいるでしょう。
そんな時はノートに書き出すことで、
吐き出すことを意識してみてください。
私も最初は周りの目が気になってしまい、
ノートに吐き出すことから始めました。
一人の時や家にいる時にと徐々に声に出し、
今では人目を気にせずぼそぼそつぶやいています。
まずは実践を始めるのが大事なんですよね。