25Feb
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
以前、30代女性に注目して、
「付き合い始めの不安」について記事を書きました。
実はあの記事に対しては結構反響があって、
その後に個別に相談をさせていただいたりもしました。
また同時に、30代以外の方からも、
「付き合い始めの不安について、解消する方法が知りたい」、
といった声をいただきました。
そこで今回は、付き合い始めの不安定な気持ちの原因を、
ぬいぐるみ心理学の視点から解説します。
同時に、不安定な時期を一気に乗り越える方法についてもお伝えします。
なぜ付き合い始めは不安定?
この質問をすると、多くの人から、
「相手のことがよくわからないから」
という答えが返ってきます。
だからこそ、メールや電話、デートにいたるまで、
どこかよそよそしい感じが出てしまうのでしょう。
ただし、多くの人はここで終わっています。
「なぜ相手のことがよくわからないのか」
これを突き詰めることが大切です。
よく考えてみて下さい。
あなたはよくわからない相手のことを好きになったんですか?
…決してそんなことはないですよね(笑)
「顔がタイプ」という場合はそうかもしれませんが、
まあ性格の良し悪しも見ていますよね。
ということは、「相手のことをよく知らない」というのは、
理由になっている様に見えてなっていないんです。
じゃあなぜ、相手のことをよく知らないと感じてしまうのか。
それは付き合うまでにお互いが仮面をかぶっていたから。
良い自分を演じていたからです。
でも、付き合い始めると、それでは不安になります。
自分が本音をさらけだしていなかったからこそ、
相手の本音もわからないのです。
よくメールの返信が来ないことを不安に思う人がいますが、
それは今までお互いが良い自分を演じていたからです。
付き合ったということは少なくとも、
お互いのことを好きでいるということは共通しています。
だからこそ、すぐに返信しなくても、
相手は自分を信頼してくれると考えるのが自然でしょう。
実際、付き合って長いカップルや結婚した夫婦は、
こうした信頼関係で結ばれています。
相手のことをどこまで信頼できているか。
これはあなたが相手にどこまで素の自分をさらけ出してきたかに比例します。
では最後に、こうした不安定な時期を一気に乗り越える方法をお伝えします。
…といっても、もう既にキーワードは伝えています。
それは「本音」と「信頼」です。
できる限り素の自分を出して相手と関わっていくこと。
相手が自分を好きでいてくれることを信頼すること。
これらを意識して下さい。
裏を返せば、この2つができていなければ、
いつまでたっても不安定感を抱き続けることになります。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。