7Apr
[最終更新日]2022/07/11
こんにちは、伊庭和高です。
本日は「自尊心」について取り上げます。
「自分を大切にする気持ちのこと」
「自分を高く評価しようとすること」
これが自尊心の意味です。
「自尊心が傷ついてしまった」
「一体どうすれば良いのかわからない」
こうした声が届くこともありますが、
自尊心が傷つくと日常生活にさまざまな影響が出ます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自尊心が傷つくとどうなるのかを解説します。
合わせて自尊心を高める方法も、
独自の視点でまとめていきます。
目次
自尊心が傷つくとどうなるのか?
自尊人が傷つくと、
自分で自分を大切に思えなくなります。
やりたいことがあっても、
周りの目を気にしたり失敗を恐れてしまい、
実際の行動へ移せなくなってしまいます。
自分を認めることができなくなり、
自己肯定感も低くなってしまいます。
ネガティブな気持ちも充満し、
生きづらさを感じやすくなるのです。
この様に自尊心が傷つくと、
良いことは何もないのです。
日常生活にも影響が
たとえば仕事の場面であれば、
自己評価が低くなってしまうので、
周りからも評価されなくなりがちです。
仕事で不満に思うことがあっても、
「どうせ私なんて…」と思い込み、
我慢を続けてしまうこともあります。
あるいは恋愛に当てはめれば、
相手の言いなりになってしまったり、
相手に合わせてばかりになります。
自分の気持ちを大切にできず、
一緒にいるのにストレスをため込んでしまいます。
自尊心が傷ついた状態では、
日常生活でも悪影響が及んでしまうのです。
自尊心が傷つきやすい瞬間
自尊心が傷ついてしまう瞬間は、
いくつかの共通点があります。
たとえば周りの目を気にしていると、
自尊心は傷つきやすいです。
自分の気持ちを我慢してでも、
周りに合わせて振る舞うことも増えてきます。
そんな状況では自分を大切にできず、
自己肯定感も高まりません。
あるいは周りから認めて欲しいと思う時ほど、
自尊心も傷つきやすいです。
褒めてもらったり評価されるために、
自分を犠牲にしてでも行動するわけです。
ですが周りに認めてもらえなければ、
自分を高く評価することもできないので、
自尊心は傷ついてしまいます。
あるいは失敗した時に、
自尊心が傷つくことがあります。
自分はダメだと責めてしまったり、
自分で自分を認めてあげられなくなるのです。
幼少期の記憶も影響を与える
また幼少期の記憶によって、
自尊心が傷ついてしまうこともあります。
生まれた時から自尊心が傷ついている人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
ですが成長するにつれて、
自尊心が傷つく出来事が発生する様になるのです。
そして自尊心が傷つくキッカケが、
親との関係にあることも多いです。
「親に大切にされなかった」
「親のひと言で傷ついた」
「親にダメ出しをされていた」
「親の顔色を伺っていた」
たとえばこうした場合だと、
子供の自尊心が傷つきやすいのです。
親とは毎日の様に顔を合わせるので、
傷ついた自尊心を回復させることもできません。
自尊心が傷ついたまま大人になり、
親元を離れても影響を与えてしまうのです。
自尊心が傷ついたままな原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
自尊心が傷ついたままなのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば傷ついた状態から立て直すことができます。
ですが自分に自信がないからこそ、
一度傷ついた自尊心を立て直せないのです。
周りにどう思われるかを気にしたり、
自己肯定感が低いままになったりと、
長い目で見ても良いことはないのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
傷ついた自尊心を回復する3つの方法
ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、
傷ついた自尊心の回復法をお伝えします。
3つのステップになっており、
順番に実践することで変化を実感できます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初のステップは、
自分で自分の気持ちを声に出すことです。
自尊心が傷ついたままの人ほど、
自分の気持ちを声に出せていません。
声に出さず頭の中で考え続けているのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大すると言われています。
つまり頭の中で考えるほど、
ネガティブな気持ちが増大してしまうのです。
傷ついた気持ちに引きずられ、
いつまでも前を向けなくなってしまうのです。
どんな気持ちでも構わないので、
まずは自分の気持ちを声に出すことが、
傷ついた自尊心を立て直す第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみと意識して関わるのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
ぬいぐるみと意識して関わることは、
傷ついた気持ちを回復する上で役立ちます。
「本当はどうしたかったのか?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出したら、
「本当はどうしたかったのか?」と自分に問いかけます。
自尊心が傷ついたのは、
過去の出来事が影響しています。
過去のネガティブな感情を受け止める上でも、
「本当はどうしたかったのか?」という問いかけが大事です。
過去の出来事は変えられませんが、
過去から引きずっている感情を手放すことはできます。
「どうしたかったのか?」と問いかけ、
抑え込んできた気持ちを1つずつ受け止めていきます。
「これからどうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップは、
「これからどうしたいのか?」と問いかけることです。
「本当はどうしたかったのか?」と問いかけ、
過去からの気持ちを1つずつ受け止められたら、
これから先の未来に意識を向けます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分を主語にして問いかけることで、
自分が本当に望む選択ができます。
自尊心が傷ついたままの人ほど、
「どうしたいのか?」と問いかけていません。
自分よりも先に周りのことを気にして、
自分の気持ちを抑え込んでしまうのです。
あるいは過去のことばかりにとらわれ、
未来のことを考えられていないのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
自尊心を立て直すためには不可欠です。
自尊心が傷ついたままだと、
幸せな人生を送れないことは確かです。
ネガティブな気持ちが増大し、
自分がやりたいことも行動に移せないのです。
人間関係でも悩みが生まれるので、
ストレスを感じやすくなってしまいます。
自信のなさと向き合いながら、
3ステップを繰り返し実践することで、
傷ついた自尊心を回復することはできます。
自分で自分を大切にしながら、
本当に望む選択ができる様になり始めます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説していますので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。