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空白恐怖症の2つの治し方とは?3つの特徴を独自に解説

[最終更新日]2024/11/05

こんにちは、伊庭和高です。

 

空白恐怖症に悩んでいる人は、

年齢や性別を問わず多いです。

 

空白の時間を過ごすのが怖く、

あれこれ予定を埋めてしまうのです。

 

「スケジュールが空いているのが嫌だ」

「予定が決まっていないと落ち着かない」

 

こうした心理背景があるのです。

 

ですが空白「恐怖症」と呼ばれる様に、

常に恐怖心に襲われるので精神的に良くないです。

 

心身ともに疲れてしまったり、

望まない予定を入れてしまうこともあります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

空白恐怖症の原因と治し方を解説します。

 

空白恐怖症の心理背景

 

空白恐怖症の人の心理背景について、

まず最初に解説していきます。

 

2つの心理背景を紹介しますが、

どちらか1つに該当することもあれば、

両方に当てはまることもあります。

 

一人でいるよりマシだから

これまで数多くのお客様と関わって来ましたが、

その中でもほとんどの方から聞かれた声です。

 

一人でいるよりも何かしていた方がマシだから、

無理にでも空白を埋めようとするのです。

 

ここで注目して欲しいのが、

「一人でいるよりはマシだから」という表現。

 

「一人でいるよりはマシだから」という状態は、

決して「やりたくてやっている」わけではありません。

 

入れたくて予定を入れているわけでも、

会いたくて人と会っているわけでもないのです。

 

これは恋愛にたとえるとわかりやすいです。

 

「好きじゃないけど一人よりはマシだから付き合っている」

 

これは決して一緒にいたいわけではなく、

一人でいるよりもマシだからという理由で付き合っている状態です。

 

「一人でいるよりもマシだから」ということは、

一人の時間を過ごすことが耐えられないわけです。

 

何かしていないと不安だから

何かをしてないと不安だから、

空白を埋めてしまうこともあります。

 

何もしていなかったり一人でいると、

言葉にできない不安や寂しさや襲ってくるのです。

 

「予定がないと不安」

「スケジュールが埋まってないと不安」

「予定がないと寂しい」

 

過去のお客様と関わる中でも、

こうした言葉を聞くことは多かったです。

 

予定を詰め込むことで、

不安や寂しさを感じない様にしている状態です。

 

・予定詰め込み症候群

・隙間不安シンドローム

 

こうした言葉も生まれているほど、

このケースはよく見られるのです。

 

欠乏感から行動している

ここまでの話をまとめると、

欠乏感から空白を埋めていると言えます。

 

不安や寂しさを感じない様にと、

予定を次々に入れてしまうのです。

 

マイナスの状態にならないために、

空白を埋める心理背景があるのです。

 

ただし空白をどれだけ埋めても、

その根底には欠乏感があるので、

常に満たされない気持ちを抱いてしまいます。

 

欠乏感から空白を埋めても、

自分が満たされることはありません。

 

「空白を埋めたい」のではなく、

「空白を埋めなきゃ」と感じている状態です。

 

何かに追われている様に感じてしまうこともあり、

決して健全な状態とは言えないのです。

 

自信のなさが背景にあります

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだと解説しています。

 

空白を埋めてしまうのも、

根本原因は自分の自信のなさです。

 

自分に自信が持てていないから、

一人の時間が耐えられなくなったり、

不安や寂しさに襲われてしまいます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳しくは無料メール講座でも解説しているのですが、

自信が持てる様になれば、

空白を埋めることもなくなるのです。

 

「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」

 

代表例を3つ紹介します。

 

自分で自分を満たせていない

最初に取り上げる自信のなさは、

「自分で自分を満たせていないから」です。

 

自分で自分を満たすことができないので、

空白を埋めることで誰かや何かに満たしてもらおうとしているのです。

 

・一緒にいる時は満たされる

・ランチをしている瞬間は満たされる

・電話やLINEをしている瞬間は満たされる

・愚痴を聞いてもらっている時は満たされる

 

自分が満たされるかどうかが、

誰かの行動次第になっている状態です。

 

寂しさや不安に襲われている

次に考えられる自信のなさが、

寂しさや不安に耐えられないことです。

 

空白を埋めることで、

一時的に寂しさや不安をまぎらわせることができます。

 

ですが予定が終わった瞬間に、

寂しさや不安がやってきます。

 

欠乏感を埋めようとしても、

常に欠乏感を感じ続けることになり、

根本的には苦しいままなのです。

 

現実逃避

そして3つ目に考えられるのが現実逃避。

 

仕事やプライベート等、

本当は向き合うことがあるはずなのに、

空白を埋めることで現実逃避をしているのです。

 

一時的な気晴らしにはなるでしょうが、

向き合う課題が解決したわけではありません。

 

同じ課題を繰り返してしまいますし、

良いことは何1つないのです。

 

空白症候群の治し方

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

空白症候群の治し方を解説します。

 

2つの方法を実践することで、

空白を埋めることがなくなります。

 

自分で自分を満たしながら。

穏やかな気持ちで毎日を過ごせる様になるのです。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

空白を埋めがちな人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど、

不安や寂しさに悩まされたり、

自分で自分を満たせなくなります。

ここでポイントになるのが、

「まず自分で声に出すこと」

 

友達や同僚やパートナーなど周りの人に、

いきなり気持ちを吐き出さないでください。

 

自分の気持ちを吐き出せば、

確かにスッキリするでしょうが、

相手は良い気分になりません。

 

「また同じ悩みを聞かされている…」

「自分で何とかしてよ…」

 

最初は親身になってくれても、

何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、

関係が悪化する可能性があるのです。

 

独り言で構いません。

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

空白症候群を克服する第一歩なのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

空白を埋めがちな人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちがわからなくなったり、

誰かに心を満たしてもらおうと考えてしまいます。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸の人生を歩んでしまうのです。

 

語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、

自分で自分を満たす秘訣です。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

空白症候群を抜け出すために不可欠なのです。

空白を埋めるだけでは、

幸せな毎日は送れません。

 

一時的に気を紛らわせることができても、

自分の心が満たされることはありません。

 

常に物足りなさを感じるでしょうし、

気づけば空白を埋め続けて心身ともに疲れてしまうのです。

 

空白を埋めてしまう根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。