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ぬいぐるみに依存する大人の心理を暴く!

[最終更新日]2023/03/14

こんにちは、伊庭和高です。

 

「ぬいぐるみに依存してしまう…」

「ぬいぐるみがないと不安で…」

 

年齢や性別を問わず大人の方から、

こうした相談はよく寄せられます。

 

私はぬいぐるみ心理学を開発し、

5000名以上のお客様に届けて来ました。

 

ぬいぐるみに依存したままだと、

仕事や人間関係で悩みが発生するのです。

 

今回は独自の視点で、

ぬいぐるみに依存する大人の心理背景を解説します。

 

その上でどうすれば、

ぬいぐるみに依存しなくなるのかも解説します。

 

心理学における「ぬいぐるみの役割」

ぬいぐるみに依存する心理背景を知る上で、

まずは心理学におけるぬいぐるみの役割をお伝えします。

 

著書『ストレスフリー人間関係』でも解説していますが、

ぬいぐるみは心理学の分野において、

無条件の安心感を与えてくれる存在です。

 

私たち人間は赤ちゃんの頃、

お母さんの次に愛着を示す対象がぬいぐるみでした。

 

つまりお母さんの様な安心感を、

無意識に感じるのです。

※これを心理学では移行対象と呼びます

 

そしてこれは赤ちゃんだけでなく、

大人にも見られる傾向です。

 

ぬいぐるみと触れるほど、

ホッとしたり癒された感覚が生まれるのです。

 

ぬいぐるみは全てを受け止めてくれる存在

ぬいぐるみは持ち主を否定せず、

そのままの気持ちを受け止めてくれる存在です。

 

仕事や私生活で嫌なことがあっても、

何も言わず受け止めてくれるのです。

 

歴史を振り返ると、

ぬいぐるみは魂を持った存在だと考えられて来ました。

 

実際に生きていないのですが、

生きているかの様に見立てられていたのです。

 

そのため私たちも無意識のうちに、

ぬいぐるみの前では素の自分をさらけ出してしまいます。

 

ぬいぐるみに依存するのはなぜ?

ここまでが心理学の視点から見た、

ぬいぐるみの役割です。

 

無条件の安心感を与えてくれるので、

一見すると良いことばかりです。

 

ただし依存した状態は危険です。

 

ぬいぐるみに依存したままだと、

日常で様々な問題が発生します。

 

ぬいぐるみに依存してしまうのは、

3つの心理背景があります。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

普段から安心感を得られていない

ぬいぐるみは無条件の安心感を与えてくれます。

 

ぬいぐるみに依存するのは、

普段から安心感を得られていないからです。

 

不安をよく感じていたりと、

安心感を感じにくい状況の場合、

ぬいぐるみに依存してしまうのです。

 

ぬいぐるみに触れている間は、

不安も軽減し安心感を得られます。

 

ネガティブ思考に悩まされる時ほど、

ぬいぐるみを求めがちなのです。

 

周りの目を気にしている

「嫌われたらどうしよう…」

「変に思われたらどうしよう…」

「上手く伝えられないとどうしよう…」

 

この様に周りの目を気にするほど、

人間関係に悩む様になります。

 

不安や恐れなど、

ネガティブな気持ちも抱きやすくなるのです。

 

人間関係のストレスを抱え、

ぬいぐるみに癒してもらっている状態です。

 

特に気を使い過ぎていたり、

素の自分を出せていない場合は、

ぬいぐるみに走ってしまいます。

 

どんな自分であっても、

ぬいぐるみは受け止めてくれます。

 

人間関係で悩んでいる気持ちも、

ぬいぐるみが現実逃避させてくれるのです。

 

寂しがり

実は寂しがり屋な人ほど、

ぬいぐるみに依存しがちです。

 

寂しさを埋めるために、

ぬいぐるみに依存しているのです。

 

ぬいぐるみと触れ合っている瞬間は、

一時的に寂しさをまぎらわすことができます。

 

急に寂しさに襲われたりすれば、

ぬいぐるみに走ってしまうのです。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

寂しがり屋度を診断する心理テストも作りました。

 

