14Jan
[最終更新日]2025/01/14
こんにちは、伊庭和高です。
仕事でもプライベートでも、
板挟みにあって悩んでいる人がいます。
板挟みは精神的にも疲れますし、
人間関係で悩む状況が続きます。
「優しい人は板挟みにあいやすいのか?」
こうした相談も定期的に寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学において、
板挟みに悩む人の心理背景や原因と解決策をお伝えします。
目次
板挟みに悩む人の心理背景
板挟みに悩む人には2つの心理背景があります。
どちらか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
相手にどう思われるか気にしている
「あの人にどう思われるのだろうか…」
「気を悪くしてしまわないか…」
「火に油を注ぐかもしれない…」
この様に相手にどう思われるかを気にすると、
板挟みにあいやすくなります。
相手の反応や評価を気にして、
自分を抑えて関わってしまうのです。
言いたいことを我慢したり、
無理して相手に合わせることもあります。
その結果として板挟みにあってしまうのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
自分で決断できない
何事も自分で決断できないと、
その場の流れに飲み込まれ板挟みにあいます。
誰かに決断してもらうのを待っていたり、
誰かの意見に同調しがちな人ほど、
自分で決断できない傾向があります。
また間違えや失敗を怖がる人も、
自分で決断できません。
誰かに決めてもらった方が楽ですが、
こうして板挟みにあうリスクが常にあるのです。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
板挟みで悩んでしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば板挟みに悩みません。
自分の意見を堂々と言えたり、
断りたい場面で断れたりと、
周りを気にせず行動できています。
その一方で自分に自信が持てないと、
相手にどう思われるかを気にしたり、
自分で決断できなくなるので、
結果的に板挟みが発生しやすくなります。
板挟みに悩むのは優しいわけではない
「板挟みにあうのは優しい人だ」
こうした意見も時おり目にしますが、
決してそんなことはありません。
優しいのではなく自信がないのです。
優しい人でも自信があれば、
板挟みに悩まず振る舞えます。
自分の意見を伝えながら堂々と関われるのです。
自信のなさと向き合わずにいれば、
この先も板挟みで悩む状況は繰り返されます。
現状を変えるために、今から行動を始める必要があるのです。
板挟みに悩む現状を解決する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
板挟みに悩む現状を解決する方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
板挟みで悩むこともなくなっていきます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
板挟みに悩む人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
相手にどう思われるかが気になったり、
自分で決断できなくなってしまいます。
自信のなさに飲み込まれてしまうのは、
決まって頭の中で考えている時なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
板挟みに悩む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に周りのことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
周りのことを先に考えている状態です。
誰かと誰かの板挟みに悩むわけで、
自分を主語にして問いかけられていないのです。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちな人も、
板挟みにあう傾向があります。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求め続けているので、
いつまでも自分で決断できません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
他人軸ではなく自分軸で問いかけているので、
板挟みに悩まずに過ごせます。
板挟みに悩む状況を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
ストレスがたまるだけですし、
仕事でも私生活でも上手くいかなくなります。
板挟みで悩む状況は、
すぐにでも改善する必要があります。
板挟みに悩む原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法を実践することで、
現状を今すぐ変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。