こちらも合わせてやってみてください。

 

悩みの原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

ぬいぐるみに依存してしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればぬいぐるみに依存しません。

 

ぬいぐるみが無くても、

安心感を感じながら過ごせています。

 

周りの目を気にしたり、

寂しさや不安に襲われてしまうのも、

自信が持てない時なのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の記憶も影響

また私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶が影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張できていました。

 

ですが成長するにつれて、

自分に自信が持てなくなるのです。

 

そして私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信が持てなくなり、

ぬいぐるみに依存する様になります。

 

特に親とは本来、

無条件に安心感を与えてくれる存在です。

 

親との関係に悩んでいたり、

ショックなことがあった場合は、

ぬいぐるみに安心感を求めがちなのです。

 

「親が否定ばかりしてきた」

「親の顔色を伺っていた」

「親がかまってくれなかった」

「親もぬいぐるみに依存していた」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも悪影響が及ぶのです。

 

ぬいぐるみに依存しても悩みは解決しない

確かにぬいぐるみに触れれば、

その瞬間は心が満たされるでしょう。

 

ですがぬいぐるみに触れても、

日常の悩みは解決しません。

 

仕事の人間関係で悩んでいたり、

恋愛で上手くいかない状況は、

ぬいぐるみに触れても解決しないのです。

 

ぬいぐるみに触れるのは、

栄養ドリンクを飲んでいる様なもの。

 

その瞬間は元気になれても、

栄養ドリンクを飲む原因に対処できていません。

 

徹夜続きだったり、

仕事を断れなかったりと、

悩みの原因に向き合えていないので、

栄養ドリンクを飲む状況が続くのです。

 

ぬいぐるみに依存したままだと、

本当に望む毎日は送れないのです。

 

お客様の事例を紹介

ぬいぐるみに依存的に関わった結果、

悩みが限界を迎えたお客様がいます。

 

彼女は仕事の人間関係で悩んでおり、

上司との関係にストレスを抱えていました。

 

キツい口調で指示をされることも多く、

上司の顔色を伺って仕事をする様になりました。

 

帰宅後は気疲れで何もする気が起きず、

そのままベッドに倒れ込むこともあったのです。

 

そして限界を迎えたある日、

彼女は体調を崩してしまいました。

 

2週間近くも体調を崩し、

結果的には会社を辞めることになったのです。

仕事の苦しい日々を癒してくれたのがぬいぐるみ。

 

ですがぬいぐるみと関わるだけでは、

悩みが解決しないのもまた事実。

 

ぬいぐるみに依存する状況は、

悩みを自分の中で抱え込んでいる可能性が高いです。

 

ぬいぐるみと関わるだけで終わらずに、

悩みと向き合い悩みを解決するための方法を、

ぬいぐるみ心理学ではお伝えしています。

 

実際に彼女に対しても、

悩みが解決する方法を伝え、

実践をサポートをしました。

 

ぬいぐるみに依存するのを克服する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

ぬいぐるみに依存するのを克服する方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

ぬいぐるみに依存しなくなります。

 

日常の悩みが解決へと向かい、

今よりも幸せな毎日が送れます。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

ぬいぐるみに依存する人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

周りの目が気になります。

 

不安や寂しさなど、

ネガティブな気持ちが増大するのです。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

自分を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

正しい方法でぬいぐるみを使うことで、

自分の気持ちを声に出しやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

ぬいぐるみに依存する人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

「させたい」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手の顔色を伺ったり、

自分の気持ちを抑えたりと、

自分を主語に問いかけていません。

 

結果として人目を気にしたり、

ストレスを抱え込んでしまいます。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

悩みを解決する上で不可欠です。

「大人になってぬいぐるみに依存している」

 

この状態を放置するのは危険です。

 

仕事やプライベートで、

何かしら悩みを抱えている状態です。

 

ぬいぐるみに依存すれば、

一時的に気持ちは楽になります。

 

ですが悩みの原因が解決していないので、

再び悩みを繰り返してしまうのです。

 

悩みの根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

今から現状は変えられます。

 

ぬいぐるみに依存せず、

自分で自分を大切にできる様になります。

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